当社にとっての営業
会社の目的(経営理念・存在意義)に応じて、営業手法というものは分かれてくるものと思います。
当社の場合、何の為に会社のメンバーが集まっているか、という会社の目的からサービス内容、営業手法までを落とし込んで考えるようにしています。
当社の目的は、中小の設計事務所・工務店を元気にする事です。急成長を追う事は目的ではありません。クライアントと二人三脚をしていると既存クライアントとの時間が全てに映り、新規の営業をいつかやらなくなる日が来るのではないか、と思った事も有ります。
ただ、そう一瞬考えてその考えはすぐに立ち消え、新規の受注は獲得し続ける必要は必ずあると思い直してきました。当社の場合は新規受注を受けない事は現状維持、現状維持は退化に等しいです。現在は既存に注力しながら新規を受け付ける、どちらかを捨てる事はせず、どちらも追っています(どちらも追う事でどちらも得られなくなる感覚は、何度考えても、直感的にありません)。
そんな中、例えば急成長を目指すような会社は営業マンを沢山雇い、問合せ獲得からテレアポ・営業アクションの仕組み化を行う必要があると思います。
逆に、目的が売り上げや規模拡大ではない当社のような会社の場合、営業の組み立ては変わってきます。
どちらもその会社ごとの回答が有って良いのではないかと思います。
その中で、いずれにしても共通しているのは強い会社には必ず共通して強い営業の仕組みがあります。
これまでいろいろな仕事をしてきましたが、営業こそ仕事・会社の原点だと思います。
営業と聞くと、ものを売る・プッシュするイメージが有りますが、実際やってみると言葉のイメージとはかなり離れているというのが私の感覚です。当社にとっての営業はクライアントの課題を突き止め、解決することで喜んでもらう事と考えています。
そして営業手法については、他社と同列になるか・差別化するか、といった商品開発に近い感覚がとても重要です。
当社にとっての営業とは、クライアントを元気にするために目の前の仕事を懸命にする事です。
当社の営業は新規受注も既存受注もどちらも行いますが、同じように行うのではなく両者は若干異質なものであり、かつ密接につながっています。その中で新規営業よりも既存営業のほうに力点を置くべきと、常々社員に伝えています。
良いWEB制作品質を出したり、クライアントのWEBサイトが運用で結果を出す秘訣として間違えなく言える事としては「手を動かし、積み重ねる習慣を作る」しかありません。
目の前の制作・運用を磨き上げるべく、手を動かす習慣を作ることが当社にとっての営業になっていると思います。