フリーミアムについて
こんにちは、ディレクターのSです。
今回はフリーミアムについての記事を書きたいと思います。
皆様は「フリーミアム」という言葉をご存知でしょうか。
「フリーミアム」とはフリー FREE と プレミアム PREMIUMが合成されたIT用語です。
あるサイトがフリーミアムで運営されていたとすると、最初の入会、利用はタダで、
特別な機能を利用したり、すべての機能を利用したりするうちに
料金を課金しなければならないというビジネスモデルとなります。
フリーミアムのビジネスモデルは、2006年3月23日、
ベンチャー投資家のフレッド・ウィルソンにより明確に示されました。
フリーミアムなサービスは最近では
有名なサービスの中でどんどん取り入れられています。
以下に事例を挙げます。
クックパッド
Webレシピの業界では一般の方への認知度がとても高い、クックパッド。
人気レシピを見ながら料理が出来ます。
このサービスのフリーミアム活用事例は、月額料金を支払うとレシピを人気順に並べ替えることができる。
有料プレミアム会員になると、お気に入りに登録できるレシピの数が増える。という事が挙げられます。
LINE
これも現在では言わずもがなのサービスですが、アカウントを開設するのは無料、
より充実した機能を利用するために、月額で費用が掛かります。
EVERNOTE
あらゆる情報を一元管理できるEVERNOTEは情報収集や資料の整理などに役立つサービスです。
エントリーは無料で、会員になると、保存できる容量が4倍になるなどの追加機能が利用できます。
Drop Box
オンラインストレージとして人気のDrop Boxには容量をアップできる有料プランが用意されています。
これらのサービスのようにフリーミアムのサービスは私たちの生活の様々な場面において進出してきています。
では新たにフリーミアムによってビジネスを始めていく起業家は、
何に注意すればよいのでしょうか。まずフリーミアムの初回が無料であるからといって、
適当に仕事をしてはいけません。無料であるからこそ、優れた商品を提供しなければいけません。
逆に言うと、優れた商品を提供することで、ユーザーが広告塔となって製品を広めてくれる
というメリットが出てきます。また無料ユーザーの声を製品の不具合や改善案を収集することが出来ます。
しかし読者の皆様はこのモデルに疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
無料だから使っていたけど、有料に切り替わったら嫌な感じがしてやめておこうかな。
フリーミアムの今後のさらなる発展は、有料ユーザーをいかにして増やすかにかかっているといえるでしょう。
かくいう筆者もフリーミアムサービスのヘビーユーザーです。
LINE、ハンゲーム、クックパッドと、、、しかし課金して有料でサービスを受けるとなると、
後々面倒なことになるのではないかと思うと一歩踏み出せません。
だからフリーミアムのビジネスモデルの抱える課題がよくわかります。
(S)