建設業のWEBサイト集客に力を入れるメリット|ホームページ運用実例
今までの建設業界では既存取引先から継続的に仕事を受注する方法が一般的でしたが、これからはWEBサイトで新規顧客を集客していくことが大切になってきます。
住宅や商業施設の着工数が減少していくこれからの時代は、元請けがいきなり倒産して仕事を一気に失う可能性も出てきます。
今回は建設業界ホームページの運用実例を見ながら、実際の集客手法をチェックしていきましょう。
目次
■建設業のWEBサイト集客に力を入れるメリット
■建設業のホームページ運用実例
■建設業ホームページ集客の手法
■自社ホームページで集客を生むコツ
目次
■建設業のWEBサイト集客に力を入れるメリット
まずは建設業において自社WEBサイトの集客力を高めるメリットや必要性について見ていきましょう。
・元請けとして利益の高い仕事を取れる
慣習的に多層下請け構造となっている建設業界では、元請けのポジションが一番利益を出しやすいのは言うまでもないことですよね。WEBサイトで直接クライアントと契約すれば、中間マージンを排して利益の高い仕事を得ることができます。クライアントと工期や条件を直接交渉することも可能なため、無理難題を押し付けられることも少なくなるでしょう。
十分な利益がある契約なら自社が元請けとして下請けに発注することも可能になり、より多くの仕事をこなすことにもつながります。自社では扱えない専門性の高い工事も協力業者と連携して請けることができるため、仕事の幅と受注チャンスも広がるでしょう。
・営業コストの削減
WEBサイトはデザインや制作のイニシャルコストがかかるものの、いったん完成してしまえばランニングコストは安く抑えることができます。サーバー費用や更新の人件費だけで維持でき、24時間365日オープンの無人営業ツールとして活躍してくれるのです。
スタッフを飛び込み営業させるよりリーズナブルに新規案件を獲得できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
・会社の信頼感アップ
クオリティの高い自社サイトは、通常営業の補助ツールとしても活躍してくれます。時間が無くて名刺しか渡せないようなシーンでも、自社サイトのQRコードを入れておけば後で見てくれる可能性が高まります。会社の強みやそれまでの施工事例・実績を見てもらえば、信頼感が伝わり後で追客しやすくなるでしょう。
・コンセプトに合った顧客を集められる
詳しくは次の章でお伝えしますが、自社サイトはターゲットを絞り込めるため、強みやコンセプトに合った見込み客を集めやすいのもメリットの一つ。
例えば店舗の設計や施工がメインなら、サイトデザインやWEB広告を調整して開業を目指すオーナーに情報を発信できます。対象を選べない新聞広告や交通広告と違い、ターゲットをコントロールして反響率を高められるのもWEB集客のメリットです。
・求人面で有利
自社のWEBサイトに力を入れる副次的なメリットとしては、求人のサポートをしてくれる点も挙げられます。
仮に求人ポータルサイトで自社のことを知ってくれたとしても、応募前にホームページは必ずチェックしますよね。同じような条件の建設会社が複数あったとき、ホームページのクオリティが高いというのは大きなアドバンテージになるでしょう。最近はホームページに求人情報を併載する建設会社も増えていて、直接応募者を集められれば求人費用を節約できます。
■建設業のホームページ運用実例
私たちがホームページの運用や集客をサポートした建設業者様の実例をご紹介します。
株式会社三共建設
茨城県つくば市を拠点とする総合建設会社様のホームページです。
施工事例の数とジャンルの広さを活かし、公共・民間ともに細かくジャンル分けして幅広いニーズに対応。写真のクオリティにも注力し、技術力・デザイン力を信頼感につなげています。
採用情報ページも作りこみ、社員インタビューで実際の仕事内容や成長できる環境をアピール。会社の方針ややりがいが事前に分かり、入社後のイメージ違いを防ぐ仕組みです。
建機ワールド
茨城県つくば市で建機の販売・買取・レンタルを行う建設会社様のホームページです。
建機に関する幅広いサービス内容をわかりやすく配置し、地域の職人さんや建設会社からの問い合わせ率を高めています。
ブログコーナーでは新製品情報などユーザーにとって有益な情報を発信し、「作りっぱなし感」を無くしています。SEO対策面でも重要な意味を持ちます。
■建設業ホームページ集客の手法
どんなにおしゃれなホームページをつくっても、実際に見てもらえなければ集客にはつながりません。具体的なホームページ集客の手法について、主な方法を3つ紹介します。
・SEO対策
検索エンジン最適化とも呼ばれる対策で、GoogleやYahoo!などの検索結果で自社サイトを上位表示させて集客率を高める方法です。例えば「つくば×舗装」で上位に自社ホームページを表示できれば、交通量の多い場所に看板を設置したのと同じような効果が期待できます。
SEO対策はお金をかければ効果がそのまま出るわけではなく、時間をかけてユーザーにとって有益なサイトを作り上げる必要があります。施工事例の件数や写真を充実させるなど時間と手間はかかりますが、長期にわたって安定した集客を生む資産となってくれるのが特徴。
・リスティング広告(PPC広告)
特定のキーワードに対して費用をかけ、自然検索結果より有利な場所に自社ホームページを表示させるのがリスティング広告です。上の写真のように「広告」という表記が付き、入札方式で一番高い価格の会社が一ページ目に表示されます。
SEO対策と違い即効性が期待できる反面、広告を出している間は費用が掛かる点がデメリットと言えます。SEO対策とリスティング広告はメリット・デメリットが相反しているため、上手く使い分けることで効果的な運用が期待できます。
・MEO対策
マップエンジン最適化(Map Engine Optimization)と呼ばれ、「地域×業種」で検索したときに表示されるマップで上位表示させる手法です。上で紹介した二つの対策とくらべるとまだ歴史が浅く、比較的効果が期待できると言われています。
基本的にはSEO対策と同じように顧客が求める情報を充実させることが必要になってくるため、セットで取り組んでいくのが効果的です。
無料のGoogleマイビジネスに登録し情報を充実させながら、自社サイトと連携を深めていきましょう。
■自社ホームページで集客を生むコツ
・継続的に更新する
自社ホームページの活用事例が少ない建設業界では「作りっぱなしのホームページ」が多く、定期的な情報発信で差をつけることができます。最終更新日が数年前のサイトと定期的に更新されているサイトなら、後者の方が良い印象を受けるのではないでしょうか。
定休日や営業時間の変更などを伝えるお知らせフォーム、現場ブログ、FacebookやInstagramなどのSNSなど、少ない工数で更新できる仕組みを組み込んでおきましょう。
・ホームページ担当者を立てる
自社サイトの集客力を高めるには、ホームページ・WEB更新担当者を決めることも大切です。「ホームページに力を入れよう」と決めても、社員全員にパスワードを渡して更新を促すだけでは集客にはつながりません。
前述したようにホームページ集客はこれからますます重要度が増していきますので、ポジションをつくってしっかり運用しましょう。ホームページ更新だけの人員を確保するのが難しいなら、通常業務を減らしてバランスを取る方法もあります。どうしても難しい場合は、WEB運用コンサルタントなど外部サービスを検討してみてください。
■まとめ:自社ホームページ集客で厳しい業界を生き抜く
人口減少や空き家率の上昇によって厳しい状況が予想される建設業界、これからは自社が元請けになって効率的に利益を上げる経営が求められます。
取引先の倒産や廃業といった事例もこれから増えていきますので、外部環境に振り回されない自力経営体制を整えておきましょう。自社ホームページを今からじっくり育てておけば、将来強い武器となってくれるはずです。どの業種の会社様も、ぜひ自社サイト集客に力を入れてみてください。
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