令和時代の住宅広告戦略|新聞チラシとホームページのバランスは?
新聞の発行部数が年々減少しチラシ広告からWEB広告への移行が進む令和時代、住宅広告略も変化を求められています。
すでにスタンダードになりつつあるホームページ集客をはじめ、YouTubeやSNSを活用した新しい広告手法を見かけることも増えてきました。
今回はこれからの住宅広告というテーマにスポットを当て、紙メディアとWEBの費用バランスなどの戦略を考えてみましょう。
後半はさまざまな住宅会社のWEB広告戦略の実例も紹介しますので、集客戦略の参考にしてみてください。
目次
■激変する令和の住宅広告業界
■新聞チラシとWEB広告のバランス配分はどうすべき?
■WEB住宅広告の種類
■住宅業界のWEB広告戦略実例
目次
■激変する令和の住宅広告業界
すでに多くの方が体感していると思いますが、ここ数年で住宅業界を取り巻く広告集客の手法は大きく変化しました。
変化の要因はいくつかありますが、戸建て住宅やマンション購入の主要顧客層である20~40代が新聞を購読しなくなったことは大きいといえるでしょう。
年代別の新聞閲読調査では40代が約80%と健闘しているものの、住宅業界がリーチすべき20~30代はかなり低い状況です。健康食品や日用品など高齢者向けの新聞チラシはまた効果がありそうですが、住宅広告の効果は年々下がってきています。上記のデータは2015年と少し古めなので、2021年現在はさらにパーセンテージが下がっているはずです。
逆にスマートフォンの普及により、インターネットの接触率は20~40代で9割を超えています。令和時代の住宅広告は、WEB経由でどのように集客できるかがカギとなってきます。
■新聞チラシとWEB広告のバランス配分はどうすべき?
・併用しつつバランスを変えていく
今まで新聞の折込チラシを扱っていてまだ集客につながっている場合、新聞広告をすぐに100%やめるわけにはいきませんよね。新聞広告は「いずれ集客効果がなくなるもの」ということを理解したうえで、WEB広告と併用しつつ徐々にバランスを変えていくのが良いでしょう。
WEB広告は仕掛けてすぐに結果が出るものではありません。新聞広告の効果がまだ残っているうちから取り組み、WEBの集客につながり出した時点で切り替えていくのがローリスクです。
・客層の違いを理解して使い分ける
新聞とWEB広告のユーザー層を理解し、住宅商品や規格の内容によって使い分けることも大切です。
例えば年齢層が高い新聞広告に、若年層向けの低価格マンションや建売住宅を訴求しても効果は少ないといえるでしょう。逆にバリアフリー対応の平屋住宅や介護付きマンションなど、老後を見据えた住宅商品の方が集客につながる可能性は高いです。
各メディアのユーザー層の違いを把握し、届けたいユーザーに的確な商品を訴求しましょう。
■WEB住宅広告の種類
・ホームページ
商材や強みに合わせて自由にカスタイマイズできる自社ホームページは、WEB広告のベースとなります。このあと取り上げるWEB広告に予算をかけても、受け皿となるホームページがないと集客するのは難しいでしょう。
すでにホームページがあっても、何年も更新せず放置していたり、魅力的なコンテンツが無かったりすると広告ツールとしての効果は望めません。逆にしっかりホームページを作り込んでユーザーに魅力を伝えることができれば、SEO対策と組み合わせて継続的な集客効果が期待できます。
最近はスマートフォンの使用率も高くなっているため、自社サイトをモバイル対応させることも大切です。
・リスティング広告
「地域名 × ハウスメーカー」など地域やユーザー層を絞りやすいリスティング広告は、うまく活用できれば即効性を出せるWEB広告手法と言えます。
ただしやみくもにKWを購入するだけでは、1クリック当たりの単価(CPC)がかさんでしまいます。
自社の強みや地域の特色、競合調査などさまざまなデータを集め、適切に運用できるノウハウが必要となります。
・住宅系ポータルサイト
スーモやライフルホームズといった大手ポータルサイトは決められたフォーマットがあるため、素早い出稿で集客を獲得しやすい方法です。定額掲載料方式と成果報酬方式があり、経営スタイルに合わせてコスト管理しやすいのも特徴です。
大手ならアクセスの母数が大きいため、実際の問い合わせにつながる確率も高くなります。
ただし競合との差別化ができないと、相見積もりの件数が増加して価格勝負になりやすい点はデメリット。
・SNS
FacebookやTwitterなどのSNSは、ユーザーが会社を見つけるきっかけになるだけでなく、フォロワーに対して定期的な情報発信できるツールとなります。
最近は特に施工事例との相性が良いInstagramの活用が増えています。自社ホームページと連携して、訪れたユーザーを囲い込むといった使い方も効果的ですね。
動画や写真などさまざまな広告も用意されているため、自社の強みに合わせたアプローチができます。
・YouTube
最近は住宅関係のYouTube動画や広告の活用事例も見かけることが多くなりました。
ホームページやブログと動画を連携したり、写真では伝わらないショールームや物件を紹介したり、活用方法もさまざまです。
ユーザーにとって興味のある動画を作成できればホームページの滞在時間を伸ばせるため、SEO対策としても効果が期待できます。
■住宅業界のWEB広告実例
最後にわたしたちミライスタイルがお手伝いした、さまざまな住宅業界のWEB広告運用実例をご紹介します。
【戸建て住宅】
クレアカーサ(日立リアルエステートパートナーズ)
日立グループとして、千葉県茂原市エリアを中心に注文住宅事業を展開するハウスメーカーのWEB活用実例です。メーカーのブランド力やデザインを活かし、幅広い住宅商品からユーザーが必要な情報にアクセスしやすいホームページを構築しました。
住宅コラムによるSEO対策やリスティング広告のWEB施策と、会報誌などの紙媒体施策を組み合わせアクセス数を伸ばしています。
魅力的なモデルハウスとの連携、動画コンテンツの活用など、新しい広告手法もどんどん取り入れています。
※広告実例の詳細⇒クレアカーサ(日立リアルエステートパートナーズ)
【不動産・マンション】
株式会社 アジア住販
茨城県で賃貸物件やマンション売買など不動産事業を展開する企業の、自社ホームページの活用実例です。トップページは複数条件の検索システムや新着物件など基本的な部分のほか、こだわり物件検索などオリジナルの機能も搭載。
新着情報のほか賃貸やマンション探しに役立つ豆知識も頻繁に更新し、WEB検索からの流入経路も確保しています。更新頻度を高めることで、定期的にユーザーがアクセスしてくれる確率を高めています。
フリーペーパーの発行や雑誌への掲載などの紙媒体も活用しつつ、電子書籍化などWEBメディアとも連携しました。
ほかにもたくさんの住宅広告運用実例を公開しています。こちらも併せてごらんください。
まとめ:時代に合わせた住宅広告戦略の構築を
目まぐるしくライフスタイルが変化している令和時代、住宅広告の正解は一つだけではありません。
WEB広告に力を入れつつ、新聞広告や雑誌など既存媒体との連携など新しい見せ方を模索し、効果的なマーケティングを行いましょう。
住宅・建築業界の広告運用はミライスタイルにご相談ください
わたしたちミライスタイルは、住宅販売からリフォーム、ゼネコンまで建築業界に特化した広告運用事業を行っています。
ホームページ制作やWEB広告の運用といった基本的なサービスから、写真・動画撮影など幅広いサポート内容をご用意しています。
多くの会社様をサポートして蓄積したノウハウを活用し広告活動をコンサルティングいたしますので、どのようなこともお気軽にご相談ください。
無料のオンライン個別相談も実施していますので、お気軽にお声かけください。
株式会社ミライスタイル
https://mirai-style.net/
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