建築業界で元請けになるには、ホームページでの集客が重要 | ミライスタイル

建築業界で元請けになるには、ホームページでの集客が重要

建築業界では工務店やリフォーム会社、ゼネコンなどの下請け仕事も多いですが、安定した利益や事業の拡大を考えるなら元請けになることが重要です。

今回は建築業界で元請けのポジションになるメリット、元請けになるために必要な準備などを解説していきます。

一人親方から法人社長まで基本的な取り組み方は同じですから、どの業種・業態の方もぜひ参考にしてください。

 


目次
■建築業で元請けになるメリット
■元請けになるために必要なこと
■ホームページ自社集客が元請けへの近道


 

■建築業で元請けになるメリット

ビジネス分析のイメージ

公共事業から一般住宅やリフォームまで下請け構造が一般的な建築業界では、大きく利益を上げるなら元請けのポジションを得ることが必須条件です。さらに人口減少・空き家率上昇といった課題を抱えるこれからの住宅業界では、元請けになる重要性もますます増えていきます。

 

・いきなり仕事がゼロになるリスクを減らせる

業界が縮小すると当然倒産・廃業件数が増えるため、下請けのポジションだと元請けがいきなり倒産して仕事がなくなる恐れがあります。元請けとして自社集客力を高めていけば、こうしたリスクを軽減することができるのは大きなメリット。

自社で集客をコントロールしていれば受注率の低下などにも気づけるため、早期に手を打って改善する余地も生まれます。

 

・価格競争から脱出できる

元請けのポジションは顧客と直接価格交渉できる点も、下請けとの大きな違いといえるでしょう。下請けでも技術力を高めていけば高利益の仕事を得ることは可能ですが、どうしても価格競争の影響は受けやすいですよね。「今回は相見積もりで厳しいからこの価格で頼むよ」と元請けに言われ、仕方なく割引仕事を請けたという話も少なくありません。元請けになり商品力やサービスを磨いていけば、価格競争から脱出するチャンスが生まれます。

建築業界の大きな課題である人手不足解消のため外国人労働者が増えると、さらに価格競争が加速し下請け価格が下落する可能性も高いです。早めに元請け仕事を増やしておくことで、こうしたリスクも軽減できます。

 

・多くの仕事を同時に受注できる

自らが元請けになって下請け会社に発注できるようになると、受注能力が大幅にアップするため売り上げを伸ばすチャンスも増加します。

信頼できる協力業者を増やしておけば、自社でさばききれない仕事もアウトソーシングできるため断る必要がありません。売り上げと利益が伸びていけば社員数と組織を拡大し、さらに大きく儲けることも可能になります。

 

■元請けになるために必要なこと

ビジネスチャンスが広がる元請けのポジションを確実に得るには、一つずつ準備を進めていく必要があります。

いきなりいっぺんに達成するのは難しいですから、あせらずじっくり足場を固めていきましょう。

 

・自社集客体制の構築

 

他社に頼らない自社集客体制の構築は、元請けになるための最も重要な取り組みの一つです。ここが最初で最大の難関であり、乗り越えられればひとまず元請けへの第一歩をクリアしたといえるでしょう。

新聞チラシ、交通広告、ホームページ、ティッシュ配りやポスティング、知り合いからの紹介など自社集客の手法はさまざま。最初は空いた時間のポスティングや知り合いへの営業など自力集客もアリですが、安定した集客を生むためにはしっかり仕組みを構築しましょう。次の章で詳しく解説しますが、これから元請けを目指すなら自社ホームページ集客に力を入れるのがおすすめです。

 

・商品力の強化

元請けとして安定した仕事を獲得するためには、「競合に負けない商品力の強化」も不可欠です。突出した強みがないまま競合と勝負すると、どうしても価格競争になり利益が削られてしまいます。インターネット全盛で多くの競合と比較されるこれからの時代は、特に突出したコンセプトや強みを持つことが重要になってきます。

建築業の商品力は、工事品質・デザイン・アフターサービスなどさまざまなポイントにわたりますので、少し分かりづらいかもしれません。まずは「競合より優れている点」「エリアで自社しか扱っていない工事や技術」などを軸に、商品力を伸ばしていきましょう。

 

建築業界の商品力強化については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

【関連コラム】地域工務店の商品力強化~自社の本当の商品は何か?

 

・人材採用/育成

 

上で述べた商品力強化に欠かせないのが、人材の採用と育成です。

従業員が短期間で入れ替わっている状態では個人スキルが伸びず、全体の品質も底上げできません。新しい技術や商品を採り入れるにも、優秀な人材がそろっていないとむずかしいですよね。

人材の定着率を高める方法は一つではありませんが、まずは成長できる環境づくりから始めてみましょう。研修や資格取得で若い従業員がスキルアップしていけば、利益があがって収入もアップする好循環を生み出せます。成長・収入アップのビジョンが見えると、社員のモチベーション維持効果も。

優秀な人材が多数そろえば組織を拡大していく選択肢も生まれ、元請けとしての体制をさらに強化できます。時間と手間はかかりますが、将来自社の強みとなって活躍してくれるはずです。

 

・広告宣伝費の確保

元請けとして安定した集客を生むためには、広告宣伝費も確保しなければいけません。新聞チラシ、自社ホームページなどどの集客方法も基本は先行投資になりますから、先だって資金を用意する必要があります。

建築業界の広告宣伝費は「売り上げ × 3%」前後が目安と言われていますので、目指す売り上げ金額に合わせて資金調達しましょう。例えば年商5,000万円を目指すなら、「5,000万円 × 3% =150万円」といった具合です。特に初期集客は費用を多めにかけた方が良いケースもありますので、少し多めに広告宣伝費を用意しておきましょう。

 

・協力業者との連携

建設現場のバックホー

前述したように自社だけでさばききれない量の仕事を受注できるのが元請けのメリットですが、そのためには仕事を請けてくれる協力業者との連携が欠かせません。

元請けの立場では下請け業者の工事品質やミスが自分の責任になりますから、優秀な協力業者が必要になります。かといって費用が高すぎても受注率が悪くなってしまいますから、コストと品質のバランス感覚も重要。あいさつや休憩中の態度なども評判や工事満足度に関わりますから、教育が行き届いているかというのも重要なポイントです。

良い職人や下請け業者はなかなか見つからないものです。自社ホームページや募集サイトなどを活用しながら、じっくり優秀な協力業者を確保していきましょう。

 

・徐々に元請け仕事にシフトする

ここで挙げた取り組みを一気に採り入れ、いきなり100%元請け仕事に切り替えるのは難易度が高いです。一つずつじっくりと取り組み、今までの下請け仕事をこなしながら徐々に元請け仕事を増やしていくのが良いでしょう。

コストの削減や従業員の教育などを進めながら、できる範囲で自社集客に取り組んでみると、改善すべきポイントも見えてきます。

 

■ホームページ自社集客が元請けへの近道

 

注文住宅やリフォーム工事もスマートフォンで手軽に探すようになった現代は、ホームページで集客するのがおすすめ。新築・リフォーム・土木どのジャンルも大手のホームページが強いイメージはあるかもしれませんが、すき間をついて効率的に集客することは可能です。

初期コストはかかるものの、一度構築してしまえば新聞チラシのように一回数十万円のコストがかかることもありません。元請け仕事を増やすなら、まずは自社ホームページをつくって少しずつ集客してみましょう。

 

建築業のホームページ制作はミライスタイルへ

ミライスタイルのスタッフ

私たちミライスタイルは、建築業界に限定したホームページ制作・運用会社です。幅広い業種を扱うWEB制作会社と違い、建築業に特化することでデザイン・集客効率を最適化できるのが私たちの強みです。

新築・リフォーム・ゼネコンなど幅広い企業様のホームページ作りをサポートした実績がございますので、ぜひ参考にご覧ください。

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著者情報

茂田啓良

茂田啓良(株)ミライスタイル ライター 

リフォーム営業マン・監督、エクステリア職人を経験しました。プラン提案、現場管理、施工と様々な視点から家づくりに関わって得た経験と知識を活かし、暮らしに役立つ情報をお届けします。

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平野雄介

平野雄介(株)ミライスタイル 代表

筑波大学大学院人間総合科学研究科 建築専攻卒。ゼネコンの現場監督,木造躯体供給会社,構造設計事務所のWEB担当を経て独立。建築業界専門のWEB運用会社 株式会社ミライスタイルを創業。

保有資格 一級建築士

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