SEO対策で客層は分けられない?

当社のコンテンツSEOを導入しているクライアント様から、良くご相談がある内容として、「ターゲット層・高価格層だけを集めて欲しい」という客層を指定する、という要望があります。
この要望を聞いて現場で毎日データを見ている身として、いつも思うのは「SEO対策では、明確に客層(価格帯)を絞るには限界がある手法」という本音にも似た考えです。
多くの中小の工務店さんで顧客単価を上げたい、という要望は共通になっています。
中小企業が大量生産に向かない:だから高品質高単価で売っていくという事に加え、資材価格・仕入れが高騰していく現在において、最終売値単価を上げていかないと経営ができないという事情があります。
その中で、高単価の顧客だけに絞ってWEB問合せを受けていきたいという気持ちは、同じ経営者として痛いほどよくわかります。
当社ではそのような要望に応えて、当社がWEBリニューアルさせていただき、その後運用して結果として顧客単価の引き上げに成功した事例が沢山あります。
ただそのパターンの多くが、SEO対策の入口で顧客を絞って集められたわけではなく、「SEO対策で入口に潜在顧客を顧客が多く集め、その中で相対的に高単価の問い合わせが増えた」という次善の策のような解決策になります。
なぜ顧客をセグメントできないかというと、「SEO対策の検索クエリはユーザーの状況によってさまざまだから」です。
例えば「東京 工務店」と打つ人は、戸建て住宅を2000万円で家を買いたい人、5000万円で注文邸宅を作りこみたい人、といったように双方とも含まれます。またわかりやすく「注文邸宅」と打つ人は、何となく高価格層が集まりやすいと思いきや、その価格に対する主観はユーザーの状況によってかなりのばらつきがあり、安直にキーワードの種別だけで客層(価格帯)を明確に分けるのは難しいです。
まとめるとSEO対策は高価格層も低価格層も、どちらもどうしても集まってしまう手法と考えています。
どちらかというと集客入口での客層にこだわるよりは、まずは「高くても売れる商品を作る事」「仕事が仕事を呼ぶサイクルを作る事」に尽きると思います。その上で受け皿のWEBサイトのUXを高知覚品質にもっていき、その先の最終的な問合せの敷居を上げる、若しくは問合せをしてもらった後の営業活動の濃淡でセグメントするという方法で、結果としての顧客単価の引き上げに導いています。
「SEO対策で客層(価格帯)は明確には分けられない(ある一定以上は)」
これは私がこれまでで行きついている、一つの考え方です。
是非参考にしてみてください。