ペルソナとは
今回のWEB運用ナレッジはコンテンツマーケティングにおけるペルソナについて説明したいと思います。
ペルソナとは自社の商品やサービスを買ってほしい顧客の特徴を分かりやすくまとめたものです。
もう少し分かりやすくいうと見込み客のデータと言えます。
読者の皆様は見込み客のデータというと数値を思い浮かべるかもしれません。
しかし実際はそうではありません。
本記事ではペルソナの設定方法や作成例を挙げたいと思います。
目次
顧客目線の徹底と顧客心理の考察に必要なペルソナ
まずペルソナの設定に必要な事は顧客目線を徹底するということです。
ペルソナを設定する業者側はつい自社のサービスや商品を売り込みたくなりがちですが、そうすると顧客の事を深く考えたペルソナを設定していないコンテンツを作る事となりコンテンツマーケティングは失敗します。
顧客目線の設定とは顧客の気持を深いレベルまで掘り下げ発見することです。
以下に設定の手順を説明します。
1.既存のお客様から理想的なお客様を見つける
既存の顧客の2割がペルソナ設定の理想的な顧客となります。
2.インタビューをする
既存客にインタビューして下さい。そして彼らのニーズや悩み深層心理といったデータを集めましょう。
難しければ顧客との接触の多いセールスパーソンに確認して下さい。
3.ペルソナ像を書き出す
集めた情報を元にペルソナ像を書き出して設定します。
4.設定したペルソナがどれくらい存在するのかを検証
設定したペルソナにアンケートを実施したり統計データを用いたりして設定したペルソナがどれくらいいるのか具体的なデータを集めましょう。
5.集めたデータを元にペルソナの設定
5.を行う際以下の項目を必ず盛り込んで下さい。
・基本データ(名前、年齢、属性など)
・現在の状況
・興味関心キーワード
・情報収集の方法
基本データ
読んで字のごとくお客様の基本情報です。
現在の状況
お客様がどのような状態かを表します。たとえば家事・育児に追われている。
仕事が忙しいといった状態を指します。
興味・関心キーワード
お客様がどのような事柄に興味や関心を抱くか。
これが一番重要な項目と言えるでしょう。
コンテンツマーケティングはこれを踏まえて進行させます。
情報収集の方法
所有しているPCやモバイルなどを指します。
これによりこの顧客に対するコンテンツマーケティングはどのツールにするか決める事ができます。
以下に簡易ワークシートを作成しました。
これをもとにペルソナの設定を行うのも良いでしょう。
上記のルーティンで情報収集が難しければGoogle アナリティクスなどアクセス解析ツールを入れ
左カラムのユーザーの項目を見ればユーザーの属性や興味を持っている分野の情報を知ることができます。
ペルソナ設定のメリット
ペルソナ設定はサイトのPVが何万になっただとか何件成約しただとかそういった数値でとらえる事ではなくもっと深く顧客の興味を探る作業です。
数値を目標にしてそれを達成することに注力する事は本末転倒です。
ペルソナを設定することでコンテンツマーケティングのゴールが見えるのです。
まとめ
ペルソナの設定はコンテンツマーケティングで最も重要な項目の一つであるように思いました。
顧客の事を深く考える。
でもどうやって。
そういった悩みを持っているときこそこのペルソナの出番である事を思い知りました。