財務の目標は永続する会社を作る事

財務について考えている事として、とにかくB/Sの左上と右下の数字を分厚くする事だと思います。
左側:逆三角形、右側:三角形の状態を作るイメージとなります。
左上:現預金
右下:純資産(株主資本+利益剰余金)
これらを分厚くすると何につながるか、という事を掘り下げていくと
★ 永続する会社経営
につながると思います。
会社を永続させるためには、当たり前ですが現預金が必要です。
自転車操業とは月商1か月以下の現預金の状態と言われます(:どんな会社でも最低月商1か月分の運転資金は必要になるから)が、この状態では未来に向けての投資は出来ないと思います。
具体的には給与を払えないので人が雇えません。
人が雇えないとなると仕事を増やしても対応できないから、プロモーションに投資せず、結果として仕事も増えません。
仕事が増えないとなると現預金が増えないから、社長は資金繰りに追われて夜も眠れず、更に現預金が少なくなり、振り出しに戻る・・・という悪循環の無限ループに陥っていくと思います。
そんな状態にならぬよう日ごろから心がけているのは
★ 良いときに油断せず、良いときだからこそ現預金を分厚くしておく
という事になります。
現預金が月商3か月以上に分厚くなってくると、体感として資金繰りを良い意味で考えない状態に入っていきます。
また預金を集める事は、何か目の前にチャンスが有ればすぐに動ける状態を作る事につながると思います。
当社はデッドファイナンス(借入)で伸ばしている会社です。現預金は有れば有っただけ良いという感覚で分厚くし、日々資金繰りの事を良い意味で考えない状態を作ります。そのためには利益を出して純資産を積み上げ銀行から常に借りやすい状態を作る必要があると思います。
現預金を増やすために、現在の銀行金利はどれも決して高いと思えません。
常に未来への投資が出来る状態を作り永続する会社を作りたいと思っています。