ディレクションを重視する組織
最近よく、考えているのは「すべてのメンバーの仕事はディレクタ的になるべき」という事です。
ディレクタ:コミュニケーションがうまい、手を動かさない、マネージングする、コードが掛けない、営業ができる、、様々なイメージが有ると思いますが、その本質は「人に頼る」という事かと思います。
私自身、制作者ですので手は動かします。
ただ、手を動かしすぎている事が経営者として間違っているのではないかと、迷う事も有ります。
私はエンジニア・デザイナと同じように、「会社経営」という独立した仕事領域を任されているからです。
この時の正しいの基準とは「チームの中で自分に求められている役割は何か」になります。
私よりもデザインがうまいデザイナに、私の出来ないコーディングが出来るエンジニアに頼むべき事、その時の状況で最も付加価値を出せる(早く・うまくできる)メンバーに頼るようにしています。
そしてすべての仕事のよりどころは、コミュニケーションとホスピタリティ(おもてなし)です。
エンジニアでもデザイナでも総務のメンバーでも、コミュニケーションやおもてなしができるから、その人に仕事が集まるようになり、腕を磨くチャンスが出てくるものなのではないかと思います。
コミュニケーションが出来て初めて優れた技術の腕を磨いていけるものだとも思います。
そして、一概にコミュニケーションが重要といってしまうと「話せないとだめなのか」と思いがちですが、キャラクターとは多岐にわたる為、ともすると口下手でも、ぶっきらぼうな人も居ても良いと思います。
口下手なメンバーはうまく会話を回せるディレクタに前に出てもらったり、仲間に頼って一緒に仕事をすることでクライアントに伝わる体制が作れれば良いのではないかと思います。
自分一人で解決しようとせず、仲間を頼れる人は広い意味でディレクタ的と思います。
そしてAIやツールを使いこなすのは、明らかにディレクタ的な仕事です。
自分のコアスキルにディレクタというタグと掛け合わせるだけで、希少価値が生まると思います。
すべての仕事はディレクタに繋がる、今後の制作業では間違いないと思います。
当社のメンバーは、すべての人がディレクタ的な仕事の方向性であってほしいと思っています。