建設業=儲かるは間違い?稼ぎやすい業種や独立方法を解説
金額が大きい住宅商品を扱う建設業は儲かる業種が多いイメージがありますよね。
ほかの業種より独立する人が多い傾向もあり、職人やハウスメーカーなどで働きながらノウハウを蓄え、独立開業を目指す方も少なくありません。
ただし建設業のなかでも儲かる業種・儲けにくい業種があり、最初の選択を間違えると後に苦労を強いられることも。
どの業種も工夫次第で大きく稼ぐチャンスはありますが、これから建設業に飛び込むなら将来の収入も見据えて検討しましょう。
目次
■建設業ならどの業種でも儲かるわけではない
■建設業で儲けやすい業種
■儲かる建設業の社長になるコツ
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■建設業ならどの業種でも儲かるわけではない
「儲かっている」状態の基準は人それぞれですが、同じ建設業界の中でも業種によって稼ぎやすさは違います。
例えば同じ内装でもクロス職人は比較的修業期間が短く独立しやすいですが、左官職人は長い下積み期間が必要になります。独立後の収入はともかく、下積み期間が長いと収入面はしばらく厳しいでしょう。
もちろんどの業種でも工夫次第で独立開業までの期間を短縮したり、利益を増やしたりといったことは可能です。しかし仕事自体が縮小している業種の場合、将来にわたって安定して儲けるのは難しいですよね。
独立を見据えてこれから建設業に飛び込むのであれば、目先の条件や年収だけでなく、将来性も見据えて慎重に選択しましょう。
■建設業で儲けやすい業種
たくさんある建設業の中から、令和時代も需要が見込めて儲けるチャンスがある業種をピックアップしました。職人として一人親方を目指すのはもちろん、リフォーム業で扱う業種としてもおすすめです。
・塗装
外壁や屋根の塗装は建物の必須メンテナンスで需要が安定しているため、稼ぎやすい業種として挙げられることが多いです。他の業種とくらべると覚えることが比較的少なく、真面目に取り組めば比較的早く独立できるのも儲けやすいポイントです。
どの地域でも競合が激しいですが、一人親方や小規模経営でもホームページをうまく運用すれば自社集客のチャンスもあります。
個人宅からアパート、商業施設など需要の規模バリエーションも多く、上手く軌道に乗れば事業拡大を目指すこともできます。
・足場/とび職
上で挙げた塗装工事のほか新築・解体など幅広いジャンルで必要となる足場工事で活躍するとび職も、儲けるチャンスの大きい業種です。
戸建ての足場から始めて、規模や設備を拡大しながら商業施設やビルなどの大規模な仕事までステップアップしやすいのが特徴。
高所で危険性の高い作業に従事する特性上、修業期間も比較的高収入な点は家族を養いながら独立を目指しやすいポイントです。
・大工
最近はプレカットの普及で新築大工の独立期間が短縮傾向にあり、以前より早めに稼ぐチャンスが増えた業種の一つです。一人親方として仕事を受注できる機会も多く、工務店やハウスメーカーとの契約方法も様々。経験を積んで資金を溜めれば、工務店を開業するという道も開けます。ただし新築着工数は今後人口とともに減少する見込みなので、リフォームなど別の需要も確保しておく必要はあります。
個人で儲けるためには効率良く棟数をこなすか、技術力を高めて単価を上げるのが一般的な方法です。新築をこなしつつリフォームで技術を磨くなど、競合と差別化できる武器を磨いていくのがおすすめです。
・内装
壁天井のビニールクロスやクッションフロアをはじめとした内装業も、独立しやすく早い時期から稼ぎやすい職種です。
賃貸物件や建売など単価が安い現場から、リノベーションや店舗内装など高単価の現場まであるため技術を高めれば儲けるチャンスもあります。
安定して稼げるようになったら従業員を増やし、元請けとして法人化すればさらに大きく稼ぐこともできるでしょう。
・設備組み立て
キッチンやユニットバスといった設備メーカー施工は、新築・リフォームともに需要が見込める業種です。扱う商品が決まっているため独立しやすく、単価の幅がそれほど大きくないため安定力も魅力的。間取りによって多少変わるものの同じ作業が続くため、業務を効率化できれば大きく儲けるチャンスもあります。
・外構
駐車場のコンクリートやカーポート、玄関アプローチや造園といった外構は、工事単価が高くうまく経営できれば儲けやすい業種です。
アルミ製品や単純なコンクリート打設は競合が多く単価勝負になりますが、庭づくりなどこだわり系工事が取れれば売り上げ・利益を上げやすいです。日本庭園・海外式のガーデニングなどコンセプトを定めて技術・デザイン力を養えば、富裕層からの工事で大きく稼ぐチャンスも。
材料仕入れや重機のレンタル費用など経費も大きいですが、売り上げ・利益面でも有利な職種です。
・解体
空き家率が非常に高い日本では、老朽化した家屋の解体業はこれから高需要が見込める業種です。各種許可申請や車両など初期投資は少し多い業種ですが、軌道に乗れば大きく儲けるチャンスはあります。
今後人口が減少していく日本において、ビジネスチャンスの増加が見込める貴重な業種といえるでしょう。
・儲けにくい業種
あくまで傾向ですが、建設業全体で仕事が減少している業種は儲ける難易度が高いといえるでしょう。例えば昔はキッチンやお風呂がタイル張りでしたが、最近はユニットバスやキッチンパネルの登場でタイル職人の活躍の場が減っています。ビルや商業施設などの大規模な仕事が取れればチャンスはありますが、全体としては稼ぎにくくなっている状態です。
■儲かる建設業の社長になるコツ
上でご紹介したどの業種にも言えることですが、独立開業後しっかり稼ぐためには、取り組み方のコツがあります。
・なるべく元請けに近い仕事を請ける
日本の建設業界は慣習的に下請け構造となっていますが、元請けから下請け・孫請けと流れるにつれて利益面では厳しくなっていきます。同じ仕事でも元請けに近いほど利益を上げやすくなるため、なるべく元請けに近づくのが儲かる社長を目指す基本的なコツです。
独立してすぐのうちは信用・実績面で厳しいため下層下請けに甘んじる必要もありますが、数をこなせば元請けに近づいていくチャンスはあります。
最終的には自分が元請けになれば、一つの仕事に対する利益率が上がって大きく儲けられる可能性も高くなるでしょう。
・自社の集客力を高める
将来的に元請けを目指すためには、取引先やポータルサイトなどに頼らない自社集客方法の構築が不可欠です。最近はどの建設業でもホームページやSNSでの集客が一般的になりつつあるため、個人や中小企業でもチャンスが大きくなってきました。
例えば塗装業で自社ホームページから集客できれば、元請けを通さず直接契約できるため売り上げが大きくアップします。自分が元請けとなって下請けに仕事を出しても良いですし、自社で工事体制を整えることも可能です。
逆にいうと、自社集客ができないと下請け体制から抜け出せず、どんなに仕事をこなしても安定して儲けることはできません。ホームページ集客は少し時間がかかりますが、しっかり育てれば安定した儲けを生み出してくれます。
・信頼できるスタッフを集める
どんなに儲かる業種で効率的に働いたとしても、自分一人で生み出せる利益には限界があります。大きく儲けるためには、信頼できるスタッフを集めて組織を拡大していくことも必要となります。
特に建設業界は高齢化と人手不足が大きな課題となっており、若くて優秀な人材の確保は難しい状況です。だからこそ、早い段階で求人に力を入れて育成できれば、将来大きく儲けるチャンスが生まれるでしょう。
人材確保においても、アクセスが安定している自社ホームページは大きな武器になります。求人ポータルサイトのようにコストがかからず、24時間365日募集を掲げてくれるためです。
■まとめ:建設業で大きく稼ぐなら、自分で集客するのが近道
一人親方・法人どちらの場合でも、ホームページを通じて自分で集客できれば、元請けとして大きく儲けるチャンスがあります。これから建設業に飛び込む方、従業員から独立を考えている方は、ホームページをはじめとするWEB集客体制の構築を目指しましょう。
今後需要の大きい業種を選んで元請けになることを考え、一つずつ取り組んでみて下さい。
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