中小建設業こそ営業方法にホームページを加えるべき理由
これまでの建設業界では飛び込み営業や既存取引先からの下請けなど、人を介した営業方法が中心でした。
しかし少子高齢化が進み業界自体が縮小するこれからの時代、これらの営業方法だけだと先細りしてしまう可能性も考えられます。
今回は建設業のこれからの仕事の取り方として、ホームページの運用に力を入れていくべき理由や活用方法にスポットを当てていきます。
実際の建設業ホームページ活用事例も紹介しますので、営業方針にお悩みのご担当者や経営者の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
■建設業も仕事の取り方に変化が必要
■ホームページを営業方法にくわえるべき理由
■建設業のホームページ制作・運用実例
■建設業のWEB営業戦略
目次
■建設業も仕事の取り方に変化が必要
業界全体の高齢化による人手不足や働き方改革など建設業の課題はたくさんありますが、令和時代は営業方法も見直しが求められるタイミングです。
少子高齢化が進むこれからの時代は、ローコストで効率的に仕事を獲得する営業方法が必要です。取引先に依存した仕事の取り方は景気や外的要因に左右されますし、飛び込み営業もコストを考えると現実的ではありません。
ネット検索が当たり前になった昨今、地域密着の建設会社こそホームページでの集客を考えるべきです。
■ホームページを営業方法にくわえるべき理由
・無人の営業ツールになる
ホームページは、インターネット上で24時間お客さんを迎える無人の営業ツールになってくれます。飛び込み営業やビル・駐車場看板のような多額のランニングコストもかからず、安価に集客できるのも特徴です。クオリティの高い自社ホームページは、優秀な無人営業ツールとして活躍してくれます。
・営業活動の補助ツールとしても使える
名刺交換だけでじっくり営業を掛けられないといったシーンでも、名刺にURLやQRコードがあれば後で見てもらうこともできますよね。
紙のパンフレットだと後から見直してもらうのは難しいですが、ホームページならスマートフォンからアクセスできるのでハードルは下がります。休憩や出勤中にスマホでホームページを見て、時間差で問い合わせしてきてくれるかもしれません。
・ターゲットを絞りこめる
新聞広告や交通広告などのよりホームページはリーチできる人数は少なくなりますが、その分対象を絞り込めるのが特徴です。看板や新聞広告を見る人はコントロールできませんが、SEO対策やリスティング広告はコントロールすることが可能です。
主婦や学生といった建設業と関わりの無いユーザーを除き、「自社ビルを建てたい」「マンションの管理を任せたい」といったニーズに直接アプローチできます。自社の強みに合わせた細かいニーズを対象にできるため競合と差別化もしやすく、問い合わせ率を高めることができるのもホームページの大きなメリット。
・こまめに情報更新できる
近年はCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が一般的になったことで、専門知識がなくてもホームページを更新できるようになりました。お知らせや施工事例の更新などを頻繁に行えるため、繁盛しているイメージをつくって問い合わせにつなげやすくなります。
最初はホームページ制作やリニューアルを外部発注して、軌道に乗ったら社内で更新してコストを抑えることも可能です。
・ページ数の制限がない
自社管理のホームページは紙媒体や広告枠のようにページ数やスペースの制限がなく、どんどん内容を充実させることができるのも特徴です。
例えば紙のパンフレットだと施工事例の数を厳選しなければいけませんが、ホームページなら過去案件をすべて掲載することも可能です。ユーザーが求める施工事例を見つけられる可能性が高くなり、問い合わせにつなげやすくなります。
ネット上のホームページなら基本的に制限はありませんので、企業理念や地域貢献への取り組み、社員教育などの情報も自由に発信可能です。競合他社との差別化を図りやすく、受注率アップにつなげることができます。
・問い合わせ動線を設置しやすい
PCやスマートフォンからアクセスするホームページ内なら、複数個所にスムーズな問い合わせ動線を設置できるのも大きなメリット。紙パンフレットのあちこちに「こちらからお問い合わせを!」と書いてあるとうっとうしいですが、ホームページなら自然にボタンを配置できます。紙の場合電話番号やQRコードなどからアクセスしなおす手間がありますが、ホームページならワンタッチで問い合わせできるのも便利です。
電話・メール・問い合わせフォーム・SNSなど、相手が使いやすい問い合わせ手段を複数用意できるのもホームページならでは。うまく動線を設置できれば興味から問い合わせまでのハードルが下がり、集客率が高まります。
■建設業のホームページ制作・運用実例
実際に私たちが制作運用をお手伝いした建設業ホームページの実例を紹介します。
デザイン・集客の工夫両面に注目してみてください。
中村建設(株):埼玉県
埼玉県で明治時代から続く、歴史ある建設会社様のホームページリニューアル事例です。強みである職人の技術力を打ち出し、誠実なイメージに仕上げています。
豊富な施工事例は個人宅・商業施設・公共事業などジャンルごとに分け、実績と信頼感につなげました。
お知らせフォームやInstagramなども活用しながら最新情報を配信し、動いているサイトに印象付けて問い合わせ率を上げています。
株式会社三共建設:茨城県
平成元年創業、総合建設業として民間・公共に幅広く展開する企業のホームページ活用事例です。
地元つくば市の施工事例をジャンルごとに豊富に掲載し、さまざまなニーズに対応できる体制をアピール。写真のクオリティと枚数にも力を入れ、サイト資産として継続して育てています。
ほかにも建設会社様のWEB制作・運用実例を掲載していますので、こちらもぜひご覧ください。
■建設業のWEB営業戦略
・コンセプトや強みを明確にする
まずは自社が得意とするジャンルやターゲットユーザーを明確にし、ホームページを一目見てコンセプトや強みが分かるようにしましょう。WEB上では多くの競合他社と比較検討されることになりますから、差別化できるポイントを目立たせるのが基本です。
一つのジャンルに特化せず多ジャンルに対応できる場合も、総合力や会社の信用度といった強みとして訴求するなど工夫してみましょう。
・まずは地元エリアに特化する
他県を含む広いエリアに対応している場合も、WEB集客についてはまず地元から攻めていくのが良いでしょう。SEO対策やリスティング広告もまずはエリアを絞ることで、効率良く集客できるWEB資産を育てやすくなります。
地元エリアで安定した集客が生まれたら、エリアを拡大するという順序で検討してみてください。
・施工実績を充実させる
自社ホームページを営業ツールとして活用する場合、重要になるのは施工事例の数とクオリティです。
事例数は実績のアピールにつながり、顧客の信頼度と集客率に影響してきます。事例写真のクオリティが高ければ、デザイン性を求める顧客からの問い合わせも期待できます。
施工事例の充実には時間がかかるため、今までの蓄積にくわえてこれから施工する現場でも積極的に撮影していきましょう。
・社員募集ページを併設する
自社ホームページに社員募集ページを併設するのは、集客面でのプラス効果も期待できます。新入社員を募集しているのは会社が成長しているという証になりますし、社員教育体制でスタッフのレベルをアピールすることにもつながります。社員のインタビューや普段の仕事ぶりを掲載するなど、会社の雰囲気を伝えるコンテンツとしても活躍してくれます。
自社サイトであれば出稿料もかかりませんので、応募があれば求人コストの圧縮もできて一石二鳥です。
■まとめ:建設業もホームページを育て、効率的な集客を!
工務店やハウスメーカーではホームページの活用が当たり前になりましたが、建設業でもすでに営業方法の一つとして重要度を増してきています。WEB集客は構築までに少し時間がかかりますが、無人で営業してくれる効率的な仕事の取り方として活躍してくれます。
すでにホームページをお持ちの会社も、デザインやコンテンツのリニューアルで、集客できる自社メディアとして活用してみてください。
建設業のホームページ制作・リニューアルはミライスタイルへ
わたしたちミライスタイルは、建築・建設業界のみに特化したWEB制作・運用会社です。
一級建築士をはじめとする専門性の高いスタッフで構成したチームが、集客できるホームページデザインと運用方法を的確にご提案します。制作だけでなくWEB広告戦略などどんなご相談にも対応しますので、お気軽にご相談ください。
毎日開催のオンライン相談会も実施していますので、「とりあえず話だけ聞いてみたい」というご担当者様もお気軽にどうぞ。
株式会社ミライスタイル
https://mirai-style.net/
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