説得力のある設計事務所のweb発信|顧客に選ばれる秘訣とは
近年増えている設計事務所の方のweb発信。この発信をうまく使いこなし、顧客の心を掴んでいらっしゃる方は多いものの、どのようなやり方をしているのかがわからない…と迷うことはないですか?
設計事務所が設計事務所としての説得力を持った発信をするには、いくつかの要点を押さえる必要があります。この要点を押さえることで、ご自身の発信はより有益で選ばれるものとなるでしょう。
今回は、webで発信を行う重要性と、説得力のある発信とはどのようなものなのかをご紹介します。
コラムのポイント
・web発信を行う際は、お客様が何を求めているのかを的確に把握した上でweb発信を行い、随時改善や更新を行うことも大切です。
・説得力のある発信とは、設計事務所としての専門性を活かし、ペルソナをよく知った上で、本質も熟知した発信を言います。
・このコラムを読んでいただくことで、web発信の重要性を知り、パソコンだけでなくスマホ運用に関しての知識も身につけることができます。
目次
webでの発信の重要性
web発信の重要性は、もはや説明が要らないくらい浸透しているマーケティング手法となってきています。ホームページやブログ、インスタなど、多岐にわたって設計事務所としての発信をすることができます。
更新をし続けていく努力
今は簡単にwebコンテンツを作成し、発信できます。膨大な量のwebサイトが存在していく中で、検索結果の上位に表示されるだけでなく、必要としている人に知ってもらう、お客様に存在を知ってもらうということはそれなりの工夫と改善、更新が必要です。
webでの発信をする以上、常に更新を続けていかなければあっという間に情報は古くなってきてしまいます。イベント情報、休業情報だけでなく、会社として建築士としてのコンセプトを変更した場合も、その都度更新していかなければ、提供しているものとお客様が求めているものとが異なってしまう、という問題も生じてしまいます。
何が求められているかを知る
やみくもに発信をすればいい、というわけでもありません。お客様が設計事務所としての実績や、設計事務所としてのあなたに対して興味関心を持っている場合、お客様は何を求めているかを判断した上で発信をする必要があります。
・何がきっかけでwebサイトにアクセスしたのか
・どんなキーワードを入力してアクセスしてきたか
・どのページをどれだけの時間閲覧したのか
・キャンペーンやイベントに興味を示しているのか
これらの情報を念頭に置いた上での発信を行うことで、お客様が設計事務所に対して求めているものに対して、的確な発信を行うことができます。
検証と改善
行った発信は、常に検証し、改善することも必要です。webサイトの発信内容を分析することで、お客様が何を求めているのかを把握し、確実に求められていることに対しての情報発信やアプローチをしていくことができます。
発信に対してただ検証するだけでなく、webサイトとしての目標が達成されているか、効果があるのかについても検証しましょう。うまくできていない場合、必要なものを加え、改善していくことが重要です。
設計事務所として説得力のある発信とは
では、設計事務所として説得力のある発信とはどのような発信なのでしょうか。
① 専門性の高い発信
設計事務所は、医者や教師、消防士のように、専門性の高い職種です。そのため、建築関係に普段縁のない人にとっては、設計事務所の話すことすべてが新鮮で、説得力のあるものに感じることも多々有ります。
誰にでも伝わる内容で発信することはもちろん重要です。その中でも、さらに専門性の高い発信を行うことで、お客様の信頼感を得ることができます。一度できた専門性に対する信頼関係は、そう簡単には崩れません。
伝わるような言葉を選びつつも、専門性の高い発信を行いましょう。
② ペルソナをよく知った上での発信
ペルソナとは、サービスや商品のユーザー像のことです。実際に、そのような人物が実在しているかのように、性別、年齢、居住地、職業、価値観、家族構成、生い立ち、ライフスタイルなど、細かく設定していくことで出来上がるものです。
今現在、設計事務所としてターゲットとしているお客様からの仕事の依頼が来ていますか?想定している客層と違う、提供できるものと少しズレたものを依頼される、という場合、ペルソナが定まっていないのかもしれません。
今一度、ペルソナを細かく設定してみましょう。そうすることで、『年収●万円世帯をターゲットにするのであればこのコンセプトは合わない』『建物に対してこんな価値観を持った人に提供できるスキルなのに、今のコンテンツの表現方法だと異なった伝わり方をしていそう』などのように、今の発信の改善点に気づくことができます。
③ 本質を熟知した発信
webサイトは、検索結果で上位表示されることによってより多くのお客様に知ってもらうことができます。上位表示される仕組みは、一般には公開されていない上に、その仕組みも常に変化しています。ただ、良質なコンテンツを持っているwebサイトであれば、検索結果の順位は上位に表示されます。
SEO対策、被リンク、などは何度も聞いたことがあるのではないでしょうか。ただ、どれだけ様々なやり方を駆使して上位表示されたとしても、中身のない発信内容であれば、お客様の信頼を失うだけでなく二度と見よう、利用しようとは思わないでしょう。
本質を熟知した発信とは、webサイトを訪れた人にとって有益な情報を発信している、ということです。設計事務所として真摯にお知らせや新着情報、建築実例、コラムなどを更新しwebサイトの中身を増やしていくことで、価値のあるwebサイトに育てていくことができます。
本質を理解した上での発信を重ねることで、検索順位が上がったとしても、中身のある発信によりお客様の満足度も向上、結果信頼を得られ収益にもつながる…という好循環を生み出します。
スマホでの発信も強化していく
東京オリンピックの熱も落ち着いた2020年以降、建築需要冷え込みが懸念されています。道路や橋、トンネルなどの公共インフラが今後急速に老朽化することで、その更新需要が大幅に見込まれるためにオリンピック後も潜在的な建設需要は拡大していく、という見解もありますが、慎重に判断をする必要は大いにあります。
現在、優れたコンテンツはあるものの、パソコンにしか対応していない、というwebコンテンツは数多く存在します。スマホが登場してからというもの、私たちの生活が激変したのは目の当たりにしてきたと思います。今後、さらなるスマホ時代に向けて、ユーザー個々に対してのコンテンツの提供、集客、お問い合わせへの対策は、早いうちに練っておきましょう。
多大な労力を割いて行うweb発信やwebコンテンツ作成です、設計事務所にとって有益な『資産』にしていきましょう。
選ばれる設計事務所であるために
設計事務所としての道を選んだ以上、自身のスキルを活かし社会に還元していくためには、『選ばれる』ことが重要です。
説得力のある発信を続けていくことで、専門家としての信頼性を高めていきましょう。
スマホweb集客やスマホに特化したコンテンツマーケティングの導入に関しては、優れたコンテンツを作り、そのコンテンツをスマートフォンに適応させてゆく手法を用いたサービスもございます。旧来のSEO対策に加えて、マーケティングオートメーション・UX改善・AIチャットシステムによる接客等、ユーザー個々に優れたコンテンツを提供して集客・問合せを取得していくという流れです。
この手法の構築には1~3年ほどの時間がかかるので、早めの着手をお勧めしています。手法についてのお問い合わせ、ご質問はメッセージを頂けると幸いです。ご連絡お待ちしております。