【動画解説】「熊のニュース」流し見は機会損失|工務店・リフォーム会社がトレンドを「集客」に変えるWebマーケティングの裏側

連日報道される「クマ被害多発のニュース」。
もし、住宅業界の経営者さまが、これをただのニュースとして流し見しているとしたら、目の前にある巨大な集客のチャンスを逃しているかもしれません。
今回は、全国各地の建築業者様へWEB制作・WEB集客代行を提供している『ミライスタイル』が、ホームページがあるのに集客できない根本原因と、トレンドを「自社の商品・サービス」に落とし込み、集客につなげる方法について解説します。
一見住宅業界とは深く関連がなさそうな「クマ被害多発」のようなニュースを、どうやって工務店やリフォーム会社の「集客コンテンツ」に変えるのか。
多くのコンサルタントが語らない、「裏技」的なアプローチになりますので、通り一辺倒のマーケティングから脱却したいとお考えの経営者さまは、ぜひ最後までご覧ください。
限られた予算と時間で効果を発揮する集客ノウハウを身につけ、安定した受注獲得を目指したい方は、ミライスタイルへお問い合わせください。
ミライスタイルは、建築業界専門のWEBマーケティング会社です。
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目次
ホームページがあるのに集客できない原因

立派なホームページを作った、ブログも書いている。なのに集客につながらない…。
その原因の一つに、「世間のトレンド」と「自社の商品・サービス」を結びつけられていないということがあります。
世の中が今、何に不安を感じ、何を求めているのか。
そこを考えずに「いい家を作ります」とアピールするだけでは、潜在顧客の行動を促すには不十分です。
トレンドニュースを「集客コンテンツ」に変換する思考法
「世間のトレンド」と「自社の商品・サービス」に結びつける例として、「クマ被害多発」のニュースで考えてみましょう。
まずは、クマ被害の現状はどうなっているのか、人身被害件数の推移を見てみましょう。

(出典)環境省「クマ類による人身被害について[速報値]令和7年11月19日」を参考に弊社作成
上記のグラフを見ると、人身被害件数は年度によってばらつきがあるものの、近年は特にクマ類による死亡者人数が多くなっています。
また、報道されているクマの傾向については、人の生活圏で鉢合わせる機会が増えているのはもちろん、人と遭っても逃げずに襲い掛かってくるというケースが多く聞かれます。
なぜ止まらない?クマ被害増加の背景

なぜ今、クマ被害が止まらないのか。ニュースでは「エサ不足」が原因と言われていますが、実はそれだけとも言えません。
どんぐりなどクマが冬眠前に蓄えるエサは、豊作と凶作を繰り返すことが知られています。
近年の研究では、気候変動が豊作と凶作の周期に影響を与えている可能性が指摘されています。
どんぐりが豊作の年には、メスグマの栄養状態が良くなり、翌春に多くの小グマが生まれる傾向があります。
これにより、長期的に見てクマの個体数が増加する一因となっています。
また、高齢化で耕作放棄地が増え、かつて人とクマの生活圏の緩衝地帯だった里山が森に戻り、クマにとっての「安心できる生息域」が拡大し、境界線が曖昧になっていることで、より農作物被害や人身被害が発生しやすくなっている現状があります。
一方で、国・自治体レベルでスムーズな駆除活動ができる法整備などが急ピッチで進められていますが、クマを狩猟する人手不足も大きな問題です。
今後の予測と経営者の視点
気候変動や高齢化による里山の荒廃は、すぐに解決する問題ではないですよね。
つまり、クマの個体数増加と生息域の拡大は今後も続き、「被害が高い水準で続くこと」や「都市部でのクマ被害が増えるなど予想外の事態が発生する」という可能性が予測できるのです。
この「今後も確実に流れるであろうニュース」を、どう自社の集客に結びつけるのか、という思考法が重要になります。
ニュースを見た潜在顧客の心理変化を考える
ここからがマーケティングの話です。
工務店の潜在顧客、つまり家を建てたい・リフォームしたいと考えている人は、このニュースを見てどう思うでしょうか?
「怖いな」で終わりではなく、「住まいの安全性への強烈な意識」が刻まれます。
特に高額な「家づくり」「リフォーム」を検討している人には「今の家で大丈夫か?」「新しい家は安全な場所に建てたい」「もっと頑丈で防犯性の高い家にしたい」などの心理変化が生まれ、その後の行動や決断にも大きく影響を与えることが考えられます。
つまり、ニュースが無意識のうちに「潜在顧客の購買決定基準を書き換えている」のです。
さらに、心理学的な視点で考えると、人は一つの不安を感じると、他の不安にも敏感になる傾向があります。
クマのニュースを見るたびに、「予想外の侵入者に生活を脅かされるかもしれない」という不安を感じると、潜在顧客の不安はクマだけにとどまらず、「もし地震が来たら?」「泥棒が入ってきたら?」「シロアリや他の害獣は?」と広がっていきます。
つまり、「クマのニュース」が、工務店やリフォーム会社の潜在顧客に対して、「防犯」「耐震」「耐久性」などへのニーズを掘り起こしてくれている、という状態なんです。
検索で不安を解決したい潜在顧客への「答え」になるコンテンツを仕込む
つまり、これからは「自然災害対策」「防犯対策」「獣害対策」をネットで検索する人が、爆発的に増えるか、常に一定数存在し続けることになります。
人は、自分ではどうにもならない恐怖を感じた時、具体的な「対策」を知ることで安心しようとします。
検索行動は、不安を解消する対策を知りたいという明確な意図の現れです。
ここに、工務店・リフォーム会社が本来出会えなかった層と出会う、絶好のチャンスがあります。
鉄は熱いうちに打て。熊のニュースがホットな今こそ、コンテンツを仕込むべきです。
下記のグラフは、大きな地震が起きた後の、ある工務店様の「住宅 × 地震」をテーマにしたコラムのアクセスデータです。

そして下の表は、アクセス数のグラフにある番号に対応した地震災害の記録です。
|
番号 |
年月日 |
最大震度 |
震源地 |
|---|---|---|---|
|
① |
2024年 8月 8日 |
6弱 |
日向灘 |
|
2024年 8月 9日 |
5弱 |
神奈川県西部 |
|
|
2024年 8月19日 |
5弱 |
茨城県北部 |
|
|
② |
2024年11月26日 |
5弱 |
石川県西方沖 |
|
③ |
2025年 1月13日 |
5弱 |
日向灘 |
|
2025年 1月23日 |
5弱 |
福島県会津 |
|
|
④ |
2025年 4月18日 |
5弱 |
長野県北部 |
(出典)Yahoo!天気・災害「地震の履歴一覧」
グラフを見ると、「住宅 × 地震」のキーワードのコラムが、災害発生直後にアクセスが急増していることが分かります。
クマ被害は季節性がありますが、地震や災害はいつ起こるかわかりません。
今、「安全性」や「対策」に関するコンテンツを仕込んでおくことで、ニュースが流れるたびに、御社の会社のホームページにアクセスが集まる仕組みが作れるのです。
トレンドを捉えたコンテンツを発信するベースとなる、工務店のホームページ・SNS運用のコツについてはこちらの動画で解説しています。
トレンドを使った「キラーコンテンツ」の作り方

では、具体的にどんなキーワードでコンテンツを作ればいいのか、プロの視点で解説します。
単に「熊対策の家」ではニッチすぎるので、もっと広げて考えましょう。
例えば、「高断熱の家 害獣対策」です。
これは、気密性が高い家は隙間がないため、クマはもちろん、ネズミやムカデ、シロアリの侵入も防げるという論法です。
潜在顧客がクマ対策を調べていたら、自分の不安を完全に解消できる住まいの形が見つかる、という流れを狙っています。
「地震 火災 泥棒 対策の家」なども考えられます。
クマ対策で頑丈なフェンスや窓ガラスを検討する人は、同時に他の災害対策や防犯も気にしている可能性が高く、さまざまなリスクに備えられる家づくりやリフォームについて検索すると考えられます。
この狙い目キーワードから、潜在顧客の不安を解消できる以下のようなコンテンツが作れる、と考えられます。
- 「【熊・ネズミ・ムカデ】害獣を物理的にシャットアウト。「高気密・高断熱の家」が最強のシェルターになる理由」
- 「クマ出没地域でも安心!防犯ガラスとシャッターで家族を守るリフォーム術」
このように、トレンドの入り口から、自社の強みである「性能」や「リフォーム」へ着地させるのです。
専門家視点が差別化の鍵
住宅業界の企業様へWEBコンサルティングを提供する会社は「『住宅ローン』や『間取り』『坪単価』などで記事を書きましょう」と言います。
もちろん住宅業界に直結する一般的なKWでコンテンツを展開することも大事です。
でも、それは競合他社も全員やっている「レッドオーシャン」です。
本当に必要なのは、「潜在顧客の不安を、長期にわたって解消してくれる専門家」という立ち位置を取ること。
「この会社は、家のかっこよさだけでなく、私たちの命や生活の安全を本気で考えてくれている」
そう思わせるための、ちょっと変わった切り口のオリジナルコンテンツ。これこそが、他社との圧倒的な差別化になります。
AI vs 人間|勝敗を分ける思考とは

最近は「記事作成などのコンテンツマーケティングはAIでできるんでしょ?」という声も聞きます。
でも、断言します。「クマのニュース」から「お客さまの潜在的な不安」を読み取り、「高気密高断熱住宅」に結びつける……このような思考フローは、現時点でAIには不可能です。
AIは過去のデータからしか答えを出せません。
「今」起きているニュースを見て、人間の感情の揺らぎを想像し、オリジナルな企画を生み出せるのは、人間だけです。
そして、それを住宅業界の文脈に落とし込めるのは、建築業界とWEBマーケティングの両方に特化した専門家だけなんです。
「住宅業界×WEB」両方の専門家をパートナーに
経営者さまには大量の仕事があります。WEBコンテンツのためだけにニュースを見たり、アイデアを考案するのは現実的ではありません。
自社の商品やサービスに真にフィットするWEBマーケティングは外注が現実的で、最も費用対効果が高いと断言できます。
ただし、ただ記事を書くだけのライターではなく、住宅業界の仕組みと、最新のマーケティングの両方を理解しているパートナーを選んでください。
WEBマーケティングや集客の外注を検討する際に必ず知っておきたい、パートナーとなる会社選びや賢い依頼方法のコツについては以下の動画をごらんください。
ミライスタイルは、高い専門知識・経験・技術を持つ、住宅業界専門のWEBマーケティング会社です。
「御社が持つ強みをトレンドニュースと結びつける」といった、オリジナルの取り組みが可能です。
経営者さまが現場で汗を流している間に、世の中のトレンドを敏感にキャッチし、それを御社の集客に変える戦略を構築できます。

ミライスタイルは、建築業界に特化したWEBマーケティング会社です。
「勝てる営業資産」として役立つホームページの作成やリニューアル、SNSの運用代行までワンストップで行い、工務店様やリフォーム会社様、設計事務所様のWEBマーケティングを二人三脚でサポートしています。
建築業界出身のディレクターをはじめ、実績豊富なエンジニア、建築業界専門のライターが揃い、「なかなか問い合わせ数が伸びない」とお悩みの工務店様・リフォーム会社様の課題を解決できる点が、ミライスタイルの最大の特徴です。
建築業界専門のWEBマーケティング会社として多くの実績があります。マーケティングの外注を検討されている工務店様・リフォーム会社様などは、お気軽にお問い合わせください。
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