工務店・建築会社の広報必見!戦略の立て方やKPI事例

最近では新築着工数の減少が業界全体の課題となっており、工務店や建築会社間での競争も激しくなっています。
そこで注目されているのが「広報」の役割です。
WEBを活用した戦略的なアプローチを行うことで、効率的に集客力や売上をアップできます。
建築分野に特化したWEBマーケティング会社であるミライスタイルが広報のコツをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
工務店・建築会社の広報の役割

ここではまず、工務店や建築会社の広報が果たすべき役割について整理しておきます。
ブランディング効果
工務店や建築会社の広報は、企業のブランドイメージを確立して信頼性を高める役割を担います。
具体的には施工事例や顧客の声を発信することで品質やこだわりをアピールし、競合との差別化を図ります。
またSNSやブログを活用して企業のストーリーや理念を伝えることで、認知度を向上させることも可能です。
売上アップに貢献する
広報活動で自社の魅力を効果的に伝えることで、問い合わせや契約につながる場合があります。
そのためにはホームページのSEO対策やSNS運用、チラシやイベントなどを通じて集客を強化し、顧客との接点を増やすのが一般的です。
このような広報を戦略的に行うことで、長期的な売上増加に貢献できます。
優良人材の採用
工務店や建築会社の広報は、広く企業の魅力を伝えて優秀な人材を確保する役割も果たします。
採用専用ページの充実やSNSでの社員紹介、現場の雰囲気を伝える動画コンテンツなどを活用し、「働きたい」と思わせる環境をアピールすることが重要です。
企業のビジョンや価値観に共感する人材を惹きつけ、定着率の高い採用活動につなげることが大きな役割です。
工務店・建築会社の広報の仕事①対取引先・社内

ここでは、工務店・建築会社の広報の仕事として「取引先・社内」に向けて行う業務を整理しておきます。
プレスリリースの発信
工務店や建築会社の広報は、新しい施工事例、受賞歴、新商品・サービスのリリース、イベント開催などの情報をプレスリリースとして発信します。
新聞、業界誌、Webメディアなどに配信することで企業の取り組みを広く知ってもらい、信頼度の向上や新規取引先の獲得につなげるのが目的です。
またメディアとの関係を構築することで取材や掲載の機会を増やし、企業の認知度向上を図れる場合もあります。
適切なタイミングでの情報発信が、ブランド価値の向上に貢献します。
営業ツール・チラシの作成
営業担当者が効果的に商談を進められるよう、広報はパンフレットやチラシ、提案資料などの営業ツールを作成します。
施工事例や企業の強みを視覚的に分かりやすく伝えることで顧客や取引先の理解を深め、信頼を得ることにつながるのです。
特にリフォームや新築の提案では、イラストや写真を活用した資料が有効です。
定期的に内容を更新して市場のトレンドに合わせた情報提供を行うことで、営業活動の成果向上をサポートしましょう。
会社説明会の実施
優秀な人材を確保するため、広報は人事等と連携して会社説明会の企画・運営を担当します。
企業の理念や事業内容、職場環境を正しく伝えることで、応募につなげましょう。
具体的には施工事例の紹介や社員の働く姿を見せることで、実際の仕事の魅力を伝えやすくなります。
最近ではオンライン説明会の活用やインターンシップの情報提供など、多様なアプローチを用いることも増えています。
これにより求職者との接点を増やし、優秀な人材の採用につなげることが可能です。
工務店・建築会社の広報の仕事②対お施主様

ここでは、工務店・建築会社の広報の仕事として「お施主様」に向けて行う業務についてご紹介します。
イベントの企画・実施
工務店や建築会社では、お施主様との関係を深めるために見学会やワークショップ、完成住宅のオープンハウスなどのイベントを企画・実施することが多いです。
これにより実際の施工品質を体感してもらうことで、家づくりに対する信頼感を醸成できます。
場合によっては地元の祭りやマルシェとコラボすれば、地域に根ざした企業としてのブランドを強化できます。
イベントを通じて直接コミュニケーションを取ることで、成約率の向上や口コミの拡散にもつなげましょう。
SNS投稿・広告
SNSは、お施主様と気軽に接点を持つための重要なツールです。
具体的にはInstagramでは施工事例の写真を、YouTubeではルームツアー動画を発信するなど、媒体ごとに適したコンテンツを作成します。
またストーリーズ機能を活用した現場のリアルな様子の共有や、インタビューの投稿を通じて、家づくりの流れをわかりやすく伝えるのもおすすめです。
さらにターゲットに向けたSNS広告を運用することで、効率的に新規顧客へアプローチできます。
メルマガの発信
メルマガは、お施主様との継続的な関係を築くための有効な手段です。
家づくりの主な流れや住宅のメンテナンス情報、最新の施工事例など、役立つコンテンツを定期的に配信することで企業への信頼を深められます。
またOB顧客向けにリフォームやメンテナンスの提案を行うことで、リピート受注の機会を増やすことも可能です。
開封率やクリック率を分析しながら、有益な情報を届けることがポイントです。
ブログ・コラムの発信
ブログやコラムで家づくりに関する知識を提供することで、お施主様の疑問を解決する役割を果たせます。
例えば「注文住宅のコストを抑える方法」「後悔しない間取りの選び方」など、実際の施工事例や専門家の視点を交えた記事を発信することでSEO対策にもなり、集客につながります。
必要に応じて記事をSNSやメルマガと連携させることで情報の拡散を促進し、より多くの人に企業の魅力を伝えることも可能です。
工務店・建築会社の広報におすすめのKPI具体事例

ここでは、工務店や建築会社の広報が取り組むべきKPIについてご紹介します。
KPI(重要業績評価指標)とは
「成果と重要な成果指標(KPI)」とは、⾃社がこれまで経済的価値をどのぐらい創出し
てきたか、経営者が財務的な業績をどのように分析・評価しているかを⽰す指標のことを指します。
KPIに基づく達成度の評価を適切に行うことで、企業の価値創造につながります。
具体的には下記のようなKPI指標を設定することで広報の目的を達成しやすくなるため、ぜひ参考にしてみてください。
【参考】経済産業省|価値協創ガイダンス
①イベントの集客数
見学会やセミナー、ワークショップなどのイベントを開催すれば、集客数をKPIとして設定できます。
集客数の目標を決め、事前の告知方法(SNS・チラシ・メール・広告など)を最適化することで、より多くの来場者を獲得しましょう。
また申込数と実際の来場者数の差を分析し、当日キャンセルの要因を特定することも重要です。
集客数を継続的にモニタリングして効果的なPR施策を見極めることで、イベントの成功率を高められます。
②好感度アンケートの実施
広報活動の成果を測るために、イベント参加者やSNSフォロワー、お施主様を対象とした好感度アンケートを実施することも有効です。
例えば「会社のイメージ」「施工品質への信頼度」「情報の分かりやすさ」などを評価することで、ブランド力の向上を定量的に把握できます。
定期的にアンケートを実施して結果を比較・分析することで、広報施策の改善ポイントを明確にできます。
このように好感度向上は、口コミや紹介による集客増加にも直結する重要な指標です。
③ブログ・コラムからの問い合わせ発生数
ブログやコラムを活用したコンテンツマーケティングの効果を測るために、記事を通じてどれだけの問い合わせが発生したかをKPIとして設定します。
Googleアナリティクスといった解析ツールを用い、「どの記事が最も読まれているか」「どのページから問い合わせに至ったか」を分析し、効果的なコンテンツを増やすことで集客を強化できます。
さらには問い合わせ増加を目指したSEO対策やSNSシェアの強化など、継続的なコンテンツ改善も重要です。
ただしブログやコラムを一から構築するのは難易度が高いため、専門業者に依頼する方が安心です。
オウンドメディアを効果的に運用するためには、継続的な運用計画を立てて一気通貫に行う方が集客力アップにつながります。
まとめ
住宅着工数が減少している中で、工務店や建築会社においても「広報」の力で魅力をアピールする必要性が高まっています。
最近ではインターネットのWEBアプローチが必須となっており、少ない投資で最大限の効果を得られます。
WEB構築を検討されている方は、ぜひ「建築業界専門のWEB運用」を利用されてみてはいかがでしょうか。

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