工務店 1人当たり売上高データと考え方について

今回は工務店・リフォーム会社の生産性に関する具体的なデータと、目指すべき指標についてお話しさせていただきます。
今回出す数字は全て社長の人数・給与を除いた数字として考えるとよいと思います。
まず業界の平均値ですが
■ 建設業界全体:粗利率は約25%、社員一人当たりの売上高は約4300万円というデータがあります。
■ リフォーム事業者に特化した場合:粗利率は約30%というデータが有ります。
これらは、当社のクライアントに限った話ではなく、日本全国の平均になります。
また当社のクライアントのデータも参考に拾ってみました。
当社の経営とも照らし合わせて、個人的に考えている感覚として下記の事が言えると思います。
■ 工務店の一人当たり売上高は約4000万円、そして一人当たりの粗利は約1200万円が平均的な目安となります。
■ 一人当たり売上高はもしも1億円以上であれば非常に高い生産性の企業と言えると思います。
■ 一人当たり粗利:目標は1000万円〜1500万円です。これは、当社のようなIT業と工務店とさほど感覚に変わりはないと思っています。一般的に「給与の3倍の粗利を出す」という経営のセオリーに基づいて考えるとしたら、年俸400万円の方を雇うには、1200万円の粗利が必要になる計算となります。ちなみに労働分配率は当社は50%以下を目標としています。
■そして最終的な一人当たり当期利益は200万円以上を目指せるとエクセレントかと思います。日本の上場企業の1人あたり営業利益の平均は100~200万円と言われますので、一人当たり当期利益は200万円以上・・・なかなか出せる数字ではありませんが、この利益水準に達していれば、新たな成長投資など、会社のさらなる発展に繋がる施策が可能になると思います。
このような工務店経営の参考数値を集計し、随時紹介していきますので参考にしてみてください。
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