工務店のYouTube動画活用事例集|難しいポイントと対策も解説
コロナウイルスによる外出自粛ムードは住宅業界にも及び、ハウスメーカーや工務店の営業スタイルにも変化をもたらしつつあります。
非対面のオンライン相談やVRモデルハウスとともに存在感を強めているのが、YouTube動画コンテンツです。
すでに多くのハウスメーカー・工務店が活用している動画コンテンツですが、実際に集客効果があるのか、どうやって使えば良いのか少しとっつきにくいイメージもありますよね。
今回は私たちミライスタイルが実際にお手伝いした工務店様の動画活用事例を見ながら、メリットや運用面での難しさ、対策をセットで解説していきます。
目次
■工務店のYouTube動画活用事例集
■工務店が動画を活用するメリット
■動画集客の難しさと対策
目次
■工務店のYouTube動画活用事例集
さっそく実際の工務店がどうやってYouTubeを活用しているのか、新築・リフォーム二つの事例を見てみましょう。
リフォームの動画活用事例:SHUKEN Re
デザイン性の高いリノベーション事例を活用し、動画でしか伝わらない間取りの雰囲気も含めたおしゃれな動画を作成。
3分以内の短い動画を中心にさまざまなテーマで作成し、InstagramやFacebookなどのSNSとも連携。コンセプトに合わせた動画活用事例です。
■工務店が動画を活用するメリット
・人柄や雰囲気が伝わる
文章や写真だけでは伝わらない、会社の雰囲気やスタッフの人柄を表現できるのは、動画コンテンツが持つメリットの一つです。
スタッフブログなどのコンテンツも同じ効果を持ちますが、実際に話をする姿が見えた方がユーザーの安心感につながるでしょう。創業者の想いやコンセプトを正確に伝えられれば、自社のファンになった顧客からの問い合わせも期待できます。
・デザインや間取りを幅広く表現できる
完成物件やモデルハウスのルームツアーなど、動画は写真より実物に近いイメージを伝えられるのも大きなメリット。写真のような実物とのイメージずれが少ないため、実際の来場や問い合わせにもつながりやすいです。
上手く撮影すればデザインや採光などの空気感も伝わり、自社の住宅商品を寄り魅力的に見せることができます。
・コメント欄でユーザーニーズを知ることができる
YouTube動画のコメント欄は誰でも書き込むことができ、実際に動画を視聴したユーザーからの要望や感想が見えるのも特徴です。
ホームページを訪れたユーザーにアンケートを実施するのはかなり困難ですが、YouTubeのコメント欄ならついでに書き込んでくれるケースも多いです。好意的な意見ばかりとは限りませんが、批判やクレームも改善に活かせばお宝になり得ます。
・ホームページのコンテンツにもなる
動画コンテンツは自社ホームページ内に掲載することで、情報を補完したり、ユーザーの滞在時間を伸ばしたりする効果も期待できます。施工事例とルームツアー動画を連動させたり、ブログと解説動画を組み合わせたりするなど、活用の仕方もさまざま。
【関連コラム】⇒ファンを増やす工務店向けの動画づくり|ホームページで集客効果を上げる方法
■動画集客の難しさと対策
メリット多数の動画コンテンツですが、初期段階では運用や集客面の難しさも少なくありません。つまずくことが多いポイントをピックアップし、対策とセットで解説していきます。
・撮影/編集が大変
最近は使いやすいカメラや動画編集ソフトも登場していますが、クオリティの高いコンテンツを作るならある程度の工数はかかってきます。ブログやSNSの更新とくらべると撮影や編集作業はかなりかかるため、動画コンテンツ導入までのハードルとなることが多いです。
【対策①】⇒担当者を立てる
本格的に動画コンテンツで集客をするつもりなら、必ず担当者を立てて運用しましょう。手が空いたスタッフがやる、というあいまいな運用ルールでは、気が付いたら放置されてしまう可能性が高いです。
YouTubeだけに専念するのはなかなか難しいですから、担当者の通常業務を減らす周囲のサポートも大切です。ただ任命して無理やり時間を創出するのではなく、無理なく続けられる体制を作りましょう。
【対策②】⇒アウトソーシングする
社内でどうしても作業時間が確保できないなら、動画撮影や編集作業をアウトソーシングするのも一つの方法です。最近はクラウドソーシングで手軽に作業を発注できるため、社員の負担を最小限に抑えて動画コンテンツを運用することも可能です。コストはかかりますが、撮影や編集技術が無くてもYouTubeを導入できる点もメリット。
一つひとつの作業を分離発注するのもアリですし、私たちのような運用サポート会社に丸ごと発注する方法もあります。
【対策③】⇒短い動画を複数つくる
長時間の動画は編集が大変なうえに見るユーザー側の負担も大きいため、10分以内の短い動画で1つのテーマを掘り下げるようにしましょう。
短時間動画なら一回フォーマットをつくってしまえばその後は編集効率が上がりますし、素材を渡してアウトソーシングもしやすいです。ユーザーがスキマ時間に見てくれる可能性も高くなりますし、関連動画へのリンクで再生回数も稼げます。
・視聴回数/チャンネル登録数が伸びない
冒頭でもお伝えしたように最近は多くのハウスメーカーと工務店がYouTubeに参入しているため、動画をアップしてもなかなか視聴回数が伸びにくい状況です。おすすめ欄は設計事務所ユーチューバーや大手ハウスメーカーがピックアップされやすいため、新規参入で動画を有効活用するには工夫が求められます。
【対策①】⇒ホームページと連動する
まずは動画単体で視聴回数を稼ぐのではなく、ホームページと連動させることでコンテンツの一部として活用するところから始めてみましょう。前述した動画のメリットはホームページ経由のユーザーにも効果的で、滞在時間が伸びることによるSEO対策効果も期待できます。
【対策②】⇒ニッチなテーマを掘り下げる
「家づくり」「高断熱」など大手がひしめき合うテーマでアクセスを得るのは難しいため、特定のニッチなテーマを掘り下げるのもおすすめの戦略です。自社の商品やコンセプトの中から、大手が手を付けていない競争率の低いテーマを見つけて動画にしてみましょう。
「ネコ 家づくり」など扱う会社が少ないテーマなら、YouTubeの検索で動画が目に留まる可能性も高くなります。
【対策③】⇒定期的に更新する
コンスタントに視聴回数と問い合わせ数を増やすためには、定期的な動画更新が効果的です。定期的に有益な情報の更新があるチャンネルはユーザー登録してもらいやすくなり、接触回数が増えることで問い合わせにもつながります。
前述したように短い動画を複数用意すれば、定期更新もしやすくなります。
・企画が思い浮かばない
日常生活なども使えるスタッフブログと違い、動画コンテンツは決まったテーマや企画が求められます。毎回テーマと構成を考えるのは、なかなか大変な部分です。
【対策①】⇒問い合わせで多い内容を動画にする
建築系ユーチューバーとくらべた工務店の強みとしては、ユーザーの意見を直接知ることができるという点が挙げられます。打ち合わせでお客様から聞かれる内容は多くのユーザーが知りたいことなので、動画のテーマにする価値は十分あります。
全スタッフで協力してお客様の質問を箇条書きにするだけでも、かなりの量の企画案が思い浮かぶはずです。
【対策②】⇒コメント欄でテーマを募集する
コメント欄でユーザーと相互通信できるYouTubeの特徴を活かし、直接テーマを募集してしまうのも一つの手です。動画の最後に「聞きたい内容があればコメント欄でリクエストしてください」と伝えれば、ユーザーが知りたいホットなテーマを知ることができます。
自分の意見が採用されればユーザー側もうれしいですし、親身な印象が出るので問い合わせにつながる可能性も高くなるでしょう。
■まとめ:YouTubeを活用して自社集客体制を強化しましょう
動画コンテンツは住宅商材との相性が良く、上手く活用できればホームページやSNSと連動してお互いの集客効果を高めてくれます。これからさらに価値が高まる分野ですから、早めに採り入れて自社コンテンツとして育てていきましょう。
建築業界の動画コンテンツ制作はミライスタイルにおまかせください
YouTube動画を活用した集客体制の構築は、ノウハウがない状態からだとなかなか大変なものです。何から手を付けて良いか分からないときは、建築業界専門のWEB運用会社ミライスタイルにぜひご相談ください。
短いCM用動画からハイクオリティなルームツアー動画まで、さまざまな動画コンテンツの撮影・制作が可能です。動画コンテンツとホームページ・SNSの連動など、実際の集客構築もお任せください。
オンライン相談会も実施していますので、全国どの地域の工務店様もお気軽にどうぞ。
株式会社ミライスタイル
https://mirai-style.net/
〒300-2417茨城県つくばみらい市富士見が丘2-14-5
tel:029-734-1307
fax:029-734-1308