リーンスタートアップ(lean start up)について
こんにちは、ディレクターのSです。
今回は、「リーンスタートアップ」について紹介します。
リーンスタートアップ(lean start up)の概念は2008年に
シリコンバレーの起業家兼ウェブデザイナーのエリックライスによって、
彼の経験則から生み出され、はじめて提唱されました。
この概念は新たに製品開発を進めたい個人、集団、起業に適用されました。
そして2011年9月には著書The Lean Start upを上梓し、
2012年までに9万部を売り上げ、Amazon.co.jpのビジネス部門において、
ベストセラーとなり、世に広まりました。
Lean start up はlean贅肉のない start up 起業と訳すことが出来ます。
リーンスタートアップを一言で表現すると「起業における無駄を徹底的に排除すること」となります。
この文言を聞いただけで、ピンとくるビジネスマンの方々もおられるのではないでしょうか。
実はリーンスタートアップは「トヨタ式生産方式」を起源としています。
「トヨタ式生産方式」とは、生産管理におけるムダを徹底的に排除する生産方式です。
この概念を起業に採用したのがリーンスタートアップと言えるでしょう。
この記事を読まれている皆様は、それぞれ立場、環境などが違うでしょう。
そこでまず、一度自分が新たに事業を起業するという事を想像してください。
第一に浮かぶ事柄は「失敗するのではないか」という不安。
どれくらいの資金、時間がいるか、製品開発、営業活動どちらを優先すべきなのか。
リーンスタートアップはそれらの不安に対する回答として、
「事業を進めながら発見せよ」と提唱しています。
こう聞くと準備もなしに起業し、事業を進めていく、
ギャンブル的な考えじゃないかという反論も出てくるかと思いますが、
リーンスタートアップはそうではありません。
製品開発にしても顧客開発をしながらすべきだといっています。
自分たちが今考えているアイデアが本当に必要とされているか、
顧客開発をしながら反応を確かめながら、生産開発を行うことを推奨しています。
そうすることでアイデアの実現に頭を悩ます代わりに、
顧客が求めている商品を見出すことで商売の成功につながります。
筆者は、本記事をまとめていく上で、
リーンスタートアップとは行動を起こすことで仕事を成功に導く、
「見る前に飛べ!」という、賛否両論あるかと思いますが、実に男らしい概念であると実感しました。
(S)