完全在宅ワークを機能させる
1月中旬より緊急事態宣言が都内に出たタイミングで、当社は約40名のメンバー全員が「完全在宅ワーク」に切り替えを行っております。それまでは事務所に数名のスタッフが出勤していたのですが、私一人を残して全員を在宅に切り替えしました。
事務所には、今日も私がぽつんと一人。
当社はスタッフの事を「社員」と呼ばず「メンバー」呼んでおり、在宅ワークが基本となっています。メンバーはスラック・ZOOM・ラクロー(労務管理アプリ)の組合せで「完全在宅ワーク」を行っています。
雇用形態についても正社員・委託社員・業務委託契約・パート・アルバイト等多岐にわたります。
当方がフリーランスで独立した6年前から、在宅ワークについて試行錯誤を積み重ねています。
以前ラクローという労務管理アプリで当社の在宅ワークの取り組みを取材された時点でも、在宅ワークは完成しておらず、思考錯誤していました。
https://www.raku-ro.com/case_studies/6
そしてまだまだ模索中です。
在宅ワークの導入は、ほんとうに難しい。。
コツが要ります。
研究要ります。
改善が要ります。
絶妙な距離感が要ります。
仕掛け要ります。
在宅ワークを見据えた組織構築や組織側の順応が要ります。
も~~う無茶苦茶に頭使います。
コロナさん到来でZOOMが衝撃的に普及しました。
これは打ち合わせ等が格段に便利になった反面、会社経営に優勝劣敗・格差が生じます。
今後は私達のようなIT事業者は当然として、設計事務所・工務店の経営においても経営陣のIT力が明暗を分ける状況が加速してゆきそうです。
建築や住宅の検討客から選ばれるにも、ZOOM等のオンライン化は必須です。
そして在宅ワークが上手くいくようになると、爽快なほど生産性が上がるのも事実です。
在宅ワークを導入してみて「なんか上手くいかないな~」と思っている時に、
大事だよな、と思っているのは「会社経営やマネジメントの原点に立ち返る」という事です。
・「在宅ワークだからできないのではなく、実際の事務所でもできていない事なんじゃないか?」という視点を持つ
・経営やマネジメントの普遍的なセオリーを守る(人を活かす、利他、公平性等)
・人として当たり前の事を、当たり前に実行する
といった事がとてもポイントになってきます。
これらは在宅ワークでなくても、会社経営を行う上でとても大事な事です。
口で言うのは簡単ですが、とっても難しい。
毎日の修行で心を洗い、鍛えてゆかねばなりません。
当然一朝一夕にはいかず、結論はいつも「会社経営は難しい!!でも頑張らねば」という所に落ち着きます。
上手くいっているかいないかは、時に残酷な形で結果が教えてくれます。
当社は現在、完全在宅ワークが以前より徐々にうまくいくようになっている実感が有ります。
メンバーの努力も大きいと思います。
まだまだ課題は有りますが、毎日改善してゆきたいです。
運用クライアント様は在宅ワーク取り入れる際には様々なポイントが有りますので、当社で取り組んで上手くいった例をお伝えしてゆければと思っています。