WEB運用におけるワイヤーフレーム制作のコツ
会社経営においては、労働生産性を特に意識して制作する事が重要です。
経営者が現場に出るか否かですが、これについては明確に
「経営者も現場に出るべき」である
と常々思っています。
あくまで私の見ているような中小企業の、特に10名~20名位の会社での話にはなりますが、少なくとも当社の経営環境においては現場が見えていないと、会社全体の仕事内容・付加価値、つまり「プロダクト・商品・サービス自体」の価値が落ち、感覚が鈍ります。
当社は中小企業ならではの高品質を追及しており、70点のものを量産するような会社と求められる品質が違うと考えて制作しています。
大企業ができないレベルまで一つ一つクライアントに合わせて、丁寧に作り込みを行います。
中小企業の展開する事業が競争力を持つ良い事業になるかどうかは、商品・サービス自体の「質」です。社長の現場力からくる「プロダクト・商品・サービス」の磨き上げと、現場から来る知見と直感に基づいて経営を行う事が何より重要になると思います。
「経営者も常に現場に出るべき」と言い切る事が出来ます。
競合は強くなり、求められるコンテンツ、デバイスや環境等、目まぐるしく変わります。
経営環境については、どの時期においても常に嵐が吹き荒れています。
その中で変化を怠った会社から淘汰されていきます。
常に危機感が有りますが、おそらく危機感が有るのが正常です。
私達のWEB運用を信じて頂いたクライアントのWEBサイトだけは、必ずこの先生き残るように舵取りします。
私も現場で手を動かし手を動かす事で、経営かじ取りと現場を行き来しています。
当社のWEB運用には「UXの継続改善」の価値が含まれます。
ディレクタがクライアント社長の目をもって、商品・サービスの見せ方を考え、提案します。
ディレクタが積極的にクライアントに有ったコンテンツや、ボタン設計の一つ一つまでデザイン提案を行います。
ディレクタの仕事の中で、このUI・UXを作るための、エンジニア・デザイナの仕事の指示書かつクライアントへの提案書・デザインイメージの下案となる、「ワイヤーフレームづくり」という重要な仕事が有ります。
このワイヤーフレームづくりにもさまざまなコツが有り、熟練している者とそうでない者の掛ける時間に、数倍、時には数十倍の開きが有る事もよく有ります。
WEB運用におけるワイヤーフレーム制作をするときのコツと思える事を下記に列記します。
まずは大前提として
「そのUIはそのクライアントの会社・事業・キャラクターに合うのか」
が、大きな価値となります。逆にそれを捉えていないと価値が無く、クライアントの固有の回答となるように考えて動きます。
その上で
・インプットを浴びるように行う
・時間を掛ける事は重要
・量をこなすことも重要、手を動かし続ける。
・だたし、かけた時間と成果物は必ずしもイコールではない
・最短距離を「刺す」、これだと思った最短距離を突っ走る感覚でザクザクとつくる
・自分にとって最も早く手を動かせる、ツールを見つける
・何か一つでも、小さな一歩でも良いから、与えられた時間内でUI改善のアウトプットを提出する
・今よりもっと効率的に行える手をイメージする
・一石二鳥、三鳥を狙える動きはないか
・実際に作る人:エンジニア、デザイナ、コンテンツディレクタの組み合わせ、各人のスキルセットのイメージする
・作るために必要なコストのイメージを必ず持っておく、それが売値にセットして破綻していないか
・原価積み上げではなくクライアントの価値が有るかどうかの値決めを行う
・自己流に拘泥しない
あたりを意識して動きます。
ワイヤーフレームづくりで軸として持っておかないといけない、はずしてはいけない視点としては今、より求められるのは「1次情報」「コミュニケーション」「社長の目」になります。インターネット上で求められるコンテンツは、常に個々の独自性、そこにしかない回答を求められるからです。
どれだけクライアントに寄り添えるかです。
当社ではこのあたりの制作における細かなディテールは、都度スタッフに落とし込み良い制作に繋がるよう、日々鍛えています。