餃子の王将 職人と経営のせめぎあいについて思った事

極王回鍋肉(ゴクオウホイコーロー) | メニュー:北海道・東北・関東・甲信越 | 餃子の王将
昨日なんとなくTVをつけると、企業側の作った商品に対して、カリスマ料理人が合格・不合格を出す、よく見た事のある例の番組がやっていました。
そこでの極王回鍋肉という商品の問答で、
料理人から「豚肉に最後じゃん(:料理の技法)をしないのは、経営的生産性を考えてか?味を考えてか?」
企業側から「両方です」
というやり取りが有りました。
そのあとのVTRで、
「現場の料理長のような人が、現場のスタッフを指導している場面」が映し出されていました。
それを見たときに自分の仕事を考えさせられました。
私はWEBデザインにおいて、やはり徹底的に”上手い味”を追求したいと思っています。
それは工務店や設計事務所さんの建築においても同じだと思います。
私自身、特に若いころ、10代・20代のころ量販店のなんでもテンプレ化して70点を目指しているものを買うしかなかったのですが、本音はもっと良いものが有ると思っていました。自分がもしこの先会社をやるなら、高品質なものを提供する会社にしたいと考えていたように思います。
ただ30・40になり、会社経営をする側として考えるべきはそんなに簡単ではないんだな、という事に気づいていきます。
当社の今に置き換えると品質は絶対落とせません。が、一方で当社の目的・理念を業界に発信し、WEB担を育てる文化を根付かせて工務店を内側から元気にすることで業界貢献する為、より多くの工務店・建築会社にこのWEB運用が届くよう、経営的な側面も追ってゆきたい。
味が良い・悪いを判断する前に、その会社の目的が何なのか、という部分を深く考える必要が有ると思いました。

当社はWEB制作会社で今15~20名の社員数の規模です。
また工務店よりは設計事務所に似たソフトのビジネスで、労働集約型かつ、商品=人みたいな会社です。
だから会社の目的を果たしてゆくには、人の採用と育成が全てといっても過言ではありません。
当社で今季から具体的に始めているのは、業務のABC分析、というものです。
何かというと、特にクリエイティビティを発揮する必要のない業務をB・Cとし、アーティスティックな”神の一手”みたいな部分をAとする。まずはB・Cの領域:基本フォームを徹底的にマニュアル化してみようと進めています。
恐らくこれまでうちの会社は創業メンバーの無尽蔵の力:Aのアーティスティックな側面に頼ってきました。
それから組織が10名超えるあたりから顧客数が増えて、既存クライアントへの提供品質を維持するという責任の背景でこのリスクに気づきました。
組織化を始める中で、Aのアーティスティックな部分とB・Cの基本フォームとを無意識のうちにひとくくりにして「=人の育成」と捉えてしまっていました。
だから「人が全てです」(※そりゃそうだろう)→盲目的な「人を育てよう」という解像度の低い発想に留まり、経営的に展開掛けられていないのではないか、と考えています。
人を育てる前段階として「人を育てる仕組みを育てる」という発想に切替え、スポーツや音楽で言うところの基本フォームの部分、B・Cを徹底的にマニュアル化してみようと、社内にて進めています。
先ほど「現場の料理長のような人が、職方を指導している場面」が映し出されていたと言いました。という事は、王将はB・Cのマニュアル化をしながら、Aの領域にも踏み込んでいる。だから割安に感じるような他と違う品質、俗にいうWTP(ウィリングネス・トゥ・ペイ:人が喜んでお金を出す品質)の高いものが提供できる、という事なのかな?と思いました。
王将でもサイゼリヤでもユニクロでも何でもそうですが、みんなが喜ぶ安くて上手いものを提供できるのは、本当尊敬します。
このような量産化は大企業でしかできない、だからうちのような中小企業は品質しかない→徹底的に質を追うぞ(しかないでしょう)とただ単純に考えてきました。
ところが、実際にやってみると会社の目的に紐づいている為、事はそんなに単純ではなく、王将のように両立も出来てしまうのではないか?と、うちの会社のこの先に紐づけて、とても勇気をもらえる映像でした。
これから、当社はWEB制作・運用を職方的に行っていた部分と会社の目的に基づき、味を落とさずに組織の拡大を進めていこうと思っています。
(お知らせ)
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