お盆2.0?
こんにちは、エンジニア部です。
夏季休暇は実家へ帰省していました。
秋田駅前のお堀には蓮の花が咲いていました。
私の実家は秋田駅から更に下った、小さな町です。
田舎らしく、子供の頃からお盆はしっかりとやります。
無縁仏へのお供えである「水の子」は
刻んだナスやキュウリ等を賽の目に切り、蓮の葉の上に持ったもの。
手間のかかるお供えです。
そんな中、八十歳を超える祖母は今年「仏様ももっといいもの食べたいべ」と
まさかの「水の子」廃止を宣言。
しかもそれは「お向かいの奥さんと話し合って決めた」と合議制で決まっていたのでした。
ご供養について自分の家だけ簡略化するのはちょっと気が引ける……なんとなく分かる話ですが
ご先祖様が「今年から変わったんだ」「あ、そっちの家も?」と話しているのを思い浮かべると笑いが込み上げてくるようです。
そして、高齢化で文化の担い手が減る中、慣習を見直すというのは少しだけ切ない反面、とても合理的な話です。
昔から続いてきたものでも、状況に合わせて形を変えていく必要があるんだなと感じました。
仕事においても「ずっとこうだから」ではなく、柔軟にアップデートする姿勢が大事ですね。
エンジニア部でした。