読書、、「破壊――新旧激突時代を生き抜く生存戦略」
今日もWEB制作の傍ら、読書をしていました。
破壊――新旧激突時代を生き抜く生存戦略(著:葉村真樹)は、現在LINEの執行役員である筆者により、ITを中心とした技術革新について俯瞰的に書かれています。
IT系の経営者・マネージャーの方に、迷わずお勧めの一冊です。
特にポストスマホについての新たな技術について、更に細かく読んでいくとインターネット広告・コンテンツマーケティングについて言及されている箇所もあり、WEB運用におけるヒントもありました。
・AI画像認識(:目を持った)は、カンブリア大爆発に匹敵するような進化
・ポストスマホ時代についての見立て
・デザイン・シンキングについて
・「自社事業の観点(インサウドアウト)」ではなく「自社事業の外側の観点(アウトサイドイン)」の観点:まず顧客利便性ありき
・世界の自動車業界の勢力図について
・今後の日本の広告業界の価値について
・ビットコインと個人の信用創造について
・WEWORKやUberといったシェアリングエコノミーにおけるコミュニティ形成について
等、イノベーションについて幅広くカバーされています。
本書では人類の進化の歴史として、
①インフォメーション
②モビリティ
③エネルギー
という3つの技術進化を挙げています。
その上で、今後成功するサービスの共通点として
①人間中心に考える
②存在価値を見定める
③時空を制する
という3点を挙げています。
この3つの要素を持つサービス:スナックが生き残った理由について書かれている部分は、とても分かりやすかったです。
本書全体に共通する視点としては「自社の都合ではなく、顧客に焦点を当てる」という部分と思います。
内容的にはものすごい充実度があり、最近読んだ中ではダントツで一押しの一冊でした。
大事なのは「時代の変化に対応する事」と思いました。
このような気づきを元に
「経営に寄り添う技術開発」という目標に向かって
スタッフ一同頑張りたいと思います。