設計事務所さんとのWEB制作事例
直近の事例が公開されました。
ディレクタは清水、エンジニアは立柳による設計事務所さんのWEBサイトになります。
制作のディテールについては清水が下記で解説してくれています。
有限会社住環境研究所様のWEB制作
このところ設計事務所さんとの制作事例が増えています。
特にこれまで力を入れているのが、休眠していたWEBサイトの再生案件か
新規の集客・ブランディング切り口の制作になります。
どちらの場合も、ゼロベースから構築する場合が多く
新しいコンテンツ・見せ方を設計事務所さんと議論の上作成してゆきます。
設計事務所さんのWEBサイトは装飾が少ないベーシックで使いやすい器に仕上げる事が多いです。
そこに何らかの設計事務所さんの作風や社風を醸し出すデザイン要素を入れてゆきます。
基本的なコンテンツとしてよくあるのは
①設計業務のご案内
・・・対応している仕事内容や、設計料やFAQ等がメインコンテンツです。プラン提案料や構造設計について、監理業務のスタンス等もコンテンツに入る場合が有ります。
②建築事例
③進行案件ブログ
④スタッフ紹介
⑤代表ブログ、日記
等が上げられます。
制作の一番ポイントは「建築事例」の一つ一つの写真
制作のポイントは「建築事例」の一つ一つの写真の見せ方です。
設計事務所さんへの依頼のケースとして
「建築事例のとある写真が心に残っていて、再度、なかなか見つけられなかったが、探してようやく見つけてアクセスして問合せた」
といったものが有ります。設計事務所さんへの問い合わせは、問合せが来た時点でかなりの確度が有り、建築事例によるファン化はWEB経由の問合せ取得で大きな成果を生んでいる設計事務所さんの共通点です。
当社のWEB制作は、なるべくサムネ群の質を良くして印象に残せる建築写真をストレスなく触れられるUIにしています。
そしてWEBデザイン要素やUXは売り込み色になり過ぎないよう、その写真から伝わってくる作風を阻害しないように考えます。
ユーザーの印象に残すのがとても大事で、設計のエリアも絞られるケースの多い設計事務所さんの多くは決して広く浅いWEBマーケティングをやっていくスタンスではありません。
狭いユーザーの中に、覚えてくれるユーザーを増やすイメージで「濃く深く」のWEBマーケティングの組み立てを行ってゆくケースが多いです。
月間アクセスとしては、コンテンツSEOを2万、3万と上げてゆく事は稀で3000以下のアクセスを設計対応エリアから集め、そこからの問合せを安定させてゆくイメージです。WEB経由で年間1~2件という問合せについて、月ごとで何かしらの、BtoB等でも、少し反応が有るようなWEBサイトにしてゆく感じになります。
設計の仕事は時期が偏った場合に目の前の設計業務に追われてプロモーション活動に穴が開くケースが有り、そうなった際に受注の見えない不安な時期というのが訪れてしまいます。月に1件位、何かしらの反応が有るだけでそういった不安が解消されます。
そして設計事務所さんのブログはマス集客を集めるためではなく、設計のポリシーやものの見方・考え方を伝える事でユーザーとのコミュニケーション的な要素が生まれたりする事で距離感を近づけてゆきます。
今後も設計事務所さんとの案件が増えそうですが、一つ一つありきたりではないWEB制作・運用をクライアントさんと進めてゆければと思っています。