WEBサイトに掛ける費用について

常にWEBサイトの費用は、「現況の売上・利益」から考えるようにしています。
今回は多くのクライアントが悩む「WEBサイトにいくら投資すべきか?」というテーマについて、当社のクライアント様の具体的なデータをもとに解説します。
住宅・建築業界の当社のクライアント62社のデータによると、WEBマーケティング関連の施策費平均は月額約45.7万円でした。そのうち約73.7%がSEO対策に充てられているという結果になりました。
これはWEBサイトををただ作るだけでなく、放置されがちなホームページを運用・改善し、検索エンジンからの集客力を高めることに主軸を置いているためです。
具体的な投資目安としては、
- 売上高に対しては1%以上の広告宣伝費が目安で、最低限1%以上は必要とお考え下さい。
- 当期利益に対しては10%以上をかける会社が多い傾向にあります。
- 設計事務所様のように粗利が売上高とほぼ同じビジネスモデルの場合、粗利の5%〜10%が目安
というのがWEBマーケティング費の目安となります。
よく「売上高の3%は掛けないといけない」と業界的には言われていますが、それは会社の規模によって正解・不正解が有るのではないかと思うのが現場の感覚です。
特に注目すべき点として、年商3億円以下の小規模事業者様ほど、売上高に対する広告宣伝費の割合が3%を超えるケースが多く、初期段階ではかなり厚く投資しないと初めの1歩目を打開できない。この事は私の経験則から、とても強く感じている事です。
年商1億円の会社も10億円の会社も同じマーケットで競う事になるので、初めの一歩での投資が必要になります。
そしてこのWEBマーケティング費は単なる広告宣伝費として捉えるのではなく、会社組織の構築や商品・サービスの磨き上げ、ひいては中長期的な優位性を獲得するための「資産」への投資と捉えることが大切です。
人材教育や組織づくりといった資産価値への投資が、後の成長に大きく影響します。
このような考え方で、WEBマーケティングに取り組んでいただく事をお勧め致します。
(お知らせ)
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