令和の工務店イベント集客手法|オフライン・オンライン両対応
完成見学会やモデルハウスイベントは工務店集客の重要な手法ですが、時代とともに求められることも変わりつつあります。
今回は従来のオフラインイベントに加え、オンラインイベントの具体的な集客手法をご紹介します。
イベントの集客が落ちている、新しいイベントを考えたい工務店経営者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■工務店のイベント集客
■オフライン工務店イベント
■オンライン工務店イベント
■工務店イベント集客のコツ
目次
■工務店イベント集客の役割
・地域ユーザーへの認知
定期的なイベント開催は、商圏内のユーザーに認知してもらう役割が大きいです。
「たまにイベントをやっている工務店」という認知を得られれば、全く知らない状態より問い合わせにつながりやすくなります。
まだ家づくりを具体的に検討していない潜在顧客の認知が高まることで、将来的な需要を育てる効果が期待できます。
・信頼感の構築
楽しそうなイベントに人が集まっている様子は、地域を大切にする会社であるという信頼感の構築にも役立ちます。
来場時は見積もりに至らなくても、会社に良い印象を持ってもらえれば、住宅検討時の候補に入りやすくなります。
・見積もりのきっかけ
「そろそろ家が欲しいな」と考えているユーザーとの接点を作り、具体的な検討・見積もりに移行させるのもイベントの大きな役割です。
通常時の工務店に相談に行くのはややハードルが高いものの、大勢の客が居るイベント時なら来場しやすい雰囲気がありますよね。
家づくりセミナーなど、ユーザーの疑問や不安に回答するお役立ちイベントもきっかけづくりに適しています。
■オフライン工務店イベント
・完成見学会
お施主様の許可を得て公開する完成見学会は、熱量の高い顧客を集客しやすいイベントです。
実際の間取りを体験できること、期間限定であることを訴求できれば、大きな集客が期待できます。
強力な集客施策であるのは間違いありませんが、事前に準備期間を設けてしっかり告知することが大切になります。
また物件の間取りやデザインに共感してもらいやすいターゲット層に訴求することも大切です。
駐車場の確保、お施主様への配慮などハードルは高いですが、取り組む価値も大きい施策です。
・モデルハウス見学会
自社モデルハウスはお施主様の許可が必要ない分、定期開催に向いているオフラインイベントです。
モデルハウスは家づくり検討初期ユーザーが情報収集に活用することが多いため、見積もりにもつながりやすいです。
来場プレゼント、住宅系インスタグラマーとのコラボなど、通常の見学にプラスαの価値を盛り込むのが集客のポイント。
開催ハードルが低い毎週末のイベント、繁忙期を見据えて力を入れるイベントなど、状況に合わせて使い分けましょう。
・家づくり系セミナー
初めてのマイホームづくりで顧客が不安に感じるポイントに回答する、家づくり系セミナーもオフラインイベントの定番です。
- 資金計画/住宅ローン
- 土地探し
- 間取り相談会
- 建て替えセミナー
1対1の対面だとハードルが高いと感じるユーザーも、大勢のセミナーなら参加に踏み切ってくれる可能性もあります。
住宅計画を具体的に進めているユーザーが対象になるため、しっかり不安やギモンに回答できれば見込み客獲得も期待できます。
自社店舗やモデルハウスでの開催はもちろん、地域の公民館で開催するケースも多く、広いスペースの確保が難しい工務店様にもおすすめです。
・季節イベント
季節ごとのイベントを定期開催する工務店様も多いです。
クリスマスやハロウィンなどの季節イベントは、お子さんをきっかけに来場してもらいやすい施策。
七夕などの参加型イベントなら、地域の方の来場も期待できます。
定期開催で自社を知ってもらいやすいため、検討期間の長い住宅商品とも相性の良いイベントです。
■オンライン工務店イベント
・オンライン見学会
YouTubeやInstagramのライブ機能を使ったオンライン見学会は、時間や居住地の関係で来場が難しいユーザーも参加できるイベントです。
コロナ過で外出を控える方が増えた影響もあり、工務店の開催が増えユーザー側でも一般化しつつあります。
スタッフがカメラを持って建物内を撮影し、参加者は見たい部分のリクエストや質問をコメントで書き込むことが可能。
実際の案内は普段の接客と同じで開催のハードルが低いため、オンラインイベントの中でも早めに取り組みたい一つです。
・ライブ勉強会/セミナー
前述した家づくり系セミナーも、オンラインとの相性が良いイベントです。
Zoomなどのビデオチャット機能を使えば会場を用意せず少人数から大人数まで対応でき、参加者の質問に直接回答することもできます。
最近はリモートワークによってビデオチャットを体験している方も増えていますので、参加のハードルも低くなってきています。
事前予約制でライブ配信するのが一般的ですが、アーカイブを無料配信して参加者を呼び込むなどオンラインならではの戦略も。
・オンライン対面相談
より家づくりの熱量が高いユーザーに対しては、オンライン対面相談イベントが効果的です。
このイベントもやるべきことは普段の対面接客と同じですから、PCとカメラがあればすぐにでも始められます。
オンライン対面相談から入った顧客は、その後の打ち合わせをオンラインでしやすいのもメリット。
最近はスマートフォンで参加する方が多いため、画面上で資料を確認するのは難しいです。予約制にしてあらかじめ紙資料を送付するといった工夫があると良いかもしれません。
■工務店イベント集客のコツ
・事前に告知期間を設ける
せっかく質の高いイベントを開催しても、お客様に来てもらえなければ意味がありません。
イベント計画時は余裕のあるスケジュールを組み、しっかり告知期間を設けましょう。
例えば週末限定のイベントは、1週間の告知だとすでに土日の予定が決まってしまっている可能性があります。
基本的にゲリラ的なイベントを開催するメリットはないので、しっかり告知して集客効果を最大化しましょう。
・紙媒体とWEBを併用する
最近は住宅業界もホームページやSNSでの集客が一般化していますが、イベントに関しては紙・WEBを併用するのも効果的です。
特に完成見学会や季節系イベントは地域の方の来場がメインになるため、エリアを絞ったポスティングなども有効となります。
チラシは最低限の情報で目を引くデザインにまとめ、ホームページで内容を補足する連携が効果的。
ホームページやSNSでの告知も積極的に行い、必要に応じて有料広告なども活用しましょう。
・イベントの目玉を作る
集客力の強い目玉施策を打つと見込み率の低い来場も混ざりますが、分母を増やすためには必要な取り組みです。
グルメや商品券などのプレゼント、プロの似顔絵や写真撮影など、家族で楽しめる目玉施策があるとイベントがグッと盛り上がります。
大道芸人やバルーンアートなど、派遣パフォーマーも比較的呼びやすい施策の一つ。
プレゼントもただ配るのではなく、クイズやビンゴ大会など一工夫あると大人も子供も楽しめます。
輪投げや金魚すくいなど、一般的なお祭りで子供が楽しめるアクティビティを盛り込むのもおすすめ。
■まとめ
コロナ過によってユーザーの購買行動が大きく変わった現代、工務店のイベントに求められることも変化しつつあります。
従来のオフライン施策も大切にしつつ、オンラインイベントにも対応してニーズを拾っていくことが大切です。
現場のお客様の声に耳を傾けつつ、業界の動きも採り入れてお客様に支持されるイベントを開催しましょう。
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