不動産会社の“おしゃれなHP”ポイントは?デザインのポイントをWEB運用のプロが解説
ひと昔前までは不動産会社というと情報ポータルサイトや来店によって集客するイメージが強かったかもしれませんが、今や自社ホームページを開設するのは“当たり前”になりつつあります。
よりその効果を高めるためには、デザインへのこだわりも欠かせません。
そこで、今回はホームページの重要性と、事例から分かる不動産会社のホームページデザインにおけるポイントを紹介します。
自社のホームページリニューアルをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■ホームページの印象時代で集客にも影響が
■事例から分かるデザインのポイント
■これからはHPだけではなくSNSも含めたトータル運用が必須
■まとめ|HPで会社の強みをアピールして集客につなげる
■ 会社のコンセプトや強みに併せて、効果的に情報を伝達できるホームページデザインにすることが重要です。
■ 私たち“ミライスタイル”が、建築業界専門のWEB運用会社として、専門知識を持ったスタッフがチームで御社をサポートします。
目次
■ホームページの印象次第で集客にも影響が
総務省が2021年に行った調査によると、スマートフォンを持っている個人の割合は74.3%、パソコンが一台以上ある世帯は69.8%にものぼります。
また、インターネットを利用してる人は今や若い世代の方に限らず、幅広い年齢層の方で高い割合を維持しています。
10代後半から50代までにおいては、90%を大きく上回る利用率であり、その現状は決して無視できません。
実際に、利用目的の多くは、ホームページの閲覧や商品情報の検索という結果も出ており、多くの方が情報をインターネットから収集しています。
一方で、企業の顧客に対する情報発信の方法として、自社ホームページを開設するのはもはや“当たり前”というのが現実です。
企業の対外情報発信の手段として、ホームページの開設も進んだ。
(引用:総務省|ICTの進化を振り返る)
総務省「通信利用動向調査」によると、インターネット黎明期の1995年では、インターネットを利用する企業は11.7%にすぎず、それらの中でホームページによる情報提供を行う企業は24.0%にすぎなかった。
しかし翌1996年には企業のインターネット利用率が50.4%に急上昇し、インターネット利用企業のうち、ホームページによる情報提供を行っている企業も39.6%に上昇した。
2000年代になると、企業のインターネット利用率は100%近くなり、インターネット利用企業でのホームページ開設率も2001年で77.7%、2005年には85.6%に達した。
このように、ホームページを活用して情報提供している会社は大企業に限らず、中小規模の会社にとっても欠かせないツールと言えるでしょう。
小規模事業者で 5割弱、中規模企業で約 8割が自社ホームページを開設している。
中小企業・小規模事業者はホームページをどのように活用しているのだろうか。
小規模事業者におけるホームページの開設の有無と販売先数の変化を見ると、ホームページを開設していない事業者よりも、開設している事業者の方が、販売先数が「大幅に増加した」、「やや増加した」と回答する事業者が多いことが分かる。
ホームページの開設が、販売先数の増加につながっていることが確認できる。(中略)
自社ホームページの開設の促進につながると考えられる。
(引用:中小企業庁)
ホームページの活用は、商圏が限られる地域の小規模事業者にとって、その制約を乗り越える手段となり得ることから、一層の活用が期待される。
エリアや時間帯に縛られず幅広く営業活動を行えるため、中小企業こそうまくホームページ運営をすることで大きな効果を期待できます。
ただし、様々なホームページが溢れかえっている現状の中、顧客の心を掴み集客に繋げるためには、やはり差別化が欠かせません。
自社ホームページは、“とりあえず作ればいい”という訳ではなく、会社のコンセプトや事業内容を明確かつビジュアル的に顧客へ届けることが重要なのです。
■事例から分かるデザインのポイント
不動産会社のホームページデザインを検討するにあたり、まず知っておかなくてはいけないポイントが4つあります。
まずはそれぞれを理解し、ホームページ制作を始動することをおすすめします。
「ターゲット層を設定する」
自社のターゲット層はどこなのかをしっかり決め、そこに刺さるデザインや掲載内容にする必要があります。
ターゲットを決めずに進めてしまうと、結局誰の印象にも残らずに、思うような集客につながりません。
「法的制限を把握する」
宅建業法で禁止されている「誇大広告の掲載」や、景品表示法に基づく規定を守らずにデザインを決めてしまうと、罰則などの対象となってしまいます。
そのため、掲載内容を決める際には、十分注意が必要です。
「オリジナリティにこだわる」
ホームページの中には、無料画像ばかりで構成されたものも少なくありませんが、これでは顧客の印象に残りにくく、いくら内容が良くても、第一印象でページを離れてしまうかもしれません。
出来るだけオリジナル画像や動画を用いて、印象に残るページにすることが重要です。
「掲載内容をじっくり検討する」
今や、宣伝目的のみのホームページでは顧客の心は掴めません。
特に、不動産会社のように大切な資産を委ねる会社は、顧客にとって有益となる情報や、親近感の湧く内容が必要です。
業界に関するコラム記事や、ブログ、その他スタッフ紹介など、“営業色”を全面に出しすぎない工夫が欠かせません。
では、これらを踏まえ、どのような点を意識しながらホームページのデザインを考えれば良いのでしょうか。
ここでは、私たち“ミライスタイル”が実際に手がけた事例を交え、デザインのコツを紹介します。
「コンセプトを端的かつ明快に伝える」
「強み」や「強い思い」を端的かつ明快にレイアウトすることで、顧客はその会社が何に力を入れており、何を得意とするのかを読み取ることができます。
会社への思いが強ければ強いほど、長くコンセプトを書き連ねたくなるかもしれませんが、アイキャッチはあくまでも簡潔に書くことが重要です。
また、どのような情報がこのサイトで見られるのかをアイコンなどで分かりやすく表示するのもポイント。
複雑に作りすぎると、段々と読み手の興味が薄れ、離脱率が上がってしまう恐れがあります。
「スタイリッシュさで顧客の心を掴む」
若い年齢層を中心に、会社選びの際にホームページのデザインで決めるという方は少なくありません。
それは、不動産会社など一見デザインとは関係なさそうに感じる業種も同様です。
ですから、写真にはこだわりオリジナリティを強調してみましょう。
おしゃれに仕上げるには、できるだけ情報量をセーブして、余白を意識したレイアウトにすることもポイント。
第一印象で“おしゃれ”と思ってもらえれば、そこから詳しい会社情報などを見てもらえるきっかけになります。
「ホーム画面だけである程度の情報を網羅する」
ホームページデザインはおしゃれにするばかりが方法ではありません。
情報量の多さを強調したい場合には、敢えて様々な内容をホーム画面へ貼り付けてみましょう。
一画面を見ただけで幅広い事業内容を伝えられますし、そのままワンクリックで顧客が知りたい情報へアクセスできます。
ただし、バナーの色を統一したり写真のトーンを揃えるなど、視覚的に雑然としない工夫が必要です。
「最小限の情報で第一印象勝負」
少し前までは、象徴的な文字やロゴを入れるのがトレンドでしたが、最近は最小限の情報ですっきり見せるホームページ構成も人気です。
ドロップダウンメニューを用いて、出来るだけメニューやアイコンは隠し、ポップアップで強調したい情報をアピールするように構成すれば、上のページのように洗練された印象に仕上がります。
ただし、この場合は写真のクオリティがとても重要です。
必ずプロに撮影してもらった写真を採用しましょう。
「特色ある不動産会社は他とは違う点を全面に出す」
不動産会社の中には、物件探しからリノベーションの設計施工まで幅広く事業を展開しているところもあるでしょう。
そのような場合には、それが一眼で分かるデザインにしなくてはいけません。
不動産購入とリノベーションをまとめて相談したい方が最も気になるのが「施工事例」。
上のページのように、スライドショーで施工事例写真を流すのもおすすめです。
サイトに動きがプラスされて印象に残りやすくなりますし、ページの滞在時間を長くする効果もあります。
「スタッフの顔が見える親近感湧くデザインにする」
当社がおすすめするのが、「スタッフの顔が見えるホームページ」です。
おしゃれで分かりやすくすることは当然ですが、そこにスタッフ写真やスタッフ紹介ページを貼り付けると、読み手にとって一気に親近感のある会社になります。
日頃の何気ない出来事や業界豆知識など、定期的にサイトを訪れたくなるような仕組みを設けると、より一層効果的です。
顧客に、いざ仕事を任せる際“初めて会った気がしない”と思わせることができれば、競合他社と大きく差をつけることもできるでしょう。
不動産ホームページで集客効果を上げるポイントは入り口拡大と運用
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■これからはHPだけではなくSNSも含めたトータル運用が必須
ホームページ運用はもはや当たり前となりつつあり、さらに高い集客効果を得るためには、並行してSNS運用も検討する必要があります。
SNSと聞くと、若い年齢層の方が利用しているイメージが強いかもしれませんが、総務省の調べによると70歳以上でも60.7%の方が何かしらのSNSを利用しているという結果が出ています。(参考:総務省|令和3年通信利用動向調査の結果)
同調査でSNSの利用目的を見てみると、「従来からの知人とのコミュニケーションのため(88.6%)」に次いで、「知りたいことについての情報を探すため」と回答した方が63.7%にも上り、コミュニケーションツールから情報収集ツールへ移り変わっていると言っても過言ではありません。
SNS運用のいいところは、端的な文章でこまめに更新しやすい点ですが、通常業務が忙しいとどうしても手が回らないという会社も少なくないでしょう。
そこでおすすめするのが、ホームページとSNSの運用をトータルマネージメントしてくれる会社です。
SEOやMEOを踏まえたプロとしてサポートしてもらえるので、闇雲に手間を掛けるよりも効率良く結果が出せます。
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■まとめ|HPで会社の強みをアピールして集客につなげる
不動産業界においても、ホームページの内容やデザインによって集客が大きく異なる可能性は、決して低くありません。
インターネットが浸透しきっていると言ってもいい現代においては、ホームページがあるのはもはや当たり前であり、さらにより情報を多くの顧客に伝えるための工夫やノウハウが必要なのです。
併せて、SNS運用についても検討することをおすすめします。
「日頃の業務で忙しく、ホームページやSNSの運用に必要性を感じていても、なかなか手をつけられない」そんな方は、ぜひ思い切ってプロにWEB運用を任せてみてください。
ミライスタイルは建築業界専門のWEB制作・運用会社。
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