SNSマーケティング戦略を7ステップで成果に導く|効果的な手法や注意点、成功事例を解説

SNSマーケティングは、現代のユーザーの行動やニーズにマッチした、成果につながりやすい施策のひとつです。
本記事では、全国各地の建築業者様へWEB制作・WEB集客代行を提供している『ミライスタイル』が、SNSマーケティング戦略を効果的に進める手法をお伝えし、メリットや注意点を解説します。
成功事例もお伝えしますので、SNSマーケティングで成果を出したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【7ステップ】SNSマーケティング戦略の効果的な手法
SNSマーケティング戦略の効果的な手法を解説します。
ステップ① SNS運用の目的・目標の明確化
まずは、SNSを運用する目的や目標を明確にすることが重要です。
「なぜSNSを活用するのか」・「どのような成果を求めるのか」によって、選ぶべきSNSの種類や投稿内容、運用方針は大きく変わってきます。
- 【目的の例】
- ・認知度の向上
- ・ファン化
- ・売上アップ
最初に設定する目標は、具体的な数値でも抽象的なものでも構いません。
初めてSNS運用を始める場合は、最終的なゴールだけでなく短期的な目標も設定しておくと、方向性を見失わずに進めやすくなります。
【関連ページ】工務店のWEB担当者になったらすること|手順や方法を解説
ステップ② ペルソナ設定
商品や会社をどのようなターゲットに届けたいのかを考える「ペルソナ設定」も重要です。
ペルソナ設定によって、具体的な配信内容や成果が出やすいSNSなども検討しやすくなります。
- 【ペルソナ設定の例】
- ・年齢
- ・性別
- ・エリア
- ・仕事
- ・家族構成
- ・趣味
- ・ライフスタイル
- ・情報収集の手段
サービスや商品によって、設定すべきペルソナの内容は異なります。
例えば、建築業界であれば上記の他に「好みのデザイン」・「住まいに対する考え方」・「現在の住まいの不満点」なども具体化しておくと、よりニーズに合った配信が可能です。
ステップ③ 競合調査
SNSマーケティングにおいて、競合を把握することは大切なポイントです。
例えば、Instagramの競合調査では次のような内容を確認します。
- ・投稿のデザインテイスト(画像か動画か)
- ・キャプションやハッシュタグの内容
- ・投稿頻度・時間帯
- ・エンゲージメント数(いいね・コメント・シェアなど)
- ・フォロワー数
建築業界であれば「家づくりに対する考え方」・「デザイン」・「ペルソナ」などが似ている企業の投稿内容を参考にすることで、自社のSNS運用の方向性を決めるヒントになります。
また、エンゲージメント数の高い投稿をチェックしてユーザーの関心度を把握することで、より効果的なコンテンツ企画が作成可能です。
競合他社の傾向を理解することで、自社ならではの魅力や伝え方も検討でき、差別化されたSNSマーケティング戦略につなげることができます。
ステップ④ ターゲットに合わせたSNSの選定
目的・ペルソナ・競合他社の情報などを踏まえて、活用するSNSの選定を行います。
SNSの種類 | 具体例 | 特徴 |
---|---|---|
文章投稿型 | ・X ・LINE ・Threads |
・Xは拡散力が高め ・XやThreadsはリアルタイム性が高い ・FacebookはBtoB向けが多い ・LINEは幅広い年齢層にリーチしやすい |
写真投稿型 | ・Instagram |
・Instagramはデザイン性重視でリアルタイム性が高い ・Pinterestは画像やビジュアルの収集・発見に特化している |
動画投稿型 | ・YouTube ・TikTok |
・YouTubeは分かりやすく説明・解説できる ・TikTokは簡潔に内容を伝えられてZ世代にもリーチしやすい |
投稿内容やペルソナに合ったSNSを検討することが大切です。
また、ユーザーとリアルタイムでのコミュニケーションを図りたいなら、YouTubeやInstagramのLIVE機能を使う方法もあります。
住宅業界では、オンラインでの完成見学会や家づくりセミナーなどで、活用されるケースが多いです。
ステップ⑤ KPI設定
目標を達成するための数値であるKPIの設定も行います。
次のような内容に対して、具体的な数値目標を考えてみてください。
- ・フォロワー数
- ・インプレッション数
- ・エンゲージメント数
- ・エンゲージメント率
- ・コンバージョン数
自社や競合他社の数値などを踏まえて、短期的・中期的・長期的な目標を設定することが大切です。
また、投稿数や頻度なども具体的に考え、社内で共有しておくことをおすすめします。
【関連ページ】工務店・建築会社の広報必見!戦略の立て方やKPI事例
ステップ⑥ コンテンツ設計
SNSマーケティングの方向性や具体的な内容を決め、実際にコンテンツを制作して配信・投稿します。
SNSは投稿までに時間がかかるうえ、ユーザーのライフスタイルに合わせた「リアルタイム性」も重要です。
投稿後には「コメント」や「いいね」などの対応も必要など業務が多岐に渡るため、SNSマーケティングを専門とした部門を配置し、チームで進めていくことをおすすめします。
コンテンツ制作や配信を外注することで作業を効率化することができますが、コメント返しなどのお客様とのコミュニケーションは自社のスタッフが担当することがポイントです。
ステップ⑦ 効果を検証
一定数の配信コンテンツが蓄積されたら、効果を検証します。
KPIで設定した数値を達成しているか、どのような投稿の反応が良いかなどを確認し、その後の運用に活かすことが大切です。
配信・投稿したら終わりではなく、常にPDCAのサイクルを回し続けることが、SNSマーケティング戦略で成果を出すための大切なポイントです。
SNSマーケティングの実績が豊富な会社をお探しの企業様は、ミライスタイルにお問い合わせください。
建築業界専門のWEB制作・運用会社であるミライスタイルが、SNSマーケティングの成果を最大化する戦略をご提案いたします。
【お問い合わせ】建築業界WEB活用オンライン個別相談を、毎日開催しています。
SNSマーケティングを今始めるべき理由
企業がマーケティング戦略にSNSを取り入れるべき理由として、次のような点が挙げられます。
- ・SNS利用者の増加
- ・消費者の購買行動の変化
2023年の総務省の調査では、日本の総人口の8割弱が何らかのSNSを利用しているという結果が明らかになりました。
また、2018年頃からは、テレビの視聴時間よりもSNSを含むインターネットの利用時間の方が長いというデータもあります。
これらの背景により、SNSを利用したマーケティングは、より多くの方にリーチできる可能性が高いことが分かります。
参考:人口推計/人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)|統計局
参考:令和6年版 情報通信白書|SNS|総務省
参考:情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査|総務省|情報通信政策研究所
また、消費者の購買行動に変化が生まれている点も重要なポイントです。
従来はサービスや商品を購入する際に、Google検索で情報収集して比較・検討していましたが、最近ではSNSを利用する人が増えています。
そのため、SNSを活用して自社の商品やサービスの魅力をアピールすることは、現代の消費者へ向けた効果的なマーケティング戦略になると言えるのです。
SNSマーケティングのメリット
SNSマーケティングを取り入れるメリットをご紹介します。
①低コストで運用できる
SNSマーケティングは低コストで運用できる点がメリットです。
ほとんどのSNSは無料でアカウントを作成でき、投稿自体も無料で行えます。
SNS上には広告を出すこともできますが、テレビCMなどと比べて費用を抑えることが可能です。
②多くの人に認知してもらえる
先程もご紹介したように、日本の総人口の8割弱が何らかのSNSを利用しています。
そのため、SNSはユーザーへ情報をリーチしやすく、自社や商品を多くの人に認知してもらう手段として有効です。
最近のSNSは、フォローしていない投稿などを自動でおすすめする機能もついているため、潜在顧客のアプローチとしても効果を発揮します。
③ユーザーとコミュニケーションが取りやすい
SNSは「コメント」や「いいね」などの機能を活用することで、ユーザーと気軽にコミュニケーションを取りやすくなります。
これらの機能によって、サービスや商品に対する評価や反応をダイレクトに受け取ることが可能です。
ユーザーの声を商品やサービスに活かすことでファン化につながり、距離が縮まることで信頼感も得やすくなるなど、さまざまな効果が期待できます。
④拡散によって広まる可能性がある
SNSは拡散(シェア)機能があるため、気に入った投稿などを共有することが可能です。
影響力のあるインフルエンサーなどの拡散によって、サービスや商品が「バズった」事例も少なくありません。
また、LINEで特定の知り合いにシェアする行動は“プライベートのやり取り”なので信頼性が高く、受け取った側の印象にも強く残ります。
オープン・クローズドのどちらの方法でも拡散でき、効果が得やすい点がSNSマーケティングのメリットです。
⑤様々な情報を効率的に発信できる
SNSは発信手段のバリエーションが豊富で、様々な情報を効果的に届けることができるツールです。
テキスト・写真・動画・ライブ配信などの中から、目的や商品に合ったSNSを選ぶことができます。
同じ情報でも、テキストと動画ではユーザーに与える印象やリーチする層も異なるため、どの形式を使うのかを戦略的に選ぶことが重要です。
また、複数のSNSを連動させることで、より効率的な情報発信が可能になります。
⑥ターゲットを絞って広告が打てる
SNSはターゲットを絞って広告を出せる点も大きなメリットです。
街中の看板やテレビCMは、不特定多数への広告になるため、見られる量に対して効果が得にくいケースも少なくありません。
SNS広告ならターゲットを細かく設定できるため、ニーズに合ったユーザーに直接アプローチできます。
SNSマーケティングにおける7つの注意点
SNSマーケティングを取り入れるうえでの注意点を解説します。
①炎上リスクがある
SNSはユーザーとのコミュニケーションが取りやすい分、炎上するリスクが高いです。
一度でも不適切な配信によって炎上すれば、企業の信頼が大きく損なわれる可能性もあります。
また、場合によっては社員個人に対する誹謗中傷に発展するケースも少なくありません。
ネットリテラシーに関する社内教育に力を入れたり、投稿前のチェック体制を整えたりすることも、必要な戦略のひとつです。
【関連ページ】工務店が知っておくべきWEB制作の著作権とは|権利侵害を防ぐ方法や譲渡契約についても解説
②最新情報をタイムリーに発信する必要がある
SNSは常にトレンドをチェックし、最新情報をタイムリーに発信する必要があります。
ライブ配信やInstagramのストーリーなどはリアルタイムでの配信になるため、複数の担当者が連携できるような体制を整えておきましょう。
また、バズっている他社の配信内容を踏まえてコンテンツを制作しても、自社が発信するタイミングではすでに話題が落ち着いていたなどの失敗事例もあります。
制作後に社内チェックなどの工程がある場合は、スピード感のある進行管理を意識し、臨機応変に対応できるよう事前に周知しておくことが大切です。
③競合他社との差別化が大切
ユーザーは1日に多くのSNS投稿を目にするため、競合他社と差別化した配信を意識することがポイントです。
Instagramの投稿では、サービスや商品に合ったテーマカラー・フォント・レイアウトを統一することで、自社の投稿だと気づいてもらいやすくなります。
また、固定スタッフの動画出演はユーザーへの認知度を高めやすく、何度も見ているうちに親近感を抱いてもらえるようになります。
商品やサービスのオリジナル性に加え、SNSならではの見せ方や工夫で差別化を図りましょう。
④サービスや商品の宣伝だけに使うのは逆効果
SNSマーケティングでは、サービスや商品の宣伝を行う頻度とタイミングに注意が必要です。
頻度が多すぎると「また宣伝か」と飽きられてしまう可能性が高く、フォロー解除の原因にもつながりかねません。
ユーザーにとって有益な情報が得られるコンテンツを充実させ、自然に宣伝を織り交ぜる方法が効果的です。
また、宣伝の効果を高めるために、前後に関連度の高い投稿をするなどの工夫もおすすめします。
⑤外注する際は会社の考え方に寄り添う会社を選ぶ
SNSマーケティングは外注によって、企画やコンテンツ制作、検証などをトータル的にサポートしてもらうことが可能です。
外注を賢く取り入れることで、より効果的な戦略の立案・運用が期待でき、担当者の負担軽減にもつながります。
ただし、中には戦略重視で企業イメージや理念に合わない提案をする会社もあり、数値目標は達成しても問い合わせや購入には反映されないなどの事例もあるため注意が必要です。
実績や経験の豊富さを重視するのはもちろんのこと、自社のイメージや考え方に寄り添ったような提案をしてくれる会社を選ぶことをおすすめします。
自社のSNSマーケティングにお悩みの企業様は、ミライスタイルにお問い合わせください。
ミライスタイルは建築業界専門のWEB制作・運用会社で、各分野の専門家で構成した専任チームがプロの目線から戦略を練り、建築会社様の企業イメージや理念に沿ったご提案をいたします。
【お問い合わせ】建築業界WEB活用オンライン個別相談を、毎日開催しています。
SNSマーケティングの成功事例
SNSマーケティングの成功事例をご紹介します。
愛知県の住宅会社である「株式会社 ブルーハウス」では、InstagramやYouTubeを効果的に活用したSNSマーケティングを取り入れています。
【Instagram】
ブルーハウスの「建築家と建てるシンプルでスタイリッシュな家」のイメージを、Instagramのコンテンツデザインにも取り入れました。
トップページは会社のロゴだけにして建物のデザイン性を強調し、おしゃれな住まいを建てたいというユーザーにマッチしやすいよう工夫しています。
定期的にスタッフによるオンラインのルームツアーをLIVE配信し、ユーザーとコミュニケーションを図っています。
参考:ブルーハウス/取締役社長 澤田三千春様のInstagram
一方で、ブルーハウスの取締役社長である澤田様のInstagramでは、家づくりの知識に関する情報を掲載しています。
より家づくりへの関心度が高いユーザーへリーチすることを目的としたコンテンツです。
【YouTube】
YouTubeでは、InstagramのLIVE配信よりも精度を上げたルームツアーをアップしています。
建物の見どころやこだわりポイントをスタッフが分かりやすく解説しているため、視聴者にとって理解しやすく、魅力が伝わりやすい充実したコンテンツです。
お施主様のインタビューもYouTubeでアップし、他社との差別化を図りました。
実際に建てた方の声を動画で確認できるため、リアルな体験談としての信頼性が高く、視聴者に安心感を与える効果があります。
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詳しい事例は、こちらをご覧ください。
【関連ページ】ミライスタイル ホームページ制作・WEB運用実績
まとめ
SNSマーケティングは、現代のユーザーの心理や行動にマッチしたマーケティング手法であり、リアルタイムな配信やコミュニケーションを取りやすい点が魅力として挙げられます。
商品やサービスの種類、伝えたい情報にマッチしたSNSを選び、競合他社の投稿内容を意識しつつも、オリジナル性を取り入れたコンテンツを配信することがポイントです。
また、継続的な配信や運用が大切になるため、専任チームを配置したり外注に頼ったりして、安定した体制を整えましょう。
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ミライスタイルは工務店ホームページの制作にあたって、ホームページに対する要望だけではなく、理念・現状・将来の事業方針などを丁寧に確認します。
そのうえで、獲得したい顧客層に直接届く有益なコンテンツを生み出していきます。
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