工務店のWEB広告で効果が出ないとき確認すべきこと｜ホームページ集客実例
住宅業界でのWEB広告活用はすでにスタンダードになりつつありますが、残念ながら費用をかけたのに効果が出ていない会社も少なくありません。従来の新聞や雑誌といった紙媒体広告とは違ったノウハウが求められるWEB広告の運用に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、工務店様のWEB広告で集客効果が上がらないときに見直すべきことを解説します。WEB広告をうまく集客につなげた地域工務店の事例も紹介しますので、ぜひ経営の参考にしてください。
目次
■WEB広告で効果が出ない工務店が多発
■WEB広告で効果が出ないとき確認すべきこと
■地域工務店のWEB広告活用事例
目次
■WEB広告で効果が出ない工務店が多発
新型コロナウイルスの流行をきっかけとした世の中の変化は、徐々に進行しつつあった住宅業界のデジタルシフトを一気に押し進めました。SEO対策・リスティング広告・SNS活用・VRモデルハウスなど、この数年でWEB広告を認識した方も多いのではないでしょうか。
新聞チラシなど従来の広告からWEB広告への過渡期にあたる現在、残念ながらまだうまくデジタル集客に移行できていない工務店も少なくありません。すでに大手から中小まで多くの工務店がWEB広告を活用し始めているため、片手間のお試し的な運用では効果が出ないことがほとんどです。
今までのアナログ手法の集客がすぐゼロになるわけではありませんが、いずれ先細りしていくのは間違いありません。まだ集客できていて資金や時間に余裕があるうちに、ホームページやWEB広告を育てて時代の変化に備えておきましょう。
■WEB広告で効果が出ないとき確認すべきこと
ここからは具体的に、どのようなポイントを確認し改善すべきなのか見ていきましょう。
・ペルソナ設定
まず確認すべきなのは、広告を届けたいターゲットユーザー像であるペルソナの設定です。ペルソナ設定をしないでただ費用をかけるだけでは、効率的に効果を出すのが難しいでしょう。
例えば特にペルソナ設定をせず、「工務店×東京」というキーワードでリスティング広告を出稿するとします。このキーワードは検討初期段階の幅広いユーザーに届く可能性がある反面、自社のコンセプトに合わないユーザーもかなり含まれます。大手をはじめ競争率も高く、費用対効果はあまり良くありません。
逆に細かくペルソナ設定を作りこんで、「自然素材の家×東京」というキーワードにすると、かなりユーザーを絞り込めます。自社のコンセプトや強みに共感してくれるユーザーと出会えれば、問い合わせ率や契約率も高くなるでしょう。
工務店のペルソナ設定については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
【関連コラム】工務店の集客ターゲットとホームページのペルソナ設定
・家づくりコンセプトや商品力
自宅から手軽に多くの情報にアクセスできるWEB上では、今までより多くの競合と比較される可能性が高くなります。数多くの工務店の中から選ばれるためには、明確な家づくりのコンセプトや競合に負けない商品力づくりが欠かせません。
「どんな要望にも対応できます」というあいまいなコンセプトで間口を広げるのではなく、地域や時代のニーズに合わせ、コンセプトを絞り込むことが大切になります。
地元の木だけを使った家、省エネ性能を先取りした家など、自社の強みに合わせた魅力のある商品企画を考えてみましょう。
【関連コラム】地域工務店の商品力強化～自社の本当の商品は何か？
・ホームページのクオリティ
WEB広告で流入してきたユーザーの受け皿となる、ホームページのクオリティも要チェックポイントです。ホームページのデザインレベルや施工事例の充実度が低いと、せっかくのユーザーが問い合わせしたい気分になりません。
客観的に自社ホームページを見てクオリティが低いと感じたら、リニューアルも検討しましょう。
- ・写真のクオリティが低い
- ・施工事例の件数と情報量が少ない
- ・テンプレート感がある昔風のデザイン
- ・必要な情報がどこにあるか分からない
- ・会社の雰囲気やコンセプトが見えない
上のようなポイントに該当する部分があったら、ホームページが集客を妨げている可能性があります。ホームページ改善は費用と時間がかかる施策ですが、WEB上の看板となる重要な要素ですから、優先的に取り組みましょう。
・ゴール設定
自社ホームページやランディングページのアクセスはあるが問い合わせや集客につながらないときは、ゴールの設定も見直してみましょう。
例えばランディングページにモデルハウス予約のフォームしかないと、資料請求したいユーザーの機会を逃してしまいます。「ただ資料が欲しかったけどモデルハウスに行ってみようかな」と途中でユーザーの気持ちが変わる可能性かなり低いです。
ユーザーにアクションを起こしてもらうためには、目的に合ったゴールをわかりやすく配置することが重要です。メールやLINEでの相談、資料請求、来場予約など、複数のゴールを用意してスムーズに導きましょう。バナーのデザインや位置を変えただけで問い合わせが増えた事例もありますので、わかりやすいかどうかも再確認してみてください。
・イベント開催
新聞チラシのように比較的即効性が高いWEB広告は、モデルハウスイベントや完成見学会といったイベント開催に合わせた運用も効果的です。特に期間限定イベントは「それなら行ってみようか」と行動につながる可能性が高く、直接接触で見込み客をつくるチャンスです。
WEB広告で効果上がらないときは、実店舗イベントとの連携を企画してみてください。
■地域工務店のWEB広告活用事例
実際にWEB広告で集客している地域工務店の事例をご紹介します。
田畑工事株式会社
浜松市を中心とした地域密着型の工務店様で、自然素材をコンセプトにホームページ・WEB広告で集客を行っています。
パッシブデザインや健康住宅といったコンセプトに合ったキーワードでリスティング広告やSEO対策を実施し、ユーザーが知りたい情報を充実させて受け皿としています。
（株）ホープス
東京都目黒区というエリア特性に合わせ、狭小住宅に特化したWEB運用での集客実例です。
狭小住宅の創り方コラムなど、ペルソナに合わせたコンテンツを充実させることで問い合わせ率を高めています。自社サイト上に蓄積したユーザーが知りたい情報はSEO対策にもなり、集客につながる価値の高い財産となっています。
■まとめ：適切なWEB広告運用でしっかり効果を出しましょう
WEB広告はまだ歴史が浅くノウハウが蓄積していないため、運用方法によって効果に大きく差が出ます。今効果が出ていない工務店様も、運用方法を改善することで十分集客につなげることができます。紙媒体の縮小にともないWEB広告は必須の取り組みになってきますので、今のうちから取り組んで準備しておきましょう。
工務店のWEB広告運用はミライスタイルにご相談ください
私たちミライスタイルは、建築業界専門のWEB広告運用会社です。建築士や元住宅メーカーといった業界を知るスタッフを中心にチームを組み、お客様に合わせたWEB施策をご提案できるのが私たちの強みです。工務店様のサポート事例をたくさんご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
WEB広告で効果が出ない、どこから手を付けて良いか分からないとお悩みの工務店がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談ください。全国からご利用いただけるオンライン個別相談会では、ホームページや広告運用の診断にも対応しています。
株式会社ミライスタイル
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