建築業界WEB運用 x リスティング広告コラム⑤:ロングテール効果の応用と効果予測
皆様こんにちは!
ミライスタイルの聡です。
建築業界のお客様のWEBを、リスティング広告を使ってPRしていく手法をお届けしたこのコラムも第5回を迎えました。今回が最終回となります。
最終回の今回は、前回の続きでロングテール効果を見越した広告の運用方法と、どのように工夫をすればロングテール効果が得られるかをお届けします。
前回のコラムでリスティング広告の土俵でロングテールを応用し、広告の効果を高め、多くのコンバージョンに辿り着くことを今回の広告運用の目標にしたディレクターのS。
今回のお客様は「東京都内で注文住宅を販売しているハウスメーカーA社」です。
この会社は過去リスティング広告の運用先を探していましたが、見つけたのはすべてCPC(クリック単価=投じた広告費÷その施策で獲得できたクリック数で割り出される1クリックを獲得するのにかかるコスト)が¥300.-という高い相場の会社でした。
そこに上限クリック単価¥100で広告運用してくれるミライスタイルを発見しました。
A社は\500,000.-/月の広告費用を投じて、ミライスタイルに広告運用をお願いしました。
過去探していた\300.-という高い相場の会社に広告運用をお願いすると、\500,000.-÷\300.-/クリック=1667回までクリックしてもらえる枠があるという事になります。
しかしミライスタイルに広告運用をお願いすると\500,000.-÷\100/クリック=5000回もクリックする枠があり、それだけコンバージョン(問い合わせなど、広告を運用する上での目標)に到達できる可能性が上がります。
それらの情報を総合して検討して、このA社はミライスタイルに広告運用をお願いすることにしたのです。
ここで今回のミッションを整理すると2つの事をクリアする必要が出てくることが分かります。
1. お客様から運用をお願いされた予算\500,000.-を使いきる
2. 使い切ったときに到達できるとご案内していたクリック数5,000回と、クリック数から到達できるコンバージョン数を獲得する
これを達成する為にロングテールが使えます。
目標のクリック数5000回を達成することをゴールに設定し、そのためにロングテールの物量作戦でより多くのインターネットユーザーの目に触れクリックされるように、月間検索数が少ないニッチキーワードを広告ツールの管理画面の中にためていきます。
そうすることでお客様の目に触れる領域が広がり、クリック数が高まる効果が期待されるからです。
とここで問題になってくるのがどれだけのキーワードを在庫として残しておくかです。
その指標は広告の数字を見ながら増やしていくという事になります。
つまり5000のキーワードを並べた段階で1000クリックの実績があるのであれば、5倍の2万5000のキーワードの在庫を蓄えておけばクリック数5000回に達成でき、目標に到達できるという見通しが立ちます。
まとめ
5回に渡ってお送りした建築業界WEB運用×リスティング広告コラム、いかがでしたでしょうか。AIの時代になったからといっても、そこに人の考えを入れることができます。5回に渡ってお届けしたコラムでペルソナの設定やロングテールの数字設定で予測を立てる際に人間の考えを仕事に活かすことができることをご理解いただけたかと思います。
平野 聡