オウンドメディア運用代行は実績重視で選ぶ|外注できる範囲、費用・契約期間の目安、成功事例を解説

「自社のホームページをもっと集客できるツールとして活かしたい」という方におすすめなのが、オウンドメディアの運用代行サービスです。
しかし、今やWEB運用を請け負う会社は多数あり、サービス内容は様々です。
そこで今回は、オウンドメディア運用代行について会社を選ぶポイントや外注できる範囲、費用や契約期間の目安について解説します。
建築分野に特化したWEBマーケティング会社であるミライスタイルの運用成功事例も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オウンドメディアとは

オウンドメディア(Owned media)とは、企業が自社で保有するメディアを指します。
以下のもの全てがオウンドメディアに該当します。
- ・自社のウェブサイト
- ・自社のECサイト
- ・自社ブログ
- ・自社のSNSアカウント
- ・メールマガジン
- ・パンフレット・カタログ・リーフレットなどの紙媒体
このように本来オウンドメディアはオンライン・オフラインと媒体を限定しませんが、WEB運用においては「オウンドメディア=自社で制作・運営・管理するサイト」を指すのが一般的です。
オウンドメディアと同様にWEB運用においてキーワードとなる言葉に、アーンドメディアとペイドメディアがあります。
アーンドメディア
第三者のブログサイトやSNSアカウント、比較サイト、まとめサイトなどを指します。
ペイドメディア
料金を支払って利用できる他社が所有・管理するプラットフォームやチャンネルを指します。
主な例は各種広告やコマーシャル、利害関係のあるスポンサー記事などです。
オウンドメディアは第三者が情報発信するアーンドメディアや、コストパフォーマンスが見えにくいペイドメディアとは異なり、管理・運営をしやすく効果的な対策によって費用対効果を高められる点がメリットです。
オウンドメディア運用代行は実績重視で選ぶ|必ず確認するべき5つのポイント

オウンドメディアのメリットは、運営・管理状況を把握しやすくフレキシブルかつスピーディに作戦を変更できる点ですが、一方で以下のようなデメリットもあります。
- ・サイト制作や運用に費用と工数がかかる
- ・サイトの閲覧数を増やして集客に繋げるまでに期間がかかる
- ・自社サイトの認知を広めるためには専門知識が必要
- ・時間をかければ必ず成果が出るとは限らない
- ・自社サイトの認知を高めてもマネタイズできない可能性がある
- ・自社サイトやSNSの定期的かつ継続的な更新や有益な情報発信が必要
これらのデメリットを解消するためにオウンドメディアの運用代行サービスを利用する企業が増えています。
しかし、今やWEB運用を専門的に請け負う会社は数多く、その中から自社と合う代行会社を選ぶことは簡単ではありません。
そこでオウンドメディア運用代行の会社を選ぶ際に重要な5つのポイントを紹介します。
SEOコンテンツでの集客実績が豊富
オウンドメディア運用代行の会社を選ぶ際は、まずSEOコンテンツでの集客実績が豊富かどうか確認しましょう。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で「検索エンジンの最適化」を意味し、簡単に言い換えると、Googleなどの検索エンジンにおいて検索結果でサイトを上位に表示させるための施策を指します。
いくらオウンドメディアの内容が充実していても、無数にあるサイトの中からユーザーの目に留まらなければ意味がありません。
そのため、各社WEB運用代行会社は様々なノウハウを活かしてコンテンツの内容や情報発信の方法を工夫して上位表示を目指しています。
オウンドメディア運用代行会社の中にはサポートする企業の業種を限定しているところもありますが、どの業種の企業サイトであっても集客できるところに依頼するのがベストです。
SNS・MEOなどのコンテンツにも対応可能
オウンドメディアとはどの業種・どの企業にとっても顧客や受注を獲得する上で重要なツールですが、提供するサービスや商品によってはベストな集客方法とは限りません。
また、サービス提供の地域を限定している中小企業にとっては、たとえSEOによって自社サイトが検索結果の上位に表示されたとしても、それが受注につながらない可能性もあるのです。
そのため、業種・業態によってはSNSの運用やMEOと組み合わせた包括的な運用が求められます。
※MEO:Map Engine Optimizationの略称で、Googleマップなどの地図検索エンジンで自社を上位表示させるための施策。地域を特定して対策できる
そのため、オウンドメディア運用の代行を外注する場合は、SNS運用やMEOにも対応できる会社へ相談することが重要です。
▶︎関連コラム:ローカルSEO・MEOは同時&継続対策で集客しファンを獲得|具体的な方法・ゴール、注意点
ディレクター(専任の担当者)の対応
オウンドメディアの運用代行を成功させるためには、ディレクター(担当者)との相性も重要です。
「自社の事業内容を理解してくれるか」、「こちらのやりたいことを汲み取ってくれるか」これらは実際に運用代行会社のスタッフと話してみなければわかりません。
そのため、会社を選ぶ際はオンライン申し込みなどで完結せず、必ず面談してから決めましょう。
自社運用の相談に対応してくれる
オウンドメディアを効果的に運用するためには、一定のコストをかける必要があります。
しかし、どれほどのコストをどこにかければ良いかは企業によって異なります。
また、運用の効果が現れて何をすべきかが明確になってきたあとは、オウンドメディアの一部もしくは全てを自社運用できる可能性も決して少なくありません。
そのため、運用を代行会社に丸投げするのではなく、自社の広告予算やオウンドメディアの成長程度を踏まえて、自社によるサイト運用の相談にも快く対応してくれる会社を選びましょう。
「自社サイトを改善したいが何からやればいいかわからない」という方は、お気軽にご利用ください。
オウンドメディア運用代行に外注できる業務の範囲

オウンドメディアの運用代行を外注する場合、サービスの内容や運用範囲は会社によって異なります。
最も広い範囲をカバーできる運用代行会社は、サイト運営やコンテンツ制作に必要な業務全てを外注できる会社です。
運用代行会社の種類・運用の範囲
オウンドメディアの運用代行会社といっても、得意とする業務内容や運用範囲によって幾つかの種類に分かれます。
- ・サイト制作(構成・デザイン・初期アップロード)やメンテナンスのみ提供する会社
- ・WEBマーケティングのコンサルティングのみ提供する会社
- ・WEBコンテンツ(ブログ・記事・事例集)の制作のみ提供する会社
- ・SEO・MEO対策のみ提供する会社
- ・SEOやMEOなどの施策に対する効果測定や分析のみ提供する会社
- ・サイト制作・コンサルティング・コンテンツ作成・SEO(MEO)・効果測定及び改善提案の全てを提供する会社
「情報発信ツールであるコンテンツ制作は自社でやりたい」「サイト制作から運用、その後のメンテナンスまでまとめて任せたい」など、運用方針に合う代行会社を選ぶことが重要です。
制作できるコンテンツの範囲
サイト運用によって集客したり、SEO・MEOで検索エンジンにて上位表示させたりするためには、良質でユーザーにとって有益なコンテンツが必要です。
しかし、日々の業務で忙しくコンテンツを自社制作することが難しい会社は少なくありません。
そのため、オウンドメディア運用を外注する場合はどのようなコンテンツ制作を任せられるか確認しましょう。
コンテンツ制作の作業例は以下の通りです。
コンテンツの制作時期 | 作業内容 |
---|---|
オウンドメディア立ち上げ時 | ・固定ページ(構成やデザイン、コーディング) ・既存オウンドメディアからのコンテンツ移管 |
オウンドメディア運用時 | ・SEOやMEOを目的とした記事制作 ・スタッフブログの更新代行 ・事例集や商品カタログ、価格表などの更新 ・オウンドメディアと相互リンクさせるSNSやその他コンテンツ制作 |
WEBコンテンツの形態は写真や動画、VRなど多種多様で、これらの制作をどこまで依頼できるかはオウンドメディア運用代行会社を選ぶ際の重要なポイントです。
オウンドメディア運用代行を依頼する費用・契約期間の目安

オウンドメディアの運用にかかる費用は、これからの経営戦略を考える上で重要なポイントです。
そこで「オウンドメディア運用を外注したいが、いくらかかるかわからない」「契約期間をどのくらいで設定すればいいかわからない」という方のために、費用と契約期間の目安を紹介します。
費用の目安
オウンドメディア運用代行の費用は、外注する範囲や依頼する会社によって大きく変わります。
ここでは例として弊社“ミライスタイル”の費用プランを紹介します。
サービス内容 | 費用目安 |
---|---|
WEB運用 (固定ページの改修、イベント・ブログ情報発信、幅広いキーワードをカバーできるコラム形式コンテンツの作成、効果測定と改善策のご提案) | 20〜45万円/月程度 |
WEB制作 (新規サイトの構成、デザイン、公開) | 170〜250万円/サイト |
オウンドメディアの制作・運用を部分的に外注する場合の費用目安は以下の通りです。
サービス内容 | 費用目安 |
---|---|
SEOコンテンツ制作 | 1〜10万円/記事 (文字数や構成業務の有無などにより変動) |
SEOコンサルティングのみ | 5〜50万円/サイト (月間アクセス目標値によって変動) |
WEB広告運用コンサルティングのみ | 5〜30万円/サイト (対策するキーワード数によって変動) |
SNS運用コンサルティングのみ | 5〜30万円/SNS (コンテンツ制作費用は別途) |
ホームページの増設(イベントページなど) | 3〜20万円/ページ (追加ページの内容や階層によって変動) |
現状の分析・改善提案 | 10〜30万円/サイト |
オウンドメディア運用の業務内容や費用は、企業の規模や経営戦略、目標値によって異なるため、上記費用を目安に運用代行会社へ見積もり相談することをおすすめします。
契約期間の目安
契約期間は運用代行会社や外注内容によって異なりますが、近年ではSEOの成果が出始めるまで3ヶ月以上かかります。
そのため、運用代行に対する評価は依頼から半年〜1年ほどを目安に判断するのが一般的です。
社内でWEB担当者を配置できるなど、早期に自社運用へ切り替えたい場合はオウンドメディアの制作のみを外注する方法もあります。
ただしオウンドメディア自体は“作れば終わり”ではありません。
また、初期段階ではSEOの成果が出て集客できたとしても、段々その効果が下がるケースが通常です。
そのため、オウンドメディアを集客ツールとして活用し続けるためには、半永久的にコンテンツの更新や修正、効果測定や分析、サイト改善などの作業を繰り返す必要があります。
オウンドメディアの運用代行会社と契約する際は、自社でどこまでの作業を継続できるかを事前に検討しましょう。
補助金を活用して費用負担を軽減できる
自社サイトの立ち上げやWEB運用のコストを抑えられる補助金・助成金についても事前にチェックしておきましょう。
例えば、経済産業省中小企業庁の「IT導入補助金」では、ソフトウェア購入費用やITツールの導入経費に対して一定割合の費用が支給され、「事業再構築補助金」ではECサイト立ち上げや採用を目的としたWEBコンテンツ制作に対して補助を受けられます。
※補助金・助成金の対象要件は担当省庁もしくはミライスタイルへお問い合わせください。

オウンドメディアの運用代行を活用するメリット・デメリット

自社ホームページを開設している企業の割合は99.8%まで上昇しているものの、あまり更新されていないサイトも少なくありません。(参考:総務省|令和5年度通信利用動向調査報告書(企業編))
オウンドメディアの運用を代行会社へ外注するか、自社で運用するか迷っている方は少なくないはずです。
メリット・デメリットの両方を踏まえて、今後のビジョンや契約戦略に合う運用方法を選びましょう。
【メリット】
- ・集客効果が高く高品質なホームページを制作できる
- ・社内リソースの負担を軽減できる
- ・WEB担当者の採用や育成にかかる時間・コストを削減できる
- ・専門家の知識と経験により、よりWEB運用の効果を高められる
- ・WEB運用に関する最新手法をスピーディにサイトやSNSに反映させられる
- ・SEO・MEOやWEB広告運用にバランスよく費用をかけられる
- ・自社サイトとSNSの相互リンクが可能で相乗効果を得られる
- ・サイトの不具合やトラブルをすぐに発見できて、迅速に対応できる
- ・サイトのセキュリティ対策についても相談できる
- ・施策に対する費用対効果がわかりやすい
- ・分析や改善策を踏まえた継続的な運用を任せられる
- ・サイトの充実性や権威性を高めるコンテンツを定期的に投稿できる
【デメリット】
- ・自社運用と比較するとコストがかかる
- ・サイトやSNS投稿へ納得できる内容を反映させるためには、自社スタッフによる作業も必要
- ・イメージ通りのサイトを立ち上げるまでには、運用代行会社との打ち合わせが必要
- ・ホームページ完成後の運用段階において、更新内容やタイミングに関する打ち合わせが必要
- ・サイトの投稿内容変更に時間がかかる場合がある
メリット・デメリットを踏まえて、オウンドメディアの運用を完全外注するのではなく、部分的に外注する方法もおすすめです。
一部の作業だけ外注することでコストを抑えられ、思い通りのサイトに仕上げられる場合もあります。
ただし、自社運用の範囲が狭いと完全外注とあまり費用が変わらない可能性があり、さらに統括的な運用が難しくなる場合もあるので注意しましょう。
「自社でWEB運用してみたが成果が出ない」という方は、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。
オウンドメディアの運用代行を活用して成功した事例

ミライスタイルでは、これまで200社を超える企業のオウンドメディア運用代行を成功させた実績があります。
その中から2例を抜粋し、ポイントを紹介します。

こちらは、注文住宅の建築を手掛ける工務店様の自社サイトアクセス数推移です。
新たにリノベーション部門を立ち上げ、主にSEOコンテンツによる集客を目的にオウンドメディアを制作しました。
サイト内に掲載できる施工事例がほとんどない状態でのオウンドメディア立ち上げでしたが、運用代行のご依頼をいただいてから1年間で公開した多くのSEOコンテンツがGoogle検索結果で上位表示を獲得しています。
今では月間8,000〜9,000アクセスを安定して獲得できるオウンドメディアに成長し、現在も弊社にて運用を継続中です。

こちらは地方の英語塾が自社運用してきたオウンドメディアの運用代行をお任せいただいた事例です。
英語塾のオウンドメディアは競争率が高く、運用代行前は月間100アクセスほどが続いていましたが、ターゲットにする検索キーワードを再選定してSEOコンテンツを積み上げたことで、月間30,000アクセス以上を獲得できるサイトに成長しました。
このように、自社運用ではなかなか顧客や受注の獲得につながらなかったサイトでも、ミライスタイルへ運用をお任せいただいたことで、お客様には目に見える結果を実感していただいています。
まとめ
オウンドメディアの運用は、WEBが情報収集のメインツールである現代において、とても重要な集客方法です。
自社運用と併せて、専門家に外注するオウンドメディアやSNSの運用方法もご検討ください。
WEB運用を攻略するためには、自社の戦略や思いに沿ったプランを提案できる代行会社がおすすめです。

ミライスタイルは、建築業界に特化したWEB制作会社です。
インターネット広告・各種SNSの運用、アプリ開発などについても対応し、建築業界のWEB活用を幅広くサポートしています。
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