中小企業は性能だけでなく、人でも選ばれる住宅会社へ
昨今のAI化の加速によって、さまざまなコンテンツが急速にコモディティ化してきているのを感じます。
当社の中小企業のクライアントに置き換えてみると、WEB上のコンテンツだけにとどまらず「選ばれる住宅会社」の中身自体を考えています。
住宅性能は一定レベルまで上がった時代です。
職人的一手の数値の差で競い合っているのが、果たして良いのだろうか。
ある一定レベルにまで達すると、やりすぎは逆に経営的に機会損失なのではないか。
当社の、とくに中小企業のクライアント様には住宅性能やディテールの職人的1ミリの向上に躍起になるだけではなく、是非「この人がいるから」「この社長だから」「この人に頼みたい」という「人を軸とする」眼を持っていただけるように出来ればと考えてWEB運用を進めています。
家づくりの性能はそれを作る創り手の仕事への愛情によって生み出されるものだと思います。
創り手と建物という物の間を切り離して考える事はできないです。
特に中小の工務店様・設計事務所様においては
「この人が作るんだから」「この会社の人たちが作るんだから」
きっと良いものが出来ると思ってもらえたり
「この人に賭ける」という選ばれ方をするような各クライアントのWEBサイトにしたいと思っています。
スタッフブログ・社長ブログで自社の思いや人となりを伝えて、積極的に発信して欲しいです。住宅検討客に対するおもてなし・ホスピタリティを高めて欲しいと思います。
物ではなく事を売る、住宅というハードではなく、家づくりのプロセスやユーザー体験自体に価値を積み上げていくお手伝いをWEB運用で実践していきたいと思っています。
例えば、これまでの家の売り方として懐疑的にみられていた面もある「営業マンの対応が良かったから」という顧客の声は、住宅性能がどこも一定以上のレベルに上がっている現代において、自分の中ではあながち間違いとは思えなくなっています。
「人で選ばれる会社にするのがこの時代のトレンド」であると思わずにいられないここ最近の仕事です。