ホームページ制作・運用でやってはいけないこと・大事なことはすべて「ユーザーファースト」で判断できる

ホームページ制作や運用では、見た目や機能を整えるだけでは成果につながりません。
重要なのは、常に「ユーザーにとって役立つかどうか」という視点です。
今回は、全国各地の建築業者様へWEB制作・WEB集客代行を提供している『ミライスタイル』が、ホームページ制作・運用でやってはいけないことを中心に、成果を上げるための大事なポイントをわかりやすく解説します。
ユーザーファーストを軸に考えることで、自然と集客・信頼・成約につながるサイト運営が実現します。
ぜひ最後までごらんください。
目次
ホームページ制作・運用の核は「ユーザーファースト」

ホームページで成果を上げるために、最も大切なのはユーザーファーストの視点です。
デザインや技術が優れていても、ユーザーの課題を解決できなければ成果は得られません。
「誰のためのホームページなのか」を明確にすることが、効果的な運用の第一歩です。
ユーザーの課題解決が最優先
ホームページは、企業の宣伝だけでなく、ユーザーの課題を解決するためのメディアです。
ユーザーが求めているのは、企業の自己アピールではなく、自分の課題を解決できる情報や方法です。
たとえば住宅会社であれば、「どんな会社に依頼すれば安心できるか」「どんな家を建てられるのか」といった不安や疑問に応える内容が求められます。
具体的には、施工実績やスタッフ紹介、保証内容などを整理して示すことで、ユーザーの安心感と信頼を高められます。
企業視点の発信ではなく、ユーザーの知りたい情報を軸に構成することで、結果的に信頼と集客の両方を得られます。
「ユーザー=自社のターゲット」を明確にする
成果を出すホームページをつくるには、自社のターゲットを明確にすることが重要です。
発信の対象が曖昧なままでは、デザインやコンテンツの方向性が定まらず、結果的に誰の心にも届かないサイトになります。
ターゲットの課題や関心に沿って情報を構成することで、信頼され、成果につながるホームページへと近づきます。
Googleの理念とユーザーファーストの関係
Googleの理念は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」です。
そのため、検索エンジンはユーザーに役立つコンテンツを高く評価します。
自社のターゲット(ユーザー)が知りたい情報を整理し、アクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、自然とGoogleからも高く評価されるサイトになります。
ホームページ制作・運用でやってはいけないこと

ホームページの制作・運用では、思わぬ落とし穴が多く存在します。
一見小さなミスでも、ユーザー離脱や検索順位の低下、信頼性の損失につながることがあります。
ここでは、制作から運用までの各段階で注意すべき「やってはいけないこと」を見ていきましょう。
企画・設計段階でやってはいけないこと
方向性が定まらないホームページは、成果を出せません。
制作前の設計段階では、以下のような点に注意が必要です。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| 目的を決めずに制作を始める | 「問い合わせを増やす」「採用を強化する」など、目的を決めないまま進めると導線設計が曖昧になります。 |
| ターゲットを具体化しないまま進める | 発信相手が曖昧だと、訴求がずれてしまいます。 ターゲットを具体化する際は、以下の項目を参考にしましょう。 ・年齢 ・職業 ・地域 ・興味・関心 ・悩みや課題 など |
| 市場分析を行わずにデザインを決定する | 業界全体の傾向を把握せずに制作を進めると、ユーザー比較で見劣りする可能性があります。 |
目的・ターゲット・市場の3点を明確にしておくと、デザインやコンテンツの方向性が定まり、効果的なホームページ制作につながります。
機能性・安全性でやってはいけないこと
ホームページは、見た目や内容だけでなく、安全に使える仕組みを整えることも重要です。
セキュリティや運用体制をおろそかにすると、トラブルや信頼低下を招くおそれがあります。
制作・運用時には、次のような点に注意しましょう。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| セキュリティ対策を怠る | SSL(https)対応をしない、フォームを暗号化しないなどの放置は、情報漏えいの原因になります。 |
| CMSの更新を後回しにする | WordPressなどの管理システムを古いまま使うと、不正アクセスを受けやすくなります。 |
| サーバーの安定性を軽視する | サーバーの不具合でサイトが表示されなくなることがあります。 信頼できるサーバー会社(レンタルサーバー)を選び、定期的なバックアップとメンテナンスが必要です。 |
| ページ速度や動作環境を軽視する | 表示が遅いと離脱率が上がるだけでなく、Googleの評価も下がります。 以下のような対応が必要です。 ・画像圧縮 ・キャッシュ設定 ・JavaScript ・CSSの外部ファイル化 など |
| スマホ対応をしていない | 現在はスマートフォンからの閲覧が中心です。 どの端末でも快適に見られる設計にしましょう。 |
セキュリティや表示速度、スマホ対応などの技術面は、ユーザーの信頼とSEO評価の両方に直結します。
専門的な設定が必要な場合は、制作会社などの専門家と連携して対応しましょう。
ホームページ制作・運用について相談できる制作会社をお探しの企業様は、ミライスタイルにお問い合わせください。
【お問い合わせ】建築業界WEB活用オンライン個別相談を、毎日開催しています。
デザイン・UI/UX面でやってはいけないこと
デザインは見た目の美しさだけでなく、情報が伝わりやすく、行動しやすい構成であることが重要です。
レイアウトや色使い、導線が分かりにくいと、ユーザーは目的の情報にたどり着けず離脱してしまいます。
以下のポイントに注意して設計しましょう。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| 情報を詰め込みすぎて見づらい構成にする | 1ページに要素を詰め込みすぎると、情報が整理されず読みにくくなります。 見出しや余白でバランスを取りましょう。 |
| アクセシビリティを無視したデザインにする | 色のコントラストや文字サイズ、alt属性などを考慮しないと、一部のユーザーに情報が届きません。 |
| フォント・色使いに統一感がない | 統一感のないデザインは、全体が落ち着かず見づらい印象になります。 ブランドカラーやフォントを統一しましょう。 |
| 問い合わせ導線(CTA)がわかりにくい | 「お問い合わせ」や「資料請求」ボタンが目立たないと、ユーザーが行動に移れません。 配置や色を工夫して目に入りやすくしましょう。 |
サイト全体の統一感と導線設計を整えることで、快適で成果につながるホームページになります。
コンテンツ制作でやってはいけないこと

コンテンツは、ホームページの「中身」であり、ユーザーが最も重視する部分です。
「誰に」「何を」「どのように伝えるか」がずれると、検索順位の低下だけでなく、信頼性の損失にもつながります。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| ユーザーが求める情報より「企業が伝えたいこと」を優先する | 自社の強みや実績ばかりを並べても、ユーザーの関心を引けません。 「ユーザーの課題→解決策→自社ができること」の順で伝えるのが効果的です。 |
| コピーコンテンツや引用過多の記事を掲載する | 他サイトの文章を転載したり、引用ばかりの記事はGoogleからの評価を下げます。 自社の視点や事例を交えてオリジナル性を高めましょう。 |
| 更新されていない古い情報を放置する | 情報が古いと「この会社は運営されていないのでは」と不信感を与えます。 定期的な更新で最新情報を維持しましょう。 |
常にユーザー目線を意識し、役立つ情報をわかりやすく更新し続けることが、SEO評価と信頼向上につながります。
SEO対策でやってはいけないこと
SEOは、検索エンジンの仕組みを理解し、ユーザーに役立つ情報を適切に届けることが基本です。
誤った方法や過剰な対策は、検索順位を下げる原因になるため注意が必要です。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| キーワードを不自然に詰め込む | キーワードを多用しても順位は上がりません。 自然な文脈で使うことが大切です。 |
| 検索意図を無視したコンテンツを作成する | ユーザーが何を知りたいかを理解せずに制作すると、内容が的外れになります。 検索意図に沿った構成を意識しましょう。 |
| 被リンク購入・隠しテキストなどの不正なSEO (ブラックハットSEO) |
一時的に順位が上がっても、Googleのペナルティの対象になります。 正しい方法(ホワイトハットSEO)を実践しましょう。 |
正しい設定と継続的な分析を行うことで、長期的に成果を維持できるホームページを育てることができます。
ホームページで集客につながらない間違ったSEO対策については、こちらの記事でも確認できます。
【関連ページ】ホームページ集客ができない原因は間違ったSEO対策など|集客効果の高いSEO対策・事例を解説
法律・著作権に関するやってはいけないこと
ホームページの内容には、著作権や広告表現など、法的な要素が多く含まれます。
知らずに違反すると、トラブルや信用失墜につながるおそれがあるため注意が必要です。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| 画像や文章を無断転載する | 他サイトの写真や文章を許可なく使うと、著作権侵害になります。 フリー素材でも利用規約を必ず確認しましょう。 |
| 特定商取引法や個人情報保護法の記載を省く | ECサイトや問い合わせフォームを設ける場合、運営者情報や個人情報の取り扱いを明記する必要があります。 |
| 薬機法・景表法に抵触する表現を使う | 「絶対に効果がある」「必ず治る」などの表現は法律違反にあたる可能性があります。 客観的な根拠や実績に基づく表現に留めましょう。 |
| 利用規約・免責事項を掲載しない | トラブル防止のため、サイト利用時のルールや免責事項を設けておくと安心です。 |
法律違反は、知らなかったでは済まされません。
制作や運用時は、関連法やガイドラインを確認し、必要に応じて専門家に相談することが安全です。
工務店が知っておくべきWEB制作の著作権や著作権侵害を未然に防ぐ方法については、こちらの記事でも解説しています。
【関連ページ】工務店が知っておくべきWEB制作の著作権とは|権利侵害を防ぐ方法や譲渡契約についても解説
運用・更新段階でやってはいけないこと
ホームページは公開して終わりではなく、公開後の運用と改善によって成果が育ちます。
更新を怠ったり分析をしないまま放置すると、集客力や信頼性の低下につながるため注意が必要です。
| 注意点 | 理由・対策 |
|---|---|
| アクセス解析を行わない | データを確認しないと改善点が見えません。 Googleアナリティクスやサーチコンソールで定期的に分析しましょう。 |
| お問い合わせへの対応や更新を放置する | お問い合わせの返信が遅い、最新情報を更新していないなどは信頼を損ないます。 運用体制を整えて対応しましょう。 |
| 目的の変化に合わせた見直しをしない | 事業方針やサービス内容の変化に合わせてサイトの目的を見直さないと、内容が古くなり成果が下がります。 |
運用では、分析・改善・情報発信を継続することが成果への近道です。
定期的な点検や更新を習慣化し、変化するユーザーニーズに対応できる体制を整えましょう。
成果につながるホームページ運用をご検討中の企業様は、ミライスタイルにお問い合わせください。
【お問い合わせ】建築業界WEB活用オンライン個別相談を、毎日開催しています。
ホームページ制作・運用で大事なこと

ホームページは「作って終わり」ではなく、目的達成のために運用を続けて成果を育てていくツールです。
ここでは、制作から運用までを通して成果を上げるために押さえておくべきポイントを紹介します。
ホームページ制作・運用を依頼する専門家選び
ホームページ制作を依頼する際は、費用の安さではなく費用対効果で判断することが重要です。
料金だけでなく、成果を出すための仕組みや運用支援があるかも確認しましょう。
信頼できる制作会社を選ぶには、以下の点をチェックしてください。
- ・自社と近い業種・目的の制作事例があるか
- ・制作だけでなく、公開後の運用・改善まで一貫して対応しているか
- ・更新・修正・アクセス分析など、長期的なフォロー体制が整っているか
- ・担当者とのコミュニケーションがスムーズかどうか
ホームページ制作・運用会社との協力
制作会社任せにせず、社内担当者との連携を取りながら進めることで、より良いサイトを作ることができます。
制作段階では、サービスの強みやお客様からの質問など、現場ならではの情報を共有することが大切です。
公開後も、アクセスデータや問い合わせ内容を定期的に共有し、PDCAサイクルを回す仕組みを整えましょう。
ホームページ制作会社の選び方や費用相場などについては、以下の記事で解説しています。
【関連ページ】WEB集客は丸投げできるが集客代行会社と協力がベスト|集客代行会社の選び方、成功事例、費用相場も解説
ホームページ制作・運用は社内意識を根付かせることも大切
ホームページの成果を持続的に高めるには、制作会社任せにせず、社内にも運用意識を根付かせることが大切です。
日々の更新や問い合わせ対応、アクセス状況の確認など、現場での小さな積み重ねが大きな成果を生みます。
以下のような取り組みを意識しましょう。
- ・担当者を明確にする
- ・情報発信を習慣化する
- ・数値目標を社内で共有する
- ・制作会社との連携をルーティン化
運用の成果は、社外の支援と社内の意識の二つの軸で決まります。
両者が連携し、改善を継続することで、ホームページは企業の営業資産として成長していきます。
ホームページの自社制作・運用を検討する際の注意点

ホームページを自社だけで作ることは可能ですが、成果を出し続ける運用となると別の話です。
ツールやテンプレートで形をつくることはできても、集客や問い合わせにつなげるには、専門知識と継続的な改善が欠かせません。
自社だけで完結するのは難易度が高い理由
ホームページ制作には、以下の専門スキルが必要です。
- ・エンジニアリング:サーバー設定やCMS構築、セキュリティ対応など技術的な管理
- ・デザイン:見た目だけでなく、ユーザーが迷わず行動できる導線設計
- ・コンテンツ制作:SEOやコピーライティングなど、検索意図を踏まえた情報発信
いずれも独立した専門分野であり、短期間で習得できるものではありません。
また、SEOには明確な正解がなく、検索エンジンのアルゴリズムも常に変化しています。
アクセス分析や改善を繰り返すには、専門知識と経験が欠かせません。
そのため、自社だけで全工程を担うのは労力・コストの両面で大きくなりがちです。
専門家に依頼した方が効率的な理由
制作・運用を専門家に依頼すれば、戦略設計から改善までを一貫して任せられるため、効率的に成果を出すことが可能です。
- ・目的設定、デザイン、SEO、アクセス解析までトータルで支援してもらえる
- ・社内で更新・改善を行う手間が減り、本来の業務に注力できる
- ・初期費用はかかっても、継続的な改善により結果的にコストを抑えられる
専門家は、最新のSEO動向やデザイン指針を把握しており、自社では見落としがちな課題を客観的に分析・改善してくれます。
ホームページ制作・運用について相談できる制作会社をお探しの企業様は、ミライスタイルにお問い合わせください。
【お問い合わせ】建築業界WEB活用オンライン個別相談を、毎日開催しています。
ホームページの制作・運用で集客に成功した事例
こちらは、ある企業で定期的なコンテンツ改善とSEO運用を継続した結果、着実に成果を上げた事例です。

ホームページの流入数は、約半年間で約2.2倍に増加(約1,000件/月 → 約2,400件/月)になりました。
一度に大規模なリニューアルを行ったわけではなく、日々の分析と小さな改善の積み重ねによって実現したものです。
ホームページ制作・運用Q&A

最後に、ホームページ制作・運用について「ミライスタイル」がよくいただく質問に回答します。
Q. ホームページの必要性がわからない
SNSや広告で情報発信をしているから、ホームページは不要だと感じる方もいます。
しかし、SNSや広告は情報を流すツールであり、企業としての信頼を築く拠点にはなりにくいのが現実です。
公式サイトは、以下のような役割を持ちます。
- ・企業の理念やサービスを体系的に整理できる
- ・検索からの新規流入を獲得できる
- ・採用・営業・広報など多目的に活用できる
ホームページは「情報を発信するための場」ではなく、企業の信頼を可視化し、長期的な関係を築くための土台といえます。
5年後に泣かないためのホームページ制作についてはこちらの動画を参考にしてください。
Q. ホームページ制作・運用を専門家に依頼する費用を知りたい
ホームページ制作の費用は、30万円〜300万円以上と非常に幅広く、サイトの規模・デザイン性・機能・コンテンツ量によって大きく変わります。
ホームページ制作を専門家に依頼すると、以下の費用が目安になります。
- ・小規模サイト(10ページ程度):約30万円〜
- ・中規模サイト(30〜50ページ程度):約80万円〜
- ・大規模サイト(100ページ程度):約150万円〜
重要なのは、金額の大小ではなく費用対効果です。
「制作後の運用支援」「SEO対策」「改善提案」など、成果につながる仕組みがあるかを基準に判断しましょう。
ミライスタイルでは、1年後以降の月間アクセス数を現状よりプラス1,000以上を目指す3種類の価格メニューがあります。
詳しくはこちらでご確認ください。
【関連ページ】サービス・価格(建築業界(設計事務所・工務店)専門のWEB制作ならミライスタイル)
Q. 格安のホームページ制作会社に依頼しても大丈夫?
「格安=品質が低い」とは限りませんが、価格だけで判断するのはリスクがあります。
安価なプランの多くは、さまざまな制約があるケースも見られます。
契約前に、費用に見合うサポート内容や集客効果を確認することが必要です。
Q. ホームページよりSNSに力を入れたいが、自社で簡単に作りたい
SNSでの発信を中心にしつつ、最低限のホームページも持っておきたい場合は、以下の「テンプレート型CMS」や「ノーコードツール」の活用がおすすめです。
- ・ペライチ:シンプルな1ページ構成、最短1日で公開可能
- ・STUDIO:デザイン性が高く、ノーコードで制作可能
- ・Wix:多機能で、ECや予約機能も追加できる
これらのツールを使えば、専門知識がなくても自社で手軽にホームページを立ち上げられます。
ただし、将来的にSEOや集客を強化したい場合は、専門家との連携を検討するのがおすすめです。
まとめ
ホームページ制作・運用で最も大切なのは、どんな場面でも「ユーザーファースト」を基準に判断することです。
見た目のデザインや一時的なアクセス数にとらわれず、ユーザーが求める情報を的確に届けることが成果につながります。
また、制作後の運用こそが本当のスタートです。
アクセス解析やコンテンツの更新を継続し、改善を積み重ねることで、検索エンジンからもユーザーからも信頼されるサイトに育っていきます。
ミライスタイルでは、Web集客に強いホームページ制作・運用をサポートしています。






