工務店ホームページ集客8つの手法4つのポイント【工務店専門Web制作会社】
ホームページでの集客に力を入れる工務店さんが増えてきました。しかし、「なかなかアクセスが伸びない」、「集客につながらない」、「ホームページの更新にまで手が回らない」という工務店さんが多いのが実際です。ポスティング等での見学会へのオフラインの集客も年々難しくなり、ホームページとTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを活用したオンライン集客の必要性が高まっています。では、実際にどのようにすれば集客につながるのでしょうか?そこで今回は、地域工務店の集客の8つの手法4つのポイントを解説します。
工務店の集客チャネルを「オンライン」と「オフライン」で考える
工務店の集客には、大別すると「オンライン集客」「オフライン集客」の2つのチャネルがあります。集客に成功している地域の工務店さんの多くは、このオンラインとオフライン集客を連動させた施策を実施することで効果を高めています。それでは、それぞれの集客のポイントを確認していきましょう。
工務店のオンライン集客4つの施策
今や工務店の集客は、オンライン集客が必須のチャネルとなりました。これまでのオフライン集客の看板、折り込みチラシ、ポスティングなどの施策に加え、ウィズコロナ、アフターコロナ時代は、オンライン集客のホームページ、リスティング広告、SEO対策、SNSなどの4つの手法と施策を効果的に組み合わせたプロモーションによって、アナログとデジタルが相互に機能を補完しあい、相乗効果を発揮することが可能となります。
(1)ホームページ制作・運用
ほとんどの工務店さんは、既にホームページをお持ちです。しかし、開設後ほとんど更新されていなかったり、更新されていてもブログの更新が途中で止まっている、いわば塩漬け状態のホームページが多々見受けられます。
「時間がない」「専属の担当者を付けられない」「ホームページの効果を実感しにくい」「専門知識がないので対応が難しい」といった様々な理由が重なり、どうしても更新が後回しになりがちです。
その結果、ホームページのデザインが時代遅れの印象を与えてしまったり、最新の情報が少ないためお客様に心理的な不安を与えてしまったり、また、スマートフォンやSNSに対応していないホームページも多く、ユーザーにとってあまり魅力的でない状態のまま放置されてしまっているケースもあります。
そのような工務店さんから、「まずはホームページをリニュアルしたい」「Web集客に力を入れたいので専門家からのアドバイスが欲しい」といったご要望をいただくことがあります。
例えば、ホームページをリニュアルする場合には、以下のような方法があります。
①社内のWeb担当者がホームページを制作して更新する
ホームページを社内で情報が更新しやすいように、Webサービス(CMS:コンテンツ・マネジメント・システム)を活用して、自社でリニュアルする方法があります。代表的なCMSにWordPressがあります。ホームページ制作などの専門知識がなくても、簡単な更新なら社内で対応できることから、近年、普及が進んでおり、社内で本格的にWeb更新をしていきたいと考えている場合は、おすすめのツールです。
②クラウドソーシングでホームページのリニュアルを依頼する
フリーランス等の個人にクラウドソーシングでホームページ制作やリニュアルを依頼する方法もあります。不特定多数の個人に対してホームページ制作の依頼を打診することで、比較的安価(10万円~30万円程度)で発注できるため、予算を抑える方法として利用することはできます。
一方で、個人へのウェブサイトの制作の委託になるため、多くの場合、ホームページ開設後の集客、プロモーション、更新、保守などの「運用」は自社で行う必要があるため、一時的なリニュアルはできたとしても、再びホームページが塩漬けになってしまう可能性があります。社内に専任のWeb集客担当者を配置できない場合、あまりおすすめはできません。
③ホームページ制作会社に依頼して本格的な制作と運用を開始する
制作会社にリニュアルを依頼する場合、プロのクオリティでホームページが制作できます。ホームページの運用、ブログ等のコンテンツの更新も代行できる制作会社であれば、ホームページをリリースしてからの更新や改修も可能となります。
ホームページをリニュアルする主な目的は、ホームページからの集客力の強化となるでしょう。デザインを一新するのみならず、集客につながる効果的な検索エンジン広告を出したり、検索エンジンの上位表示がされやすいSEO対策を含むコンテンツ制作を外部の専門家にサポートしてもらうこともできます。
ホームページの制作、更新、集客支援などの運用を委託するには相応の費用はかかりますが、社内で検索エンジン広告やSEO対策をして集客するような更新・管理をする手間を考えると、専門知識があり成果をコミットする制作・運用会社にまとめて依頼したほうが費用対効果が高い場合もあります。
目的と予算にあわせて最適な方法を選択
上記のように、社内でホームページをリニュアルする方法、外部に依頼する方法、いずれもリニュアルの目的、期待する成果、それに対してどれだけの自社の経営資源(予算、Web担当者等の人員)が投入できるか、その費用対効果を考慮して検討することになるでしょう。
発注のポイントは、ホームページ制作後の運用に強い会社かどうか
発注のポイントとしては、
・制作については、競合他社と比較して、デザイン、使い勝手も含めてユーザーに評価されるクオリティに仕上げることができるか
・運用については、集客につながる検索エンジン広告、SEO対策やブログやホームページの更新、SNSの運用ができるか
といった、制作と運用の両面から検討する必要があります。さらには、
・社内にWeb担当者を配置して、CMSを活用して社内からも情報発信ができる自前の運用体制も確立すること。
この3点を組み合わせて、自社のホームページ集客成果に繋がるノウハウを開発する仕組みが構築できるかどうかが工務店のホームページのリニュアルの成功のポイントになります。
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(2)リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジン広告の手法の1つです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンに打ち込まれる検索キーワードによって、検索結果の表示画面に広告を表示するものです。
例えば、「茨城 工務店」「茨城 注文住宅」といった検索がされた場合、検索結果を表示する画面の上や下に広告が表示されます。クリックされると広告料が課金されますので、1クリック単位で単価が設定されています。クリック数の目標を設定したり、毎月一定の予算を上限に集客を誘導するといった運用もできます。広告費はかかりますが、ホームページの開設・リニュアル後、イベント・キャンペーン時などには有効な集客施策です。
(3)SEO対策
ホームページ開設後、なかなかアクセスが伸びない、といった場合は、検索エンジンで上位表示されていない可能性が高いと言えます。検索エンジンで上位に表示されなければ、ネット利用者の目に留まらず、有料広告等を活用しなければアクセス数を伸ばすのは困難です。このように、検索エンジンの上位表示がされやすいようにすることをSEO対策と言います。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」と言われます。
SEO対策は、ホームページを良質なコンテンツで充実させること、検索エンジンに評価されやすい構成にすること、検索エンジンで検索されやすいキーワードを使うことなど、ホームページの内容、構成、デザイン、プログラミングなどの多層的な対策が必要です。
一方で、間違った対策を講じると検索エンジンからマイナスの評価されてしまう場合もあるため注意が必要です。SEO対策は、デザイン、プログラミング、ライティング、データ解析などの専門知識と技術が必要とされますので、社内だけですべて対応するのは難しいのが実際です。
ホームページのリニュアルを検討する際は、SEO対策でも実績のある制作・運用会社にリニュアルを依頼することが集客に直結するホームページ制作の鍵になります。
(4)SNSの活用
近年、工務店の集客にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用するケースが増えています。代表的なSNSは、Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどです。
無料でタイムリーに情報を発信できますのでイベント集客などにも有効です。一方で、情報を発信し続けないとユーザーの記憶に残りにくいため、高頻度で情報を発信するのがポイントです。SNSの情報発信も外部に委託する場合、社内から情報発信する場合などの組み合わせも有効です。
工務店のオフライン集客の4つの手法
(1)看板
地域の工務店が営業エリアで認知度を高める施策として活用されている看板広告。屋外に一定期間にわたり設置されるため、社名、ブランドなどを、継続的にPRできます。
看板には、屋上、壁面、野立、スタンドなどの種類がありますが、工務店の集客に効果的なのは野立看板。社名のロゴや施工イメージを印象付けたり、案内板のように誘導を促すパターンもあります。特に地域の工務店は、営業エリアが決まっているため、交通量や視認性などの立地条件により設置場所を選定し、地域内での認知度アップを期待して設置します。
(2)折り込みチラシ
工務店の代表的な集客施策の1つとして長年活用されてきた折り込みチラシ。新聞配達店が各家庭に配布するため新聞を購読するご家庭向けには有効な施策でした。エリアを絞ったチラシの配布が可能ですので、見学会などのイベント集客の施策として活用されます。
現在は、新聞購読率の低下と共に新聞折り込みチラシの集客効果も低下。しかし他社がやらないなら取り組むのも一手。折り込チラシのみでなく、ホームページ、SNSなどと連動させたエリア限定のプロモーション施策として費用対効果を検討したうえで実施する場合もあります。
(3)ポスティング
完成見学会や構造見学会などのイベントや商品・サービスのチラシを、各家庭の郵便受けに投函するポスティング。配布エリアや建物(マンション・アパート等)を絞り込んで配布できます。
(4)イベント開催
地域のお客様との接点となる営業活動の前に、リストづくりをするためにも工務店さん企画のイベントは重要です。完成見学会、構造見学会、モデルハウス見学など、これまで以上に、来場価値を高める施策が重要となってきています。これまで実施されてきたイベントの集客を、ホームページ、SNS、チラシの配布、等を連動しながら告知することで効果的な集客活動ができます。
なお、ポスティング施策を検討する際は、対象顧客層がお住いのエリアやマンションに限定する、イベント会場の近隣に集中的に配布する、あるいはホームページやSNSなどから資料請求をされた方が多い地域などに絞る、といった地域性を踏まえてオンライン施策との連動も検討するとよいでしょう。
工務店のホームページ集客4つのポイント
工務店の集客力を高めるためには、オフラインとオンラインを連動させた集客施策が必要です。その中心になる機能が「ホームページ」です。ホームページの充実なくして、オフライン集客もオンライン集客も十分な効果を発揮することはできません。
ホームページのコンテンツを充実させるためには、以下のような内容を十分に検討する必要があります。
ポイント①ターゲットの明確化
ホームページを新設・リニュアルする際には、どんなユーザー(ターゲット)に対して、どのように訴求を行い、いかなるアクションをしてほしいか、動線を設計する必要があります。
ターゲットの選定にあたっては、「ペルソナ」の手法が有効です。ペルソナを設定したら、ターゲットにファンになってもらうための企画を順次投下していきます。
ポイント②自社の強み・弱みの分析と対策
ターゲットに自社のファンになってもらうには、3C分析、SWOT分析などをもとに、自社の市場におけるポジショニングを見極めて、お客様が必要とする情報を提供していく必要があります。自社の強みと弱みを多角的に分析して、どのようなキャッチコピー、キーワード、コンテンツ、ビジュアルで訴求するか、それぞれを連動させてプランニングする必要があります。
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ポイント③集客施策の検討と実施
訴求ポイントが明確になったら、集客施策を立案して、PDCAを回します。Google Analyticsを活用して、地域のユーザーのニーズ、集客につなげるための傾向と対策を、検索数や閲覧数などのデータに基づき分析して、計画、実行、評価、改善を行います。
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ポイント④効果的なSEO対策~コンテンツマーケティング
工務店がホームページで集客力を高めるには、検索エンジン広告のみならず、ホームページのSEO対策が欠かせません。特に、SEO対策として有効なのが、コンテンツマーケティングです。コンテンツマーケティングとは、広告に依存しない売れる仕組みづくりとも言える手法です。
インターネットで工務店や家づくりの情報について検索するユーザーが興味のある情報をブログなどで提供することで、ターゲットとなるユーザーを自社のホームページに誘導し、ファン化して、問い合わせ、イベント集客、受注につなげるマーケティング施策です。
お客様は、一生で一度か二度になるであろう家づくりを託す工務店を選ぶ際には慎重になります。ホームページに数回から数十回ものアクセスをしてから資料請求をすると言われます。お客様にとって第一印象となるトップページはもちろん、具体的に他社と比較検討をする際に、どれだけ知りたい情報が掲載されているかが重要なポイントです。
多くの場合、ブログや施工事例などで、ユーザーが知りたい情報を継続的に提供していくといった中長期的な取り組みになります。ユーザーが知りたい情報をいかに提供し続けることができるかが集客力を高めるための成功の鍵になるのです。
まとめ
・地域工務店のホームページ集客は、オンラインとオフライン集客を融合させて以下の8つの手法と4つのポイントをおさえて実行することが大切
・オンライン集客には、ホームページ制作・運用、リスティング広告、SEO対策、SNS広告などの4つ施策がある。
・オフライン集客には、看板、折り込みチラシ、イベント開催などの4つの手法がある。
・ターゲットの明確化、自社の強み弱みの分析、集客施策の検討、適切なSEO対策など4つのポイントがある。
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