建築WEBコンテンツ制作におけるクラウドワーカーさんの労働環境の改善運動
IT業界は、今クラウドソーシングが主流です。
2030年には8人に1人が、フリーランスになると言われています。
当社が行う建築WEB運用においても、このような仕組みは重宝される機会が増えてきました。
営業は私1人ですので、80社のクライアントに高品質をお約束するには、この仕組みは必須です。
今日はこのクラウドソーシングについて、思った事を書いてみます。
【単純労働が、どんどん低賃金になるWEB制作業界】
マクロ的な話になりますが、クラウドソーシングの単価がこの1年で急激に低下して、単純作業を行う労働者側の環境が悪くなっている現況があります。
クラウドワーカーさんが爆発的に増えたのが理由です。
WEB制作業界は多層構造に変化し、
■一人の富裕層(ディレクター・プログラマー)⇔大勢の低所得者(単純作業者)
という構図が加速しています。
IT関連企業では労働集約型業務の賃金が下がり続けています。
なぜなら、家で請け負う・隙間仕事で出来る・代わりが効いてしまう、という事で安値での労働力の売り買いが成立するから。
人間1人で出せるアウトプットが大幅に増えた一方で、低所得者が増えてしまった。
ここには当然、「本当に社会が良くなったのか?」という疑問があります。
この労働環境の悪化によりクラウドワーカーさんの間で運動が起こるのでは、と指摘する意見もあります。
AI化によって人間1人の処理能力が増えることで、この構図が加速する側面があると思います。
自分は、このような社会変化に順応出来ないIT企業は淘汰されると考えています。
先日クローズアップ現代で特集がありました。
■ネットで稼ぐ人が陥る「低収入の奴隷地獄」
<動画の要点>
・2030年には8人に1人が、フリーランスに
・弱肉強食のWEBコンテンツ業界の構造変化
・専属のクラウドワーカーで、月収20万円を超える人は8000人に1人
・専属のクラウドワーカーの平均月収はわずか7万円程度
・時給500円以下の低賃金仕事も多数存在する
・アメリカの配車サービス ウーバーの労働者問題
従業員の皆様への配慮が、社会的要請になることは間違いありません。
当社は、このような社会変化に対して
■働く喜び・高賃金
を主眼に、事業領域(WEB運用事業)×業種(建築)×エリア(茨城)を絞った生産性向上を行います。
クライアントへの高付加価値を実現します。
またIT化により、いろいろ自由になる一方で、孤独感が加速していると思います。
クラウドワーカーさん同士だと、飲みにも行けませんからね^^;
ワークライフバランスから新しい価値観へのパラダイムシフトが起こっています。
本日の朝刊で、与党の税制大綱が決定したのを見ました。
ポイントは所得増税・法人減税との事です。
正直、パンチが無いかな。。
消費増税等を含めた、ドラスティックな税制改革が生まれてゆく事を期待しています。
個々の施策が連携される事を期待します。
(文責:代表取締役 平野雄介)