趣味の音楽から教えてもらった事 | ミライスタイル

趣味の音楽から教えてもらった事

私はいつも仕事の合間に、ギターを弾きます。

納戸が音楽部屋になっていて、自分の好きな道具を揃えながら練習しています。

今日は私のコレクションをご紹介します。

まずはギターです。初心者には若干敷居高めのエレアコで5~10万円位の価格帯のものを使っています。フレットと弦の間が狭くて押さえやすいギターを愛用しています。このギターは音も良く響きます。

 

弦はエキストラライトで若干じゃらじゃらした音ですが、柔らかくて抑えやすいです。1弦がすぐ切れるので1弦だけ沢山ストックしてます(1弦だけ変えるのは本当はNGです)。

 

ピックは固めでおにぎり型、緩く持つ必要があるので手から落ちない滑り止め付きのものを使っています。数日すると擦れて音が悪くなるので、すぐ交換します。

 

録音するときに、音バランスを調整するときにアンプを使います。

 

コード譜を印刷して演奏したい曲を20~30位ストックして、その時の気分に合わせて鳴らします。難しいコードやテクニックは初めはできないですが、出来るまで簡略化したりせず向き合う事が大事かと思います。また上手い人のフォームを真似たりすると上達します。あとは客観的に音を聞きながら出すのが上達するコツのような気がします。

僕の仲間は歌が上手い人が多く、自分も声をあわせる事も有ります。声楽には声楽、POPSにはPOPS、ブラックミュージックにはブラックミュージックというように出し方と音階は様々で、その時代の流行りもかなり有って引っ張られると思います。その人が喉の前方で声を離脱させるように出しているか・喉の奥のほうで重厚に鳴らそうとしているか等の鳴らしているポジションを想像します。

日ごろからどのジャンルの誰あたりの歌い方を真似ているか、何を考えて出しているかを仲間に聞いたり、考えたりしてします。

そしてギターにはギターに合った声の出し方、ピアノにはピアノに合った出し方、その楽器の持っている雰囲気に引っ張られてくる気がします。楽器と声はセットで体が覚えるので、同時に出すのは難しくはありません。

こんな感じで、仕事は常に忙しいですが毎日必ず1度は納戸でギターに触れる生活になっています。

趣味から教えられる事も実はたくさん有って、いろいろ仕事に共通する学びや気づきが有ります。

 

例えば私にとっての音楽は仲間とする団体戦ですが、個人技も凄い大事だと思っています。

個人で凄い人がいるとバンド全体が引き上げられるからです。PAさんや環境のせいにせず、「自分に何ができるか」「仲間にどんな好影響を与えらえるか」が染みついていて、飛びぬけたパフォーマンスの出来る人が私にとっての凄い人です。そんな人がいるバンドは音が良いので、演奏していないときもチームの雰囲気自体が良くなり、結果として活動が長続きしている気がします。

最近はそこまで気張ってやる事はなくなったですが、今の仕事に出会ってなかったころは自分に自信が無く、20代の頃は何か自信が持てるものが欲しくて本気出しちゃってた事も有ります(笑)。

例えば自分の音感や声の出し方で仲間が声かけてくれそうかとか、自分の技に需要が有るか、とか考えていました。

これは仕事であるWEB制作業にも言えるのではないかと思っています。

個としての希少性を組み立てたり、自分がチームにいる事でWEB制作の品質・WEB運用の結果が良くなったらな、と考えています。

 

そして、ギターで押さえられなかったコードがいつの間にか押せるようになると、これまで自分でも知らなかった気分や雰囲気を音で表現できるようになったりします。そんな時に「人間の可能性ってすごいよなあ」「続けていれば、物事て必ずいつかできるようになるんだよな」と思ったりするようになりました。

WEB制作やエンジニアの仕事とかも近いかもと思います。

いろいろな要素の、手に職が1本に繋がってくるところが面白いところです。

 

あとは趣味と仕事の位置づけも、対比しながら考える事が増えました。

私にとっての音楽は日々の厳しい仕事から少しの時間離れるための、なごむ為の時間です。

仕事は常に責任があり、しのぎを削る戦いの毎日です。だからこそひりつきや葛藤が有り、その分たまに一瞬光る事もあり、それがなんとも面白いというのも有ります。

音楽は趣味と割り切れば何の責任もなく何をしても許されるから、仲間と一緒に演奏するときもレベルはどうでもよく「みんなで集まって楽しければ良い」と思っています。私は音楽の体系的な勉強をあまりしてこなかった人間なので音楽理論は知らず、プロから見るとNGかもですが感覚・自己流で、思うまま楽しんでます。

ただ、せっかくだから「音楽してる時の自分はかっこよくなきゃダメ(笑)」とか密かに思っていますが、普段かっこよくないのでそんぐらいは許してください。

 

先日筑波大のPAの師匠・音楽における兄のような友と、つくば駅で忘年会をしました。

音楽の技術論だけでなく仕事との共通点、お互い何人もの部下を持つ管理職やリーダーになって職方・マネージャーそれぞれに求められるもの、仕事の近況などいろいろ話しました。

その中で「この先も良いものを創りたい」、良いものを創れる職方の集まりの会社として極めていきたいと改めて思いました。

 

昔からの仲間との仕事談義って楽しいものですね。

音楽も楽しいです。

 

また会社のみんなでカラオケでも行きましょう。

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