リフォーム・リノベーション事業への展開の勧め
本日、とある新築住宅事業のWEB運用をサポートしているクライアントの社長様とリフォーム・リノベーション事業への新規展開についてお打合せしました。
当社の新築住宅のマーケットを開拓するクライアントさんには、新築事業が一通り受注活動の流れが完成した段階や、業態変換などでリフォーム・リノベーション事業への展開をお勧めしています。
リフォーム・リノベーションの事業をお勧めする理由は下記です。
- ■ 日本の住宅建築の床面積は、既に人口に対して飽和している(空き家問題の進行・特に地方)
- ■ 少子化と所得減、価格高騰、日本の建物評価制度の課題(購入時半額、築20年で無価値)
- ■ 新築住宅が伸びるシナリオを誰もが描けていない→ゼロサムゲームが続く
- ■ リフォーム、リノベーションは日本の住宅業界の中で今後伸びるマーケットと予測されている
- ■ 人口ピラミッドは確定しており、こどもが既に生まれてはいる→建物は必要である事は数十年後も確定している
- ■ 新築・リフォーム共に一次取得者層の年齢層は変わらない。ほぼ30代をベンチマークでOKです。結婚するかしないか決めたり、子供が進学するタイミング等で住む場所を決める:家を買う構図が変わらないと考えられるからです。
事業展開を考える一方で、会社経営は選択と集中が基本となります。やらない事を決めるのが経営者の大事な仕事というのが、自分が会社経営を行っている実感です。クライアントの事業は、常に当社の経営にも置き換えて考えています。タイミングが今か、リソースに無理が無いか、既存の新築事業との関係性を考慮し「完全なるポッと出の事業にしない」事を熟慮して提案しています。
具体的には新築事業で培ったコアバリューが何かを考え、事業ドメインをどこに置くか、ペルソナ(客層)をどのように設定するか、WEBマーケティング的な集客の切り口をどのようにするか、これまでに見せられるリフォーム・リノベーション事例が多くあるか、その切り口は何か、顧客単価の設定、マンションを対象にするか戸建のみにするか、目標年商をどのくらいに設定するか、等数々の側面から当社のWEB運用事例をもとに議論します。
もっともNGなのは「儲かりそうだから」という意思決定になります。
極端な例としては、例えば税理士さんが儲かりそうだからエクステリアの事業を行う、というのは明らかにNGです。そのような一足飛びの度合い・唐突度合いが無い形でWEBサイトを設計します。
また、当然ですが労働生産性として回るリフォーム・リノベーション事業の組み立てを提案します。
リフォーム・リノベーション事業は顧客単価をどのくらいで設定するかが大きなポイントとなります。特に単価の低い修理系の商材については、現況のクライアント社内リソースで回しきれるのかを十分に考え、クライアントごとに「このマーケットで行きましょう」とお伝えしています。
自分がもしもクライアント社長になったら、という立ち位置から展開の是非をお伝えしています。当社は必ず結果を作ってお届けする責任があるからです。
本日はこのクライアント様のコアの事業の強みであるデザイン・感性マーケティングで押していこうという大枠の方向性になりました。それ以外についても無数にあるコア要素を、現況の事業から違和感なくしっくりくる形で新規事業に取り組みたいと思っています。
建築業界の商品・サービスを作る事が、当社のWEB運用の強みです。
必ず成果をお届けして社長に喜んでいただきたく、スタッフ一同尽力致します。