円安・物価高と賃上げについて
昨日、社員向けに次年度の賃金テーブルの説明会を行いました。
今後の日本における円安物価高の先行きはまだ不透明です。
昨年の日本のインフレ率は2.8%で2023年の中小企業の平均賃上げ率は約2.9%と、一昨年以前よりは大きく伸びました。しかし、日本の当社のような業種の中小企業はそもそもとして給与が低いという現況が有ります。地方に行けば行くほど、それが顕著になります。
当社では物価高に勝るように、5%以上の昇給率を確保する方針を決めました。
下記方針を社員に発表しました。
■ 今後の円安・物価高の日本市場における競争力と商品力
■ 賃金上昇率目標を5%に
■ 社員数20名へ/中間層が分厚く強い組織に
■ 働き方、キャリアップのイメージ
①50歳を超えても昇給を続ける会社
②定年:65歳
③70歳まで働ける会社
④女性が産休・育休、活き活きと働ける、復帰できる会社
⑤在宅勤務・フレックスな働き方と自己管理の徹底
■ 採用における競争力の確保(特に若手の採用)
■ 昇給、賞与評価との連動
■ はぐくみ基金、確定拠出年金との連動
■ 就業規則との連携
今後の中小企業、地方、住宅建築業界の経営環境はますます厳しくなります。
相手のいる中で取引を行う当社としては、そう簡単にこの5%の昇給率という数字は実現できないと思います。
その中で人をコストと思う事はなく、人は会社の資産であると思います。
経営における投資という行為は結局はどこに掛けるにしても、最終的に人に掛けているという事になると思うからです。
具体的には、私の行う事として現預金残高を増やし、経営の選択肢を広げます。
商品・サービスの磨き上げ、WEB制作・運用の標準化によるベース品質の底上げ、プロモーション・営業戦略、人材採用方針、経常利益と先行投資へのバランスなど、色々と感覚が問われると思います。
何を捨てるかを見極めて会社を磨く事によって賃上げを実施していきたいと思います。