工務店のブランディングが重要な理由|具体的な集客方法も
インターネットが普及し多くの競合と比較される現代、住宅業界でもブランディングの重要度が増しています。
今回は地域工務店のブランディングについて考え、具体的な集客方法なども詳しく解説します。
目次
■そもそもブランディングとは?
■工務店のブランディングが重要な理由
■工務店ブランディングの取り組み方
■工務店ブランディングからの集客方法
目次
■そもそもブランディングとは?
ブランディングとは、自社商品の独自性を高めて他社との差別化を図ることです。
アパレル業界なら「安い作業着やアウトドアウエアならワークマン」「手軽なカジュアルウエアはユニクロ」といった具合です。
こう聞くと大規模でコストが掛かるイメージがあるかもしれませんが、地域工務店でもブランディングすることは難しくありません。要は商圏内の競合と自社を差別化し、求めるユーザーに選んでもらえるようにするのが工務店ブランディングの目的です。
■工務店のブランディングが重要な理由
・多くの競合と比較される時代になった
現代は工務店をインターネットで探すのが当たり前になり、比較検討の数が増えたことで顧客のニーズにマッチした工務店を見つけやすくなりました。
逆に言えば、ブランディングができていない中途半端な状態では顧客に選んでもらえる可能性が低いということです。
ただ価格や高性能を訴求するだけでは、似たようなスペックの競合との価格競争に巻き込まれてしまいます。
しっかりブランディングし競合と差別化できれば、ライバルの数を減らし価格競争から抜けだすことにつながります。
・顧客のニーズが多様化している
たくさんの情報を得られるようになった現代では、住宅購入を検討する顧客のニーズも多様化しています。
これまでの常識だった結婚⇒出産⇒住宅購入というきっかけではなく、実現したい住環境やライフスタイルのために家を買う顧客が増えているのです。
こうした明確な目的を持った顧客には、ただ安くて良い家を作るだけでは選んでもらえません。
「遊べる庭」「テレワーク対応」など時代のニーズをキャッチアップし、自社の強みと掛け合わせて競合と差別化することが重要となります。
・従業員のモチベーションに関わる
工務店のブランド力は、従業員のモチベーションや応募者のクオリティにも大きく影響します。
家づくりの想いやコンセプトを共感できている従業員は仕事へのやりがいを感じやすく、高いパフォーマンスを発揮してくれます。うまくブランディングできている工務店はスタッフ同士の結束力も高く、離職率低下も期待できます。
求人についても、同じような待遇の工務店同士なら、ブランド力の高い方が応募者は集まりやすいでしょう。
■工務店ブランディングの取り組み方
・コンセプト/強みを見つける
工務店ブランディングで最初に取り組むべきは、自社ならではの強みや家づくりへの想いを明らかにすることです。コンセプトがはっきりしていないと、ブランディングの方向性を決めることができません。
工務店の強みを新しく構築するのは時間がかかりますので、まずは今までの経営で培ってきたノウハウを活かすことを考えましょう。
自社の強みが分からないときは、顧客アンケートや聞き取りで自社を選んでもらえた理由を洗い出してみると良いかもしれません。
価格・性能・安心感・スタッフの対応など、どんなこともブランディングの材料になり得ます。まずは思いつくポイントをザっとリストアップしてみましょう。
・ターゲットを明確にする
ある程度自社の強みやコンセプトの方向性が見えたら、誰にサービスを届けるのかを明確にしましょう。
前述したように顧客のニーズは多様化しているため、ある程度ターゲットを絞り込まないとブランドイメージがぼやけてしまいます。
これから子育てに臨む30代の夫婦と、子が巣立った後の50代夫婦では家づくりに求めることが違うはずです。
強みやコンセプトにマッチするターゲット像を絞り込み、強く刺さるブランドイメージを構築しましょう。
工務店のターゲット設定についてはこちらのコラムでも詳しく解説しています。
・写真素材のクオリティを上げる
WEB・紙媒体どちらのブランディングでも、施工事例やモデルハウスの写真素材クオリティを上げることはとても大切です。
どんなに素晴らしいコンセプトや家づくりへの想いがあっても、写真のクオリティが低いと顧客には伝わりません。
自社スタッフでクオリティの高い写真撮影が難しいなら、プロカメラマンへの依頼でグレードアップも検討しましょう。
モデルハウス・施工事例・スタッフなど、ホームページやパンフレット制作に必要になる写真素材をリストアップしてみてください。
・コンセプトに合ったデザインで伝える
ホームページや紙資料なども含め、一目でコンセプトが伝わるデザインで統一することも重要な取り組みの一つ。
デザインのクオリティを高めるのはもちろん、コンセプトにマッチさせることも大切です。
例えば若年夫婦をターゲットにした住宅商品に、高級感のあるデザインはミスマッチです。子育てやセンスのある家づくりを連想させるような、親しみのあるデザインの方がブランドイメージにマッチするでしょう。
・口コミや実績を積み上げる
施工実績や顧客からの口コミ積み上げは、競合他社がマネできない効果的なブランディング方法です。
ホームページやパンフレットの事例数が多ければ、それだけで競合との差別化になりユーザーの信頼を得ることができます。顧客の口コミやインタビューも併せて掲載できれば、施工・デザイン品質を担保してくれる有力な根拠となります。
実績や口コミ数を集めるには時間と手間がかかり、一朝一夕にできることではありません。しかしハードルが高いだけに、構築できれば競合と差別化する大きな財産になります。
■工務店ブランディングからの集客方法
せっかくブランディングしても、自社の存在をユーザーに伝えなければ集客はできません。
設定したターゲットに合わせて、適切な集客方法を活用しましょう。
・ホームページ
住宅業界における自社ホームページ経由の集客は、すべてのユーザーが対象と言って良いほどスタンダードなものです。
ホームページはSEO対策、リスティング広告などアクセスを増やす集客方法のほか、ほかの方法の受け皿となる性質も持っています。
逆に言えば、新聞チラシやSNSから流入したユーザーも、ホームページのクオリティが低いと離脱してしまう可能性があるということです。
ホームページを軸にさまざまな集客方法を連携し、それぞれの相乗効果を狙ってみましょう。
・SNS
FacebookやInstagramといったSNSも、ブランディング・集客に活用する工務店が増えています。
特に若い世代ではGoogle検索よりSNSを情報ソースにしているユーザーが増えており、工務店探しでも活用されているようです。
SNSは画像中心でコンセプトが伝わりやすく、ユーザーにフォローしてもらえればファン化することも可能です。最近はインスタライブでオンライン見学会を開催するといった集客手法も。
ホームページと連携してユーザーとの接触回数を増やす、メルマガのような活用方法もあります。
成果が出るまでは時間がかかりますが、無料で始められる取り組みなので積極的に活用すべきです。
・YouTube
テキスト・静止画よりイメージが伝わりやすい動画コンテンツも、工務店ブランディングでぜひ活用したい手法の一つ。
ルームツアー動画は写真では伝わらない雰囲気までつかみやすく、自社のコンセプトに共感したユーザーの集客が期待できます。
YouTube単体で再生回数を稼ぐのではなく、ホームページやSNSなどから動線を設け補完する活用方法がおすすめです。
・新聞チラシ
比較的年齢層の高いユーザーがターゲットなら、新聞チラシによるブランディング・集客もまだ効果は期待できます。
若い世代へのリーチは期待できませんが、高齢の方にとっては新聞チラシで定期的に見かける工務店への安心感は大きいものです。
ホームページとの連携などもしながら、商圏の特性やターゲットに合わせて活用してみましょう。
■まとめ
工務店もインターネットで探すのが常識になった現代は、自社の強みに合わせたブランディングが必要です。
競合としっかり差別化して価格競争を脱し、熱量の高いユーザーの獲得につなげましょう。
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