e-book のビジネス活用と書き方・作り方(WEBコンテンツマーケティングにおけるCTAを改善する為のランディングページ作成のポイント)
今回のWEB運用ナレッジはe-bookに関する記事を書きたいと思います。
1.e-bookとは何かがわかる
2.e-bookをふくめたWEBマーケティングの手法がわかる
3.e-bookとそれに付随するコンテンツの作成方法がわかる
目次
1.e-bookとは
前回のコンテンツマーケティングの記事中にも出てきたe-book。
「具体的にはなんぞや」という疑問を持たれる読者様も多いと思われます。
一般的にe-bookとは電子書籍全般を指します。
Adobeリーダーを使ってPDFで読む形式とダウンロードできる形式があります。
しかしコンテンツマーケティングの文脈の中で語られるe-bookとは電子書籍ではなく無償でダウンロードできるホワイトペーパーや事例集のことを指します。
e-bookが優れている点は電子媒体でWebサイトからのダウンロードが基本であるため常に顧客に最新の情報を届けることが可能であるという点です。
その為見込み顧客の獲得に役立ちます。
本記事ではe-bookのビジネス活用について特に、見込み客リストの獲得の為の一手法をご提案します。
2.e-bookに向いている商材
e-bookはB to B取引の商材全般の集客に向いています。
そして、BtoCにおいても高価格なもの:購入前にかなりの情報収集が必要なものが向いていると言われています。
具体的にいうと
・冠婚葬祭業
・転職
・金融
・住宅
以上のようにB to Cビジネスで、買い手にとって慎重な決断が必要な購買に向いているといわれています。
3.e-bookは優れたプレゼントになる(e-bookのビジネス活用)
e-bookとは簡単に言うとノウハウを詰め込んだWEB上で閲覧できる資料です。
e-bookをビジネス活用する場合に最もポピュラーな手法として
1.情報発信
↓
2.オウンドメディア(自社HP)へのアクセス
↓
3.ユーザーが情報を取得
↓
4.ユーザーの満足と、深まる興味
↓
5.CTA(call to action)に用意されたe-book等のプレゼントへの関心
↓
6.メールアドレス・会員登録等と引き替えにe-bookをダウンロード
というコンテンツマーケティングにおける事例が数多くあります。
その具体的な方法を、深掘りしていきます。
3-1情報発信
現在のネット上ではユーザーが100%満足するコンテンツを作成しユーザーから情報を取りに来てもらうインバウンドマーケティングの手法が効果的といわれています。
ここに集まる客層はその企業の商品・サービスを知らないユーザーも多くすぐに購入や申し込みに至るユーザーばかりではありません。しかし繰り返し有益なコンテンツに触れるとともにその企業への関心を深め徐々に購入や申し込みに近づいていきます。
↓
3-2オウンドメディア(自社HP)へのアクセス
絶え間なく情報発信をすることでオウンドメディア(自社HP)へのアクセスを呼び込めます。アクセスを呼ぶことで自社のファンは増え続けていきます。
↓
3-3ユーザーが情報を取得
検索窓に打たれるキーワードの裏側に隠された顧客の本当のニーズ(悩みの解決)に対する答えとしてのコンテンツが優れたものであればあるほどファン化が深まります。
↓
3-4ユーザーの満足と、深まる興味
優れたコンテンツに触れたユーザーは、充足感とともに次の情報を探します。
↓
3-5 CTA(call to action)に用意されたe-bookなどのプレゼントへの関心
e-bookをダウンロードすることで得られる満足に期待して、CTAのボタンを押す。
↓
3-6 メールアドレス・会員登録等と引き替えにe-bookをダウンロード
CTAのボタンを押した時に企業側から求められる会員登録や費用が、そのe-bookの中身よりも"お得"と感じたときにアクションを起こす。
なおe-bookは紙媒体のように紙代や印刷費また郵送費が発生しない為、制作コストが安いという点も優れています。
4.e-bookのビジネス活用(e-bookダウンロードという結果:CTAを改善する為のランディングページ作成のポイント)
ところで大手企業でe-bookをカタログや説明書などで作っている企業を見てみるとボリュームやデザインも圧倒的です。
そんなに上手に作れるはずないじゃないかとお思いの読者様は多いと思います。
確かに忙しい現代のビジネスパーソンにとっては高いクオリティをもったボリュームあふれるコンテンツの制作は、厳しいと思われます。
でもご安心ください。
ここでご紹介するのはライトなPDFでビジネスに活用できるレベルまで仕上がったe-bookを作成する方法です。
まず最小限の労力で効果的なe-book を作る為に推奨されているポイントとして以下が挙げられています。
4-1.作成の手順
・今まで作成したブログ記事を活用する
↓
・ブログ内で人気のあった記事やテーマをカテゴリ別に並べボリュームを出す
↓
・カテゴリ毎に目次を作成する
↓
・画像やイラストを活用し視覚的に興味を持ってもらう
↓
・顧客に刺さるキャッチーなタイトルとする
自社でブログを作成していれば人気記事をまとめるだけで魅力的なe-bookの完成となります。
またブログ以外にも顧客情報や業界情報を紹介するのも効果的です。
そうしてできたe-bookをwebサイトで最も目立つ位置に配置してSNSで告知したり興味を持ちそうな顧客にメールで案内したりしてマーケティングを進めます。
上に紹介したブログを集めるといった手法以外にも社内の各部署にいる専門家を頼りにするという方法もあります。
顧客の悩み事や課題を知り尽くしている社内の専門家のノウハウを集めればその会社ならではの濃いコンテンツが作れます。
原稿を執筆してもらえないときはインタビューをしてその内容を原稿にまとめましょう。
4-2.e-book作成の手順
続いて以下にe-bookを作る上で共通する基本的な構成をまとめました。
タイトル
目次
・
・
・
導入部
本論
-見出し
-主張
-根拠・データ
-見出2
-主張
-根拠・データ
CTA(call to action)
*call to action とは読者にとってもらいたい行動を指します。「資料請求する」や「無料で3日以内に届く資料を取り寄せる」といったボタンを配置することでユーザーを導入することが挙げられます。
5.まとめ
e-bookをビジネス活用する手法を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
顧客の信頼を勝ち取れる濃い内容のコンテンツを上記の構成に流し込むことで良質なe-bookの作成ができます。
そして配布し顧客に商品の概要をあらかじめ知ってもらった後に商談を進めるとスムーズにいきます。
私はこの記事をまとめていく上でe-bookはコンテンツマーケティングのゴール:結果を出すために必要なツールであることを理解しました。
上記e-bookに合った商材を取り扱われていて・自社メディアでコンテンツを発信している業者様は、すぐにでもe-bookの作成とコンテンツマーケティングの仕組を構築してみてください。
きっと、驚くほどの結果とコンテンツの二次利用・三次利用が出来るという、この上ないメリットを享受する事ができるでしょう。
(S)