社長の”超”鉄則(著:小山昇)から、「社長」「ナンバー2」「後継者」の関係性について
読書は事業を切り開く為に、先人から学べる自己投資になります。
本日は株式会社 武蔵野の社長である小山昇さんが書かれた最近の本
会社を絶対ダメにしない 社長の「超」鉄則~5500社を指導してわかった人の心をつかむ経営
を読んでみました。
中小企業経営の勘所について書かれており、生きた知恵が有ります。
その中で「社長」「ナンバー2」「後継者」の関係性と育て方です。
このバランスを本当によく研究され、デリケートに采配されていると思います。
自分は建築業の2代目、3代目、後継者の方とお会いする機会が多いです。
ここでよく、「先代がやらなかった改革を起こそう」と思っている社長が多いのですが、
小山さんがこの本の中で書かれているように「先代社長と同じ事をして、同じ売上を上げたほうが古参から信頼が集まる」という視点が、なるほど~と。
後継者なのか創業者なのかで、大きく経営が異なると思います。
そしてナンバー2の人選でよくあるのが、「優秀な人を登用しよう」と思いすぎて、社長とうまくいかなかったケース。
ナンバー2は優秀で切れ者過ぎるよりも、「自分が何となく好き」なタイプを選び、かつ「自分と能力の差が無い」タイプを選ぶ事が重要という。
面白いですね‼
確かに言われてみれば、ナンバー2があまりにも優秀だと、社長からしたら面白くない事もあるかな、と。
良いチームを作るには、人の心を読んで人材配置するのが大事だと思います。
大企業に比べて中小企業の社長は圧倒的な権限と責任の下で事業をされていますので、
社長の気持ちが完全に分かる社員はいないと言っても良いのではと思います。
その事を頭に置いた上で、自分も社長業を行う一人として、クライアント社長のIT関連における相談相手になれればと思います。