住宅完成見学会のメリットと集客のポイント|うまくいかない失敗例から学ぶ必勝法

工務店やハウスメーカーにとって、住宅完成見学会は、重要な集客機会の1つです。
しかし、「告知をしても来場者数や来場予約が増えない」とお悩みの経営者様もいらっしゃいます。
住宅完成見学会などのイベントを開催しても効果が出ない原因は、告知・集客方法の“失敗”にあるケースが大半です。
本記事では、全国各地の建築業者様へWeb制作・Web集客代行を提供している『ミライスタイル』が、住宅完成見学会を実施するメリットからよくある失敗例&対策、効果的な告知・集客方法について詳しく解説します。
そのほか、住宅完成見学会の来場者を問い合わせや受注など次のステップに進めるためのコツも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
限られた予算と時間で効果を発揮する集客ノウハウを身につけ、安定した受注獲得を目指したい方は、ミライスタイルへお問い合わせください。
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目次
住宅完成見学会を行うメリット

住宅完成見学会(オープンハウス)とは、工務店などの住宅会社が完成した住宅を施主・購入者へ引き渡す前に期間限定で一般公開するイベントです。
住宅会社にとって、販促面でいくつものメリットがあるため、定期的に実施する会社は少なくありません。
実際の住まいを体感してもらえる
住宅完成見学会は、常設型の住宅展示場(モデルハウス)とは異なり、実際に人が住むリアルな住宅を見学してもらえます。
マイホーム計画を検討している方にとっては、そこでの生活をイメージしやすく、住宅会社側は住まいに寄り添った工夫をアピールすることが可能です。
施工品質やデザイン力を直接伝えられる
施工事例は住宅会社のカタログとも言えますが、品質やデザイン力を細かく伝えることが困難です。
それに対して、住宅完成見学会は、お客様に施工技術や細部までこだわったデザイン力を直接アピールできます。
また、断熱性など体感でしか分からない仕様をセールスできる点もポイントです。
見込み度の高い来場者と接点を持てる・具体的な相談や商談につなげやすい
住宅完成見学会は既に具体的な計画を進めている見込み度の高い方が訪れる可能性が高く、来場後に具体的なプラン相談につなげやすい点は大きなメリットです。
来場者の方の中には、土地の情報などを持参してくる方も多く、重要な商談の場となり得ます。
住宅展示場・モデルハウスより費用がかからない
住宅完成見学会はお客様のご自宅を借りて一時的なイベントとして公開するため、固定費や人件費を大幅に削減できます。
それに対して、総合住宅展示場は、月々100万円以上の借地料(出展料)やスタッフが常駐するための人件費・光熱費などがかかり、自社でモデルハウスを建設する場合も、建築費用と固定費・維持費がかかります。
そのため、住宅完成見学会にご協力いただく施主様・購入者様に一定の値引きなどをしても、住宅展示場やモデルハウスよりも大幅にコストを削減することが可能です。
住宅完成見学会の失敗例と対策

自社の強みやコンセプトを見込み客にアピールしやすい住宅完成見学会ですが、定期開催しても思うように成果が出ないと感じるケースは珍しくありません。
よくある失敗例には、以下のような事例が挙げられます。
告知が見込み客に届いていない
告知が見込み客に届かない主な原因として、「折込チラシ・ポスティングチラシへの依存」や「自社ホームページ・SNSの運用不足」が考えられます。
いくらイベントを開催しても、その存在が広く知れ渡らなければ来場者を確保できません。
チラシの平均的な効果は、一般的に0.01〜0.3%程度と言われており、1万枚チラシを配布しても1件〜30件しか来場者を獲得できない計算です。
そのため、効果的かつ効率的に集客するためには、自社ホームページのSEO※を実施したり、SNSを日頃から定期更新してフォロワーを集めるなどの対策が欠かせません。
※SEO:Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称で、Googleなどの検索エンジンにおいて検索結果で自社サイトを上位表示させるための施策を指す
ユーザーが来場予約しにくい
効率的にイベントを開催するために、多くの住宅会社では完成見学会を完全予約制にしているところも多いですが、「どこから予約すればいいか分からない」「予約フォームが分かりにくい」「電話でしか予約できない」と、ユーザーの意欲を低下させてしまいます。
来場型イベントを開催する際には、事前にLP※を作成し、スマホ対応への準備が必要です。
※LP:Landing Page(ランディングページ)の略称で、ユーザーがWeb広告や検索結果をクリックした際に表示されるWebページを指し、コンバージョン(企業が求めるゴール)に直結するため、分かりやすさが求められる
ユーザーが「来場しよう」と思った際に、簡単に日時選択できたり空き状況を確認できたりする簡単予約システムを整えましょう。
住宅・見学会の魅力が伝わっていない
イベント会場である住宅の魅力や特徴が伝わらないと、来場を検討する人の心はつかめません。
チラシやホームページ、SNSで告知活動する場合、ユーザーに以下の点を明確に伝えることが重要です。
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これらをチラシやホームページ、SNSの投稿に分かりやすく掲載すると、自社のターゲットと近い属性の人に来場してもらえる確率が高まります。
必要な情報を網羅していても、写真やコピーが弱いと来場者を獲得できないため注意が必要です。
住宅完成見学会の告知・集客方法

住宅完成見学会の主な告知・集客には、複数の方法があるため、ご予算や人材などを踏まえていくつかを組み合わせて実践しましょう。
自社ホームページ
今や、60代の方でも8割以上がインターネットを利用しているため、Webツールでの情報発信は欠かせません。
総務省の調査によると、インターネットを「情報源として欠かせない」と回答した人の割合は50代までで70%を超えていて、60代でも約50%にも上ります。
ただし、自社ホームページにイベント専用のLPを作成するだけでは十分な施策とは言えません。
ホームページに専用ページを作ることに加えて、以下の点も実践しましょう。
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※MEO:Map Engine Optimization(地図検索エンジン最適化)の略称で、Googleマップ上の検索結果に自社情報を上位表示させるための施策
SNS(Instagram)
デザイン性を重視する住宅会社には、Instagramの運用もおすすめです。
Instagramは、SNSの中でも写真や動画などビジュアルをメインに自社の強みや特徴を表現できる媒体で、利用者は住宅の新築を検討する20〜30代の方が中心であり、工務店やリフォーム会社でも集客ツールとして多く活用されています。
(引用:総務省|令和7年版情報通信白書の概要|第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル|(2) コミュニケーションツール・SNS)
ただし、住宅完成見学会などイベント告知だけをスポットで投稿しても集客効果は出ないため、施工事例紹介など定期的かつ継続的な投稿により、日頃からフォロワーを獲得することが重要です。
施工事例紹介の投稿から見学会予約の導線を配置することにより、「この住宅を“生”で見てみたい」というユーザーを囲い込めます。
また、1日限定でフォロワーに表示されるストーリー機能(ショート動画)を活用する方法もおすすめです。
SNS(LINE公式アカウント)
LINEは、今や友人・家族同士の連絡手段にとどまらず、企業の情報発信ツールとしても広く活用されています。
LINE利用率は、全世代平均で94.9%に上り、60代でも91.1%に達していることから、イベント集客として活用しやすいSNSです。
(引用:総務省|令和7年版情報通信白書の概要|第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル|(2) コミュニケーションツール・SNS)
LINEは、フォロワーへ一斉に情報発信したり、問い合わせや質問への回答に便利なツールで、住宅完成見学会の告知と予約申し込みの両方に対応できます。
ポスティングチラシ
地域を限定してイベント告知したい場合には、ホームページやSNSの運用とあわせて、ポスティングチラシも配布しましょう。
ただし、広域にチラシを配布するためにはコストがかかり、費用対効果が落ちる可能性があるため、地域を厳選した告知方法と言えます。
また、近年は「ポスティングチラシ投函禁止」とする戸建住宅も増えているため、事前に配布の想定エリアをチェックすることも必要です。
新聞折り込み広告
新聞折り込み広告は、広い地域へ一斉に告知する方法として有効です。
ただし、近年は新聞購読者が減り、一般誌に限定すると2015年の約4,069万部から2025年の約2,337万部と10年で40%以上も減少しました。
また、毎日チラシまで見る人は50代以上の方が多いと言われているため、20〜40代をターゲットとする場合は、思うような効果が出ない可能性もあるので注意が必要です。
既存顧客・OB顧客への案内(ダイレクトメール・メールマガジン)
住宅業界において、既存顧客やOB顧客からの紹介は、問い合わせ獲得において重要な手段です。
そのため、既存顧客・OB顧客へ住宅完成見学会を実施する旨のダイレクトメール(郵送)や、メールマガジンを送る方法もご検討ください。
見学会への来場につながらない場合でも、自社の存在を思い出してもらうきっかけになります。
ただし、メールマガジンは「迷惑メールフォルダ」に入ってしまうケースも多いため、近年はLINEなど通知機能があるSNSに移行している企業が大半です。
Web広告(リスティング広告)
Web広告とは、Googleなどの検索エンジンやSNS上に配信される広告で、ユーザーの年齢層・居住エリア・興味関心のあるキーワードなどを細かく設定してターゲットを絞れます。
イベント告知と特に相性が良いのはリスティング広告(検索連動型広告)で、ユーザーの検索ワードと連携して画面に表示されるため、クリックされる確率が高くなる点が特徴です。
一定の広告費はかかりますが、「地域+住宅見学会」と入力するユーザーにダイレクトでイベント告知できるため、LPの作成とあわせて、ぜひ取り組んでみてください。
地域情報サイトへの掲載
企業や自治体などが運営する地域情報サイト(地域ポータルサイト・ローカルメディア)にイベント情報を掲載する方法もおすすめです。
地域住民が定期的に目を通す確率が高く、比較的掲載料が安価な場合が多いため、Web・SNSやチラシなど自社の紙媒体での対策とあわせて取り組む価値はあります。
ただし、地域情報サイトは週末や休日に見る人が多いため、情報掲載のタイミングが重要です。
1度の掲載では読者から見つけられない可能性があるため、2〜3ヶ月前から数回に渡って広告を載せましょう。
住宅完成見学会の集客ポイント

さまざまな告知方法により住宅完成見学会の情報を広めることも重要ですが、あわせて住宅建築を検討している方がイベントに来たくなる工夫も必要です。
ターゲットを明確にした告知設計
自社がターゲットにしている年齢層・属性の方に情報が届く告知方法を選びましょう。
ホームページ(LP)は、比較的広い年齢層の方にイベント情報を届けられますが、SNSやチラシは見る人の年齢層が偏る可能性があります。
ホームページ(LP)のみでイベント告知する場合、結果が出るまで時間がかかる可能性もあるため、比較的即効性が高いリスティング広告と組み合わせる方法がおすすめです。
写真や間取りで具体的な魅力を伝える
LPやチラシには、見学会を実施する住宅の写真や間取りなど、魅力が視覚的に伝わる情報を掲載しましょう。
これらがないと、住宅建築を検討している方が「見てみたい」という気持ちになりません。
ただし、見学会をする住宅はその後お客様が生活するため、掲載情報は必ず施主様から許可をもらう必要があります。
施主様の承諾を得た上で、建築費用の概算を掲載するのもおすすめです。
建築費用が分かると、既に予算を決めている見込み客の興味をひきつけられます。
開催日時・場所をわかりやすく案内する
LPやチラシのデザインを検討する際は、開催日時と場所が一目で分かるレイアウトにしましょう。
デザイン性にこだわりすぎてこれらの情報がどこにあるかすぐにわからないと、ユーザーの来場意欲を低下させる可能性があります。
ただし、住宅のデザイン性を強みにしている工務店などは、ユーザーにとってLP・チラシのデザインも会社選びにポイントとなるため、ご注意ください。
分かりやすいホームページのデザインにしたい場合は、以下のポイントを押さえましょう。
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※CTA:Call To Action(行動喚起)の略称で、LPなどのWebサイトに配置する「問い合わせ」などのユーザー行動を促すボタンなどを指す
※選択UI:スマホユーザーが画面上で選択フォームにて入力を簡略化できる機能(ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンなど)
移動手段や駐車場を考える
住宅完成見学会は、住宅展示場と異なり住宅街で実施するため、来場者の移動手段や駐車場についても事前に考慮する必要があります。
LPやチラシに会場までの交通アクセスや駐車場に関する情報を必ず掲載しましょう。
駐車スペースが確保できない場合は、最寄りの駅などからの送迎が必要な場合もあります。
LPやチラシに駐車場の有無を掲載しないと、無断駐車などによって近隣からクレームが出る可能性もあるため十分ご注意ください。
予約制にして見込み度を高める
住宅完成見学会は、限られたスペースをスタッフが案内する必要があるため、予約制にすることをおすすめします。
来場者数を把握できると、効率的に人員配置でき、見込み度を高められます。
また、駐車場確保の面でも来場者・来場時間を把握することは重要です。
住宅完成見学会から問い合わせ・受注につなげるポイント

住宅完成見学会の最終ゴールは、「問い合わせ・受注の獲得」であり、イベント来場者を次のステップにつながるための施策が必要です。
ヒアリングで検討状況を正確に把握する
来場者から、営業色が強くなりすぎない程度に検討状況をヒアリングしましょう。
聞き取るべき主な内容は以下のとおりです。
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これらを少しでも多く聞き出すことにより、営業マンへの親近感が増し、問い合わせや受注へつながる確率が高まります。
接客対応で好印象を残す
お客様によって、どのような接客を求めるか異なるため、それを読み取り、好印象を残すことが重要です。
主なポイントは以下のとおりです。
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来場者には当日中にフォロー連絡を行う
来場者には、必ず当日中にメールなどでフォローしましょう。
その際に、会社名義ではなく、担当者など個人から定型文ではない文章を送ることがポイントです。
また、あまり営業色を強くしない点にもご注意ください。
CRMを活用し継続的に追客する・個別相談や次回イベントへ誘導する
CRMとは、Customer Relationship Management(顧客関係管理)の略称で、顧客の属性・行動履歴・問い合わせ内容などをシステム上で一元管理し、最適にアプローチできるようにするための行動を指します。
住宅を建てたい方が、何度も要望など同じことを尋ねられると会社への信頼が低下するため、CRMの情報管理は徹底しましょう。
顧客一人一人の状況に応じて、個別相談や次回イベントの告知をする方法もおすすめです。
来場者が自身に合った営業アプローチを受けると、購買意欲が高まります。
イベント後のデータ分析を行う
住宅完成見学会を開催した際には、必ず来場者のデータ分析を行いましょう。
以下の点について情報を収集すると、次回のイベント告知に役立ちます。
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これらは主に来場者アンケートで把握できますが、LPやSNSからの流入であれば、公式アナリティクスツール※やその他分析ツールでデータ分析が可能です。
※アナリティクスツール:Googleや各SNSが提供するデータ分析できる管理者専用ページ
ホームページ・SNSを継続更新する
住宅完成見学会などのイベントを定期的に開催し、安定的に問い合わせや受注を獲得するためには、ホームページ・SNSの継続更新が欠かせません。
なぜなら、ホームページ・SNSによる集客は、短期的に結果が出ない可能性もあり、長期的な戦いになる場合がほとんどであるためです。
ユーザーにとって有益な情報を積み上げると、Googleなどからの評価が上がり、多くの人に自社を知ってもらえる可能性が高まります。
工務店など住宅会社の場合は、イベント情報に加えて、施工事例やお客様の声、関連する最新ニュースやトレンドの発信などを継続的に投稿する方法がおすすめです。
ホームページやSNSの効果的な運用には「労力と期間」のどちらも必要で、スタッフの数が限られる中小企業では、「取り掛かりたくても取りかかれない」ケースは少なくありません。
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まとめ
住宅完成見学会は、見込み客に自社の施工力やデザイン力をアピールする絶好の機会です。
ただし、適切な告知方法を選ばなければ、イベント情報が拡散されず、来場者を獲得できません。
「来場者を増やして受注率を高めたい」「もっと自社の強みを多くの人に知ってもらいたい」という工務店様・リフォーム会社様は、ホームページ・SNSを活用したWeb運用にチャレンジしてみましょう。

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