売上が上がるとともに締め作業を早くが◎
売り上げが増えるごとに、決算締めタイミングの早期化が重要になってくると思います。
当社のような中小企業の場合は、初めはエクセルで資金繰り表を作り始める事がほとんどかと思いますが、それをITツールに移し替えるまでに時間がかかるものと思います。
精密にPLや資金繰り表を見ていたつもりでも記載漏れがあったり、特に売上が上がるごとにブレは大きくなってしまう、という状況があると思います。
強い企業ではこの税理士さんとの締めタイミングがとにかく早いといわれており、日次決算をしている企業もあります。
個人的には中小企業の場合日次決算を精密に行うまでは工数もあるので、そこまではしなくても良いのではないかと思います。カードの請求が締まるタイミングも複数のカードにまたがっているとバラバラになってしまう関係で、作業の合理性を考えると当社の場合で末締めの翌月末までに月次決算締めを行っています。
この月次締めペースに人力を組み合わせる形で、私と総務部のほうで日次決算を手元で行いながら、税理士さんとの月次締めを行うという形を取っています。
月次決算を締めるとその時の作業上での解釈などもあり、利益率で1~2%くらいはどうしても手計算とずれてくる状況が有りますが、今のところコントロール出来ています。
最近の当社のように売上が上がり続けている会社は、税理士さんとの締めについては売上が上がれば上がるほど早くを意識していくようにするべきと思います。
また税理士さんとの決算のルーティンと組み合わせて、社長自身は常に日次決算をする習慣を作る事で、毎日眺めていると各部数字を暗記してしまうくらい頭に刷り込まれていきます。
会社の異常、受注のスピード感・社内の生産性の変化等、様々な変化に気づきやすくなる効果もあります。
決算締めを早くする目的は「戦略の方向転換を素早くする」、意思決定を早める為です。