不動産web担当者なら知っておきたいweb広告の種類と活用方法
現在、ものすごく多くのwebを活用して広告を出す手段が溢れています。どれを選び、どう活用したらいいのかがわからない…という方も実は多いのではないでしょうか。
今回は、web広告とはそもそも何か、またどのような種類があってどう活用されるのか、についてご紹介します。
コラムのポイント
・web広告とは、インターネット広告やオンライン広告などともよばれる、webサイト上に掲載される広告のことです。
・web広告には、リスティング、アドネットワーク、アフェリエイト、バナー、動画、SNS、記事、動画など多くの種類が存在します。
・このコラムでweb広告の種類と知識を身につけ、オウンメディアのweb運用に活用していきましょう。
目次
web広告とは?
Web広告とは、インターネット広告やオンライン広告などともよばれる、webサイト上に掲載される広告のことを言います。大きく2種類に分けられます。
ターゲティング性
webユーザーの年齢や性別、インターネット上での過去の行動履歴、居住地域などを限定することで表示されるもの
インタラクティブ性
表示した広告に対し、ユーザーがクリックなどの行動で反応するもの
これらの性質のあるweb広告は、やり方によって大きな差が生じます。不動産関係に関する情報を探しているお客様に向けてのターゲティングが容易にできることだけでなく、web広告上で全てのアクションを完結できること、結果を数字で見ることができるため改善をしやすいことなどが挙げられるでしょう。
どのお客様を狙っていくかのターゲティングから始まり、どう誘導していくのかというアクションを計画し、現れた結果について改善していく…というやり方をどう行っていくかが重要です。
web広告を行う前の3つのステップ
web広告を行う前には、下準備をしておきましょう。
ステップ① 誰に、何を、どうやって、どのくらい売るのかを決める
最初に、誰に、何を、どうやって、どのくらい売るのかを具体的に決めておきましょう。
なんとなく…ではなく明確にイメージして計画を立てていくことがポイントです。明確にイメージすることで、精度の高い計画を立てることができます。
ステップ② ランディングページを制作する
次に、ランディングページの制作を行いましょう。ランディングページとは、web広告から誘導した先にあるページの事をいいます。ここは、お客様が最初に見るページなので、ここで不動産に関するさらなる興味を喚起し、商品やサービスの魅力を伝える必要があります。それができなければ、web広告自体が意味をなさないものとなってしまいます。
ランディングページの持つ力によっては、効果が2倍とも10倍とも違う場合は多々有ります。より効果を発揮してもらうためにも、ランディングページ専門の制作会社やプロの力を借りるのもおすすめです。
ステップ③ web広告の費用対効果を高める
LPOツールやEFOツールなど、費用対効果を高めるツールを活用しましょう。低価格で手を出しやすいツールも増えてきています。予算が少ない場合でも、活用しやすい環境は整っています。
これらの流れを踏むことによって、web広告の運用はぐっと有益なものになります。
web広告の種類と活用方法
一口にweb広告といっても、今では多くのweb広告が存在します。どのようなものがあり、どう活用するのかについて見てみましょう。
リスティング広告
インターネットで何かを検索した時、ショッピングをした時に、自分が見たサイトの広告が何度も何度も出て来る…という経験をしたことはありませんか?買おうかどうか迷っていた靴が何度も出てきて、結局買ってしまったという経験も。これは、リスティング広告の機能の一つであり、まさに広告によって購買につながったという一つの例です。日頃利用している検索エンジン配信できるサービスで、例えば都内で新築物件を探している人に向けて配信したい場合、『都内 新築物件』と検索した人に向けて配信することができます。
アドネットワーク広告
webサイトやブログ、SNSなど多数の媒体を集めてネットワークを作り、そのネットワークに配信することができる広告のことをいいます。多くの媒体に対して、一気に広告を配信することができます。
アフェリエイト広告
成果報酬型の広告のことをいいます。広告を通してお客様のアクションが何かしら発生した際、費用が発生します。
アフィリエイト広告では、表示されただけでは費用は発生しません。また、広告がクリックされたとしても広告費はかかりません。クリックされた先のサイト上でお客様が、購入だけでなく資料請求やサンプル請求、会員登録などを行った際に初めて料金が発生する仕組みになっています。
バナー広告
バナー広告は、多くの人からのアクセス数を増やしたり、認知度を上げたりすることを目的としたweb広告です。ディスプレイ広告と呼ばれることもあります。文字だけでなく、画像やアニメーションなどを使うことで、目立つように表示されるため、ついついクリックしたくなるようなものにする必要があります。
クリックされる回数で金額が決まるもの、バナー広告の表示回数によって金額が決まるものと様々です。
動画広告
YouTubeなどの動画サイトでよく見かけるような、動画というものも広告として大きな媒体です。動画の広告収入、などの言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
動画は老若男女問わず、視覚的に訴えることができてわかりやすいために、効果が出る広告となっています。
SNS広告
Instagram やTwitter、Facebookなどに代表されるSNSを使った広告です。プロフィールや趣味嗜好、職業、居住地などから最適なターゲットを探し出し、ターゲットとしている属性にだけ配信することができるます。
例えば、Facebook広告を活用する場合、『30代・新婚』という内容を満たしている人に対し、新築の家づくりの広告を配信したり、『50代・会社経営』という内容を満たしている人に対し、土地の運用を勧める広告を配信したりすることができます。ターゲットが明確なので、他のどの広告よりも効果のある精度の高い手法です。
記事広告
記事広告は、有名なメディアや人気のメディア、影響力のあるインフルエンサーに記事を書いてもらい、配信するサービスの事をいいます。リスティング広告やアドネットワーク広告に比べて、その媒体を読んでいるターゲットが明確なので、成果が高くなる可能性は高いです。
InstagramやYouTubeなど、視覚的に訴えるものが影響力を増す中で、記事広告は下火なのでは…と思うかもしれません。しかし、どれだけ視覚的に訴えるものが優位になろうと、文章の方が吸収しやすい、文章の方が説得力がある、と感じる人も一定数存在します。
メール広告
保有している顧客にメールで情報を配信できる広告のことをいいます。ブログやSNSなどで、メルマガを受け取ることを促しているのは、この顧客情報(連絡先)を集めるためです。
不動産会社や、不動産サイト内のコラム、イベント情報など、すでにこちらに対して興味を抱いている、今後のために情報を得ておこうと思っている顧客の情報である場合が多く、こちらも効果が高いでしょう。ただ、開封されない可能性が高かったり、題名でしか情報を届けられないことで必要ない情報と判断されなかったりと、以前ほど効果は高くなくなっています。
このように、様々な手法の広告が存在しています。それぞれの特性があり、メリットもデメリットもあります。
自社のサービスを効果的に発信していくためにも、どの方法が一番合っているのか、利益を生みやすいのか、を検討してみましょう。
自社に合った選択を
今までもたくさんのweb広告を運用してきたものの、効果はあまり感じられなかった、効果を得ることができなかった、という場合、手法として合っていなかったということも考えられます。
今後も多くのweb広告が生まれてくるでしょう。その中で、自社に合ったものをその都度選択していくことは、ビジネスにポジティブな影響を与えるでしょう。
ぜひ、最適な方法を選択し、web運用を有益なものにしていってくださいね。
Web運用に関しては、セミナーも随時行っております。お気軽に、お問い合わせください。