建築業界の集客は“SNS × ホームページの連携”がポイント|メリットや注意点を簡単解説
大企業に限らず、中小企業においても自社ホームページを立ち上げているところも多いでしょう。
ホームページは、WEB上で集客するために欠かせない“第一歩”。
しかし、それだけでは決して十分とは言えません。
多くの消費者に会社を知ってもらうために必要なのが「SNSとホームページの連携」です。
そこで、今回はSNSとホームページを連携させるメリットや方法、注意点についてお話しします。
「新たなビジネスチャンスを掴みたい」「事業の幅を広げたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■SNSとホームページの連携とは?7つのメリット
■SNSとホームページを連携させる方法は?
■SNS同士を連携すればさらに効率アップ
■SNS集客を始める際の注意点
■SNSとHPの運用は建築に特化した“プロ”にお任せを
■ SNSとホームページを連携させて効果を得るためには、気をつけなくてはいけない注意点があります。
■ 私たち“ミライスタイル”が、建築業界専門のWEB運用会社として、知識豊富なスタッフがチームで御社をサポートします。
■SNSとホームページの連携とは?7つのメリット
今や、年齢層を問わず利用者が増えているSNS。
60代以上の方でも51.3%以上の方が「一度は利用したことがある」というデータも出ています。
今まで口コミやチラシなどのアナログな集客方法が主流であった建築業界においても、SNSを活用する会社が増えています。
「うちはホームページがあるから十分」と考える方もいますが、実はホームページ単体ではなかなか認知度は上げられません。
では、SNSとホームページを連携させるメリットとは、どのような点でしょうか?
SNS運用は手軽に無料で始められる
ホームページはサーバー費用や運用に係る人件費など、多少なりともコストがかかります。
しかし、SNSはアカウント作成をするだけでは費用はかかりませんし、スマートフォンなどで簡単に投稿できるため、それほど時間と労力を有しません。
そのため、広告手段の一つとしてSNSを活用する会社が増えています。
様々な消費者にアプローチできる
FacebookやInstagram、Twitterなどの主要なSNSは、当初、友人などとのコミュニケーションツールとして使われていました。
しかし、近年若者を中心として利用目的が変化してきています。
総務省の調べによると、SNSを利用する目的として「情報収集」を挙げる人が63.7%にも上ぼるのです。
つまり、多くのネットユーザーがスマートフォンなどで手軽に情報を得たいと思っているということ。
SNSから情報の“入口”を探し、興味を持った事柄に対してパソコンなどでじっくりと見直す方が多い傾向があります。
そのため、ホームページだけでもSNSだけでも集客に繋げられないということです。
SNSで端的に会社のサービスや最新情報を投稿し、それを深掘りしたいユーザーのためにホームページを充実させる必要があります。
逆に、ホームページから会社を知ってもらったユーザーを繋ぎ止めておくために、SNSのフォローを促し、定期投稿することも重要です。
ターゲットの要望や需要傾向が分かる
ホームページに問い合わせフォームを設けている会社も多いでしょう。
しかし、そこからの問い合わせ内容は、見積もり依頼などかなり具体的な内容がほとんどで、ちょっとした質問・疑問に関するものは少ないはずです。
なぜなら、ユーザーにとって氏名や連絡先を入力してまで会社へコンタクトを取るのは、少々ハードルが高いから。
一方、SNSはアカウントさえ持っていれば、誰でも簡単にメッセージやコメントを送れるため、消費者の感じていることや需要の傾向が分かりやすい点がメリットです。
また、ユーザー自身のアカウントによって、口コミが広がる可能性も期待できるでしょう。
これらをもれなく拾い上げれば、UGC(ユーザー生成コンテンツ)マーケティングとして活用できます。
●「信用性が高い」:利害が伴わない消費者による巡視的・客観的な情報が得られる
●「低コストで展開できる」:ユーザーによるコスト・時間の負担によって有益な情報が得られる
●「コネクションが広がる」:口コミやコメントへの対応を通して、消費者とのコネクションが開拓できる
ユーザーとのコミュニケーションが活発になる
SNSは、本来、時間や距離などの物理的なハードルがないコミュニケーションツールです。
そのため、コメントやダイレクトメッセージへ対応することで、ユーザーとの関係性が活発になります。
逆に、対応を疎かにしてしまえば、すぐにユーザーの気持ちは離れてしまうでしょう。
その点が、ホームページ運用と大きく違う点と言えます。
SNSの平均利用時間を見てみると、20代は1日に80分以上、50代でも20分以上。
つまり、ほとんどのユーザーが、一日に一度はSNSをチェックするということです。
ユーザーからのコメントやメッセージへ真摯に対応することで、認知度アップだけではなく信頼性を持ってもらうことにつながります。
会社の認知度を高められる
ホームページは、「工務店_茨城」というように、ユーザーが自発的に情報を収集しなくてはならず、検索結果の上位に表示されなければ、見てもらうことすらできません。
しかし、SNSはユーザーの興味関心に関連するアカウントが表示されるため、より目に留まるチャンスが増えるということです。
もうひとつ、SNSの大きな特徴が、思わぬ投稿で“バズる”可能性があるという点。
これを、「バズマーケティング」と言います。
人為的に口コミを発生させて、自社の認知度やサービスを多くのユーザーに広める手法です。
建築業界の場合は、物販会社のようにインフルエンサーなどとのコラボをすることは少ないですが、施工事例の見せ方や社員のキャラクターによって、思わぬ拡散力を得られる可能性もあります。
ホームページへの訪問数を増やせる
SNSによって自社の存在を知ってもらい、少しでも興味を持ってもらえても、そこで完結しては集客にはつながりません。
しかし、効果的にリンクを設置すれば、ユーザーは気軽にホームページへ訪問できます。
つまり、ホームページへのアクセス数増加が期待できるということです。
SNSは、あくまでも会社の存在とサービスの概略を知ってもらうプラットフォーム。
そのため、より具体的なサービスの詳細や魅力・強みを知ってもらうためには、ホームページへ誘導しなくてはいけません。
カスタマーサービスとして利用できる
ホームページは、一方的に情報を発信するための場ですが、SNSは消費者と相互に意見を交換できます。
そのため、問い合わせツールとして活用する企業が多いのです。
特に、LINEはフォロアーへ一斉にクーポン配布やキャンペーン告知をするのに適しており、来店予約の管理ができる拡張機能もあります。
これらをホームページへ盛り込みためには、エンジニアの作業費用などが発生してしまうため、SNSを活用するのがおすすめです。
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■SNSとホームページを連携させる方法は?
では、SNSとホームページはどのように連携させれば良いのでしょうか?
主な方法は3つあります。
- ● ホームページへのSNSボタン設置
- ● ホームページへのSNS投稿の埋め込み
- ● ホームページ更新時のSNS自動投稿設定
では、それぞれについて詳しく見てみましょう。
ホームページへのSNSボタン設置
ホームページ内に、SNSへの誘導ボタンを設置してみましょう。
ボタンを設置すると、フォロアー増加やホームページの拡散につながり、SEOへの効果も期待できます。
ボタンの設置場所は、ホーム画面の最上部・最下部などの目に留まりやすい場所がおすすめです。
ブログやコラムを投稿してるホームページにおいては、Facebookの「いいね!」ボタンや「シェア」ボタン、Twitterの「ツイートする」ボタンを配置すれば、閲覧者が手軽に拡散できます。(参考:Meta|いいね!ボタン(ウェブ用)・Twitter|ウェブサイトにツイートボタンを追加する方法)
ホームページへのSNS投稿の埋め込み
運用しているSNSの投稿を、ホームページに埋め込むことも可能です。
Instagramのように画像がメインのSNSをホームページへ貼り付けると、簡単にャラリーが追加できます。
また、ホームページから自社を知ってもらった方に、SNSフォローを促すことができる点もメリットです。
ホームページ更新時のSNS自動投稿設定
ホームページを更新した際、同時にSNSへそのお知らせが自動投稿されるように設定しておくのもおすすめです。
そうしておけば、ホームページの運用だけでも最低限のSNS更新が行えます。
設定次第では、複数のSNSへ同時投稿することも可能。
通常業務に追われてなかなかSNS投稿にまで手が回らないという方におすすめです。
ユーザーにとっても、SNSで気になった情報だけホームページで確認することができるという点もメリットです。
■SNS集客を始める際の注意点
SNSとホームページを連携させることで、一気に拡散力がアップしますが、それゆえに気をつけなくてはいけない注意点もあります。
これらを十分理解した上で、運用を始めてください。
炎上リスクが増える
SNSと炎上は切っても切り離せません。
「炎上」とは、「ウェブ上の特定の対象に対して批判が殺到し、収まりがつかなさそうな状態」「特定の話題に関する議論の盛り上がり方が尋常ではなく、多くのブログや掲示板などでバッシングが行われる」状態である。
日本国内での炎上発生件数はモバイルとSNSが普及し始めた2011年を境に急激に増加しており、個人・企業問わず炎上の対象となっている。
(引用:総務省|令和元年版 情報通信白書)
総務省が2015年に行った調査によると、国内で起こった炎上件数はなんと1000件を超えており、2006年の41件と比べると、24倍もの値です。(参考:総務省|令和元年版 情報通信白書)
炎上にまで発展しなくても、投稿内容のちょっとした言い回しや内容が、思わぬ悪影響をもたらす可能性もあります。
そのため、投稿前に複数人で内容をチェックするなど、炎上を回避するための仕組みづくりが欠かせません。
ユーザー層に合ったSNSを選ばなくてはいけない
SNSによって、ユーザーの傾向や投稿内容に違いがあるため、より効果を高めるためには、自社のターゲット層に合った媒体を選ばなくてはいけません。
そのため、まずは各SNSの特性を知ることから始めましょう。
例えば、ショート動画の投稿に適しているTikTokは、主なユーザー層が10〜20代と若いため、そこに50〜60代をターゲットとしている会社が投稿しても、あまり効果は期待できません。
SNSへの自動投稿は文字数制限を意識しなくてはいけない
各SNSは、それぞれ投稿に文字制限を設けています。
例えば、Twitterは140文字以内、Instagramは2,200文字以内なので、そこにホームページの内容を自動投稿すると、冒頭部分のみが表示されて、内容を正確に伝えられません。
すると、ユーザーからの信頼を損ねてしまいますし、結局会社の魅力が伝わらず、集客は期待できないでしょう。
SNSの自動投稿を行う際には、必ずそれぞれの投稿を見て、表示に違和感がないかを確認しましょう。
SNS・ホームページの定期投稿が必須
SNSにおいて、フォローしていないユーザーへおすすめ表示されるためには「投稿頻度」が重要なポイントです。
また、Googleなどの検索エンジンに上位表示されるためには、ホームページの内容だけではなく更新頻度が関係します。
つまり、どちらも定期的に投稿しなくては、効果が期待できないということ。
WEB運用を統括的にチェックする担当者を置くことをおすすめします。
ホームページを充実させる必要がある
SNSで認知度や拡散力を高めてホームページへ誘導し、そこで会社の詳細を知ってもらうことが“連携”の目的です。
そのため、いくらSNSでフォロアーを増やしても、ホームページの内容が不十分であったり、魅力的でなかったりすれば、集客にはつながりません。
特に、工務店や設計事務所などの場合は、意匠性が求められる業態なので、掲載内容だけではなくホームページのデザインにもこだわりましょう。
■SNSとHPの運用は建築に特化した“プロ”にお任せを
インターネット社会において、効率的に集客を得るためには、SNS・ホームページ両方の運用が重要です。
また、互いを連携させることで、相乗効果も期待できます。
しかし、中小規模の会社ですと通常業務に追われて、なかなかそこまで手がつけられないという会社も多いでしょう。
そのような場合は、思い切ってプロにWEB運用を任せてみませんか?
ミライスタイルは建築業界専門のWEB制作・運用会社。
建築に特化することで業界のニーズに的確に対応し、集客できるホームページをご提供しています。
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