〈設計事務所のWEB集客〉“ブログ”で自社の強みをアピールする方法は?
建設業界において、決して好景気とは言えない状況が続いている昨今、少しでも多くの集客を獲得することは生き残るために欠かせないポイントです。
しかし、日々の業務に追われて大きく動くことができないという方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、「ブログの活用」です。
今回は、ブログの執筆で集客につなげるコツを紹介します。
「集客チャンスを増やしたい」「今まで手をつけられなかったWeb運用を見直したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■“WEB戦国時代”・ホームページ開設だけでは不十分?
■ブログ執筆がもたらす効果とは?
■〈設計事務所版〉効果的なブログの書き方7選
■まとめ|ブログでホームページの集客効果を高めましょう
■ ブログを書く際には、文章や構成など押さえなくてはいけないポイントがあります。
■ 私たち“ミライスタイル”が、建築業界専門のWEB運用会社として、専門知識を持ったスタッフがチームで御社をサポートします。
目次
■“WEB戦国時代”・ホームページ開設だけでは不十分?
今やWeb運用を積極的に行なっているのは大企業に限らず、小規模事業者でも半数近い会社が自社ホームページを開設しています。
自社ホームページ開設率は、中規模企業で80.4%、小規模事業者でも46.3%にも上り、もはや集客する上で欠かせません。(参考:中小企業庁|ITの導入状況)
しかし、ホームページ運用の難しいところが、“作ればいいという訳ではない”という点です。
調査によると、ホームページを開設した小規模事業者のうち、「販売件数が大幅に増えた」と回答した企業はたった3.7%で、「やや増加した」企業も34.1%にとどまっています。
つまり、ホームページを開設してもその効果を実感できている割合は半数にも及ばないということです。
では、その原因はどのような点にあるのでしょうか?
最も大きな要因として考えられるのが、「更新頻度」です。
少数精鋭で営業している小規模事業者の多くは、通常業務で手一杯になり、なかなかホームページ更新まで手が回らないというのは仕方ないことかもしれません。
実際に、上のグラフを見ても分かる通り、「年に1回」「数年に1回」「更新していない」と回答した小規模企業は48.9%にも上ります。
更新頻度が直接SEO、ひいては集客に影響をもたらす訳ではありませんが、ユーザーが検索した際に上位表示されるためには、どれだけ有益なコンテンツを提供しているサイトかどうかが関係します。
つまり、更新をしなければ新しい情報が掲載されていないと判断されてしまい、どんどんとユーザーの目に止まる可能性が低くなりかねないのです。
そのため、ある程度定期的にホームページを更新することは、有益なコンテンツの豊富さに繋がるため、決して無駄なことではありません。
「良質な内容を定期的にアップする」それこそホームページから集客を獲得する重要ポイントと言えるでしょう。
■ブログ執筆がもたらす効果とは?
「通常業務でホームページの定期的な更新まで手が回らない」「スタッフの人数が限られていてホームページ運用に人員を避けない」そのような設計事務所様も多いはずです。
確かに、本業が愚かになってしまっては本末転倒。
できるだけ手間暇をかけず、なおかつユーザーに取って有益な情報を発信するのにおすすめなのが、「ブログの活用」です。
では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
① SEO対策しやすい
ユーザーの目に少しでも多く止まるために、リスティング広告に費用をかける会社もありますが、中小規模の企業ですとそれほど多額の広告費をかけられないというケースもあるでしょう。
そこで対策を取らなくてはいけないのが、SEO。
検索エンジン最適化のことで、ユーザーがキーワード検索した際に上位表示されるように、サイトの内容などを調整することを意味します。
インターネットからターゲット層の抱えている悩みや疑問をリサーチし、そこからキーワードを選定、それを踏まえてブログにまとめれば、検索画面で上位表示される可能性が高まります。
② スタッフの人柄や社風をさりげなく伝えられる
「うちは優秀なスタッフが揃っている」と自信を持っていても、それをインターメット上でユーザーへアピールすることは簡単ではありません。
特に、求人をしている会社にとっては、社風をホームページに表現することは重要なポイント。
ブログの執筆は、さりげなく会社の様子を伝えるのにもおすすめです。
日々の業務内容や仕事中のちょっとしたワンシーン、社内イベントなど、一見集客や求人に関係ないように見える内容でも、ユーザーによってはチェックポイントになるかもしれません。
また、“顔の見える会社”は顧客に選ばれやすい傾向も強いため、競合他社とどちらを選ぶか迷った際の決定打になる可能性もあります。
③ ブランディングしやすい
ホームページのデザインや構成で会社の世界観を表現することもできますが、いくら作り込んでもユーザーに見られなくては意味がありません。
特に設計事務所は、その会社の世界観によってユーザーから選ばれるかどうかを左右する業態です。
そのため、自社のサービスや事例などの認知拡大コンテンツだけではなく、ユーザーへブランディングイメージを植え付けるための仕掛けも必要となります。
ブログを定期的に更新すれば、会社のコンセプトや世界観を少しずつ世間へ伝えることができるはずです。
④ サイトの再訪率を上げられる
ユーザーが設計事務所ホームページを見るタイミングは、家を建てたいなどサービスについて調べる場合がほとんどです。
そのため、定期的に見ると言うよりは、一時的に覗くと言った感覚に近いでしょう。
つまり、相当インパクトに残らない限りは、潜在顧客の意識には残らず、サイトへの再訪が見込めません。
しかし、ユーザーにとって少しでも興味深い内容があるとどうでしょう。
定期的にブログを更新すれば、もしかすると定期的な閲覧ユーザーになってくれるかもしれません。
最終目的は「集客」ですが、その前にホームページを見てもらわないことには何も始まりません。
定期的にブログを書くことで、少しでも多くのエンドユーザーに自社を知ってもらうきっかけが増えます。
〈設計事務所版〉実例から見る効果的なブログを書くポイント7選
では、具体的にはどのようなポイントを押さえてブログを書けば良いのでしょうか?
ここでは、実例を交えて大切なコツを7つ紹介します。
① トピックスはリアリティのあるものを選ぶ
Googleが最も重要視しているのが、「ユーザーにとって有益な情報かどうか」という点です。
つまり、SEO対策として多くのユーザーが知りたい内容を盛り込むことで、検索時に上位表示される可能性が高まります。
そのため、業界のトレンドワードや最新ニュース、市場動向など、“旬”なキーワードを選んでみてください。
また、“現場に携わっているから分かる生の声”も重要です。
今やインターネットで何でも調べられる世の中ですが、現場にいるからこそ分かる情報は、まさに「ユーザーにとって有益な情報」と言えるでしょう。
② 写真・画像をつける
いくらユーザーに伝えたい強い思いがあったとしても、長い文章を書き連ねてもじっくり読んでもらえることは少ないでしょう。
特に、最近はSNSの影響で短文を見慣れている人が多いため、文字数が多いだけで倦厭されてしまう可能性もあります。
そのため、ブログを書く際には必ずアイキャッチとなる画像を貼り付けましょう。
ユーザーの目を引きつけるだけではなく、文章の内容を一目で推測してもらえる効果もあります。
ただし、設計事務所はデザインセンスも見られるため、画像の画質や構図にこだわることがポイント。
また、いくら更新頻度を上げたいからといって、フリー画像を多用するのもNGです。
オリジナリティがないと、SEO対策としてマイナス要素になりかねません。
現場の雰囲気が分かる写真や会社の日常風景が伝わる人間味がある写真、施工事例の裏側など、社風やお客様とのコミュニケーション風景が思い浮かぶ画像がベストです。
③ サイト全体の“世界観”を大切に
設計事務所の場合、特に気をつけなくてはいけないのが「世界観をこわさない」という点。
なぜなら、デザイン性やコンセプトが他社との差別化につながるからです。
ホームページの内容とは全く関係ないテーマや、物議を醸し出しそうなセンシティブ・ネガティブな話題について書きすぎると、逆にSEOを下げてしまう可能性もあります。
また、使う画像も施工事例のテイストとかけ離れているようでは、ユーザーがサイトを見た際の印象が雑然としてしまうでしょう。
サイトデザインに合うようなテーマや画像選びが肝心です。
④ スマホで読まれることを前提にする
総務省の調べによると、2020年における個人の年齢階層別インターネット利用率は、13歳~59歳までのすべての年齢層で90%を超えています。
その現状を踏まえて利用端末の種類を見てみると、やはり多くの方がスマートフォンを使用していることが分かります。
そのため、スマホユーザーが読みやすい体裁を整えておくことが必要です。
ポイントは主に6つあります。
- ・1文の長さが長くならないように意識し、接続詞を使い短文になるようにする
- ・グラフなどを用いる場合、文字や数字が見えにくくならないように気を付ける
- ・細かなデータなどを伝えたいときは、表などを用いてビジュアル的に分かるようにする
- ・用語解説など長文で難しいないようになる場合は、細かな説明を入れずに補足サイトのリンクを貼る
- ・行間を開けて文字が詰まらないようにする
- ・段落ごとに画像を入れるなど工夫する
スマホでブログを空き時間に読むユーザーにとって、ぱっと見で文字の塊が大きいだけで、読む気持ちをなくしてしまいかねません。
軽い印象になるように、文章や構成を意識してみましょう。
⑤ 手間をかけすぎない・継続することを最優先にする
ブログの効果を得るためには、何よりも継続することが欠かせません。
そのため、決して無理はせずに手間をあまりかけないことも重要です。
ただし、設計事務所はデザインや技術を売る業態であるため、低いクオリティでは逆効果になってしまう恐れもあります。
日頃よりブログのテーマがないか意識し、ストックしておくと良いでしょう。
また、業務内で感じたことを備忘録的にシェアするだけでも、設計事務所を探している人にとって興味深い内容となります。
⑥ “商売っ気”を出さない
ブログを書く目的は、ホームページの閲覧数を増やして集客に繋げることですが、読み手の立場になってみると、“商売っ気”が前面に出たブログを読んでどのように感じますか?
あまり読み進めたいとは思わないはずです。
自社のサービスを知ってもらうのは、ブログでユーザーの気持ちを掴んでから。
まずは、会社の雰囲気やスタッフの人柄を知ってもらうきっかけとして活用してみましょう。
⑦ コメント機能があるとさらに効果的
企業ホームページは、その目的上どうしても情報を一方的にユーザーへ伝える形になりがちです。
しかし、活発なコミュニティがサイト上で行われていると、SEOに効果があるとも言われています。
そのため、もし可能であれば是非ユーザーがコメントを書き込める機能を追加してみてください。
消費者の感想をタイムリーに知ることもできますし、「住まいに関するお悩み相談」などをすることもできます。
■まとめ|ブログでホームページの集客効果を高めましょう
ブログは、比較的手軽にホームページを定期更新する方法としておすすめです。
自社の雰囲気を伝えるためにも有効ですし、ユーザーの気になっているポイントに応えられるテーマを選べば、SEO対策としても効果が見込めます。
短い文章でもユーザーに有益となる情報を定期的に伝えることがポイント!
しかし、通常業務に追われてなかなか手がつけられないという方も少なくないでしょう。
そのような場合は、思い切ってプロにWEB運用を任せてみてください。
「本来の業務に追われてWEB運用にまで手が回らない」という方におすすめします。
ミライスタイルは建築業界専門のWEB制作・運用会社。
建築に特化することで業界のニーズに的確に対応し、集客できるホームページをご提供しています。
設計事務所・工務店のサポート事例も数多くございますので、独立や事務所の開業、集客のお悩みなどぜひお気軽にご相談ください。
全国からお申込みいただけるWEB個別診断もございます。
株式会社ミライスタイル
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