グリーンビルディング(グリーン建築)とは|日本・海外の事例、認証制度、メリット・デメリットなど解説
地球環境に配慮した活動が活発化している昨今、「グリーンビルディング(グリーン建築)」とよばれる建築物の需要が高まっています。
そんなグリーンビルディングについて、日本・海外の事例や認証制度、さらにメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。
建築業界専門のホームページ制作・運用会社である『ミライスタイル』が、グリーンビルディングなどの取り組みにより顧客の開拓・受注増加などを実現する方法を解説するので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
グリーンビルディング(グリーン建築)とは|簡単解説
グリーンビルディング(グリーン建築)とは、単純に緑化した建物のことではありません。
どのような建築物であるか、その概念や対象物を具体的にご紹介します。
また、日本であまり普及していない理由や課題についても解説します。
グリーンビルディング(グリーン建築)とは
グリーンビルディングとは、建築物のライフサイクル全体(設計から解体まで)を通じて、主に以下2点を目指す建築物です。
- ・資源効率が高く、持続可能な環境づくり(気候変動対策・生態系保全など)の一役を担う建築物
- ・地域コミュニティ全体(地域には街・都市・交通インフラなども含む)が公平に活用可能で、地域コミュニティの生活の質の向上に役立つ建築物
グリーンビルディングは、「サステナブル・ビルディング」「サステナブル・ビルト・エンバイロメント」とも呼ばれています。
グリーンビルディングの対象|住宅・テナントなど
グリーンビルディングの対象となる建築物は、以下の例が挙げられます。
- ・戸建て住宅
- ・ショッピングモール
- ・物流倉庫
- ・オフィスの内装
- ・アパレルブランドの店舗 など
グリーンビルディング(グリーン建築)が日本で広く普及していない理由
グリーンビルディングは現状、日本ではあまり普及していません。その理由は認証取得の難しさにあります。
- ・認証機関にて事前相談し
- ・申請図書を提出後、評価員の審査をクリアする必要がある
- ・申請図書は専門知識がなければ作成できない
- ・提出後に指摘があれば追加工事となる可能性もある
特に既存物件の場合、申請のために必要な維持管理記録や設計図面を用意するのに時間がかかり、結果として日本ではあまり普及していません。
自社の認知度向上も目的に含めてグリーンビルディングなどの取り組みを検討中の企業様は、建築業界専門のホームページ制作・運用会社であるミライスタイルにお問い合わせください
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グリーンビルディング(グリーン建築)の事例
グリーンビルディングが実際に導入された事例について、日本・海外それぞれの例を紹介します。
日本の事例
日本では、日本ロレアル株式会社の新宿本社オフィス「ビューティーバレー」の事例が有名です。
2022年10月のリニューアルにより、国際的なグリーンビルディング認証制度「LEED認証」のゴールドランクを取得しています。
「縁-EN-」というコンセプトのもと、持続可能なデザインや環境に配慮されたオフィスかつ、社員のウェルビーイング(精神的にも社会的にも満たされた状態)にも配慮された空間で空間です。
海外の事例
シンガポールのホテル「Park Royal on Pickering」は、グリーンビルディング認証制度の中でもプラチナランクである「Green Mark」を取得しています。
コンセプトは、庭園の中にあるホテルで、ホテルの壁面やバルコニー、通路など見渡す限りの緑が広がっています。
屋上庭園やスカイガーデンもあり、コンセプト通り庭園の中にいるような気分が体験できるホテルです。
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グリーンビルディング(グリーン建築)の認証制度
グリーンビルディングの認証制度は複雑です。
日本と海外で違いはあるのか、また認証に必要な条件や注意点などについて解説います。
認証制度は複数|日本・海外の認証制度
グリーンビルディングの認証制度は世界各国にあり、日本にも独自の認証制度があります。
- ・世界:米国「LEED認証」、フランス「HQE」、中国「GBAS(緑色評価評文体系)」、シンガポール「Green Mark」、オーストラリア「Nabers」
- ・日本:「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」、「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」、「DBJ Green Building認証」など
自国の建設事業者がグリーンビルディング認証を取得していることは、国際的な評価にも繋がります。
また認証基準は各制度ごとに違うため、次にグリーンビルディングの認証条件も紹介します。
グリーンビルディング(グリーン建築)と認証される条件
グリーンビルディング認証の基準は各制度ごとに違うため、例として米国発の「LEED」の認証条件の一部を紹介します。
【例:「LEED」の認証基準の一部】
- ・ベースとなる必須条件がある
- ・認証レベルに応じて、総合的プロセス・立地・交通・水の利用・地域別重み付けなどの項目を満たすと、ポイントが加算される。
また、各制度に共通している認証条件もあるため、主なものを確認しましょう。
【各制度に共通する認証基準の例】
- ・施設の緑化
- ・建設・運営時に使用する水量の削減やかかるエネルギーなどに条件がある
- ・専門家の審査をクリアする必要がある
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グリーンビルディング(グリーン建築)を身近な建築に取り入れるメリット・デメリット
グリーンビルディングの建築を、住宅・テナント・社屋・開発分譲地などに取り入れる際のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
グリーンビルディングの建築を住宅やテナント、オフィスなどに取り入れることは、いくつものメリットがあります。
- ・光熱費や水道代といったエネルギーコストの削減
- ・環境活動への取り組みをアピールできる
- ・従業員の満足度向上
- ・企業価値の向上
デメリット
グリーンビルディングはメリットが多いですが、注意すべき点もあります。
- ・初期コストがかさむ可能性が高い
- ・永遠に有効ではない。有効期限は施行~3年、認証日~5年など、各認証機関により異なる
ホームページ制作会社を間違いなく選ぶためのポイントを、こちらの記事でも確認できます。
【関連ページ】工務店など建築業を成功に導くweb制作・運用会社の選び方|集客実績、運用・サポート体制が重要
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ミライスタイルはグリーンビルディング認証を取り入れるにあたり、理念・現状・将来の事業方針などを丁寧に確認します。
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