令和時代の住宅広告はWEBに力を入れるべき理由
世の中全体がデジタルシフトしつつある現代、住宅広告業界にも大きな変化が訪れています。
特に令和時代はコロナ過によって外出頻度が減ったこともあり、物件紹介動画やVR内見などのWEB広告への対応が明暗を分けた部分が大きいです。
今回は今後の住宅広告戦略としてWEBルートの集客に力を入れるべき理由、具体的なWEB広告の活用例などを解説します。
目次
■紙媒体に依存する住宅広告戦略は危険
■WEB住宅広告に力を入れるべき理由
■WEB住宅広告の活用例
■紙媒体に依存する住宅広告戦略は危険
毎年発行部数が落ち込んでいる新聞や廃刊が相次ぐ雑誌など、紙媒体の広告効果は年々減少しつつあります。もちろん大きな発行部数を持ち効果的な紙広告もありますが、今後紙媒体が大きく伸びることは難しいでしょう。将来的な展望を考えるとそれだけに頼り切りなのは少し危険な状況です。
WEBの住宅広告には紙媒体と違った取り組み方や集客のコツがありますので、いきなりすべて切り替えるのは難しいです。今から少しずつ実践してノウハウを蓄えておいた方が良いでしょう。
■WEB住宅広告に力を入れるべき理由
具体的に、WEB広告が持つメリットや取り組みを始めるべき理由を一つずつ解説していきます。
・効果測定し効率的に広告を打てる
少子高齢化が進むこれからの日本では、昔のように大々的に広告費をかけるのではなく、ピンポイントで効率的な広告戦略が求められます。WEB広告は紙媒体より具体的な効果測定ができるため、データを参照しながら広告の費用対効果を高められるのがメリットです。
例えばファミリー層向けのマンション広告なら、30代~40代の男性にターゲットを定め、クリック率や問い合わせ率などを検証しながら効果を最大化することができます。
新聞広告や交通広告はエリア以外のターゲットを指定できませんが、WEB広告はある程度年齢や性別などの属性も絞り込めます。扱う住宅商品に合わせて届けるユーザーを絞り込めるのも、WEB広告の大きなメリットといえるでしょう。
・紙媒体より情報を充実させることができる
新聞や雑誌の広告枠はサイズによって価格が決まっていて、その中に必要な情報を詰め込まなければいけません。WEB広告もバナーやタイトルは情報の制限がありますが、ワンクリックした先のページに情報を充実させられるのが有利なポイントです。クリック先のランディングページは自社所有となるため、ページ数や画像の大きさに制限はありません。
物件の情報や魅力を余すことなく伝えることで競合と差別化しやすく、問い合わせまでのハードルを下げることができます。
・バリエーションが豊富
WEBの住宅広告は見せ方のバリエーションが豊富で、ターゲットユーザーに合ったアプローチを選択できるのも紙媒体より優れているポイントです。
最近見かけることが増えたマンションや分譲住宅の動画広告は、写真や間取り図よりイメージがわきやすいですよね。コロナ過でのオンライン相談やVR内見など、時代のニーズに素早く対応できるのもWEB広告ならでは。
リスティング広告やバナー広告などクリック型の広告だけでなく、記事広告やSNSなどさまざまな手法を選べるのも特徴です。
・新しい広告形態に対応しやすい
最近は駅やバス、タクシーなどの交通機関でデジタルサイネージを見かける機会も増えてきました。自社のWEB広告を育てておけば、将来こうした新しい広告形態と連携して時代の流れに対応できます。
例えば最近、電車内のデジタルサイネージとスマートフォンを連携するターゲット広告の実証実験などが行われています。実用化されれば、通勤途中にマンション広告を見たユーザーに対し、スマートフォンにホームページをプッシュ通知することが可能に。こうした新しい広告手法に対応するには、クオリティの高い自社ホームページやWEB集客体制が不可欠です。
時代の流れや新しい広告技術に対応できるよう、WEB広告に力を入れておきましょう。
■WEB住宅広告の活用例
・エリアを絞ってリスティング広告
「東京×新築マンション」「千葉×分譲住宅」など特定のエリアと需要に絞ったリスティング広告は、WEB住宅広告の定番手法です。上手く活用することで確度の高いユーザーにアプローチでき、高い効果が期待できます。例に挙げたような抽象的なキーワードは競合も多いですが、商品コンセプトに合わせてターゲットを絞り込めば、効率的な広告運用も可能です。
運用に少しノウハウが必要にはなりますが、定番なだけにしっかり扱えれば大きな効果も期待できる広告手法です。
・インスタ広告でフォロワーに定期アプローチ
住宅検討の初期段階で使われることが多いインスタ広告でフォローしてもらい、定期的に新しい情報を発信するメルマガ的な使い方をする活用例も増えています。住まい探しをはじめていきなり見学会やモデルハウスに呼び込むのは難しいですから、接触回数を増やして確率を上げるのは効果的です。
デザイン性の高い住宅商品を扱っているなら、集客効果が期待できるアイデアです。
・リターゲティング広告でイベント告知
一度自社サイトを訪れたユーザーに対し、ネット上の他サイトの広告枠でイベントなどを告知して再訪を促す活用例です。ネット通販などで一度チェックした商品やメーカーが、ほかのサイトに出てくることありますよね。
一度サイトを見てくれたユーザーに再アプローチできれば、新規ユーザーより問い合わせや来場につながる可能性も高いというわけです。初回訪問からリターゲティング広告を出すまでの期間も設定できるため、住まい探しの検討が進んだタイミングを狙うといった作戦も立てることができます。
・地域に強みのあるWEBメディアで記事広告
マンションや分譲住宅などの住宅商品は、地域に特化したWEBメディアの記事広告を活用するのも一つの例です。記事広告は一般的な読み物やコラムの体裁をとるためユーザーに読み込んでもらえる可能性が高く、WEBなら自社サイトへのリンク設置で流入が期待できます。
第三者の取材形式など客観性のある広告ページに仕上げることもでき、一般的な広告とは一味違う効果を持たせることも可能です。最近は地域の観光協会や自治体の移住支援サイトなど、コラボ先の選択肢も増えてさまざまな戦略を考えることができます。
・VR内見やオンライン相談で問い合わせ率アップ
コロナ過においてモデルハウスや見学会へ足を運ぶハードルが高くなっている現代、自宅から利用できるVR内見やオンライン相談につなげられるのもWEB広告ならでは。特にVR内見は賃貸アパート・分譲マンション・注文住宅などどのジャンルでも一気に普及が広まりました。今後は競合比較の際にVR内見に対応していないと、その時点で検討候補から外されてしまう可能性もあります。
オンライン相談で人数を集めてイベント・セミナーとして活用している会社も増えています。
■まとめ:WEB住宅広告に対応して時代の変化に備えましょう
住宅業界でも年々WEB集客の重要性は高まっていますが、コロナ過などの影響もあり今後はさらに移行が進むことが予想されます。紙媒体の広告体制から早めにWEB広告体制に移行し、新しい時代に対応できるようにしておきましょう。WEB集客は急に効果を上げるのが難しいため、早い段階から少しずつ育てていくことが大切です。新聞広告など従来の広告効果が出ているうちに、WEB広告の準備も始めておきましょう。
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