〈建築業界のSNS活用術〉インスタ集客に便利な機能やポイント・注意点を徹底解説
他の業種と比べても、最近までアナログ集客が深く根付いていた建築業界ですが、世の中の潮流を受け、SNSを活用した集客を行う会社が増えています。
それは大企業に限らず、工務店や設計事務所、不動産会社など中小規模の会社にまで広がっています。
しかし、「始めたいけどどうしたらいいか分からない」という方が大半でしょう。
そこで、今回は集客に適しているインスタグラムの活用について、詳しく解説します。
ポイントや注意点も紹介しますので、「新たなビジネスチャンスを掴みたい」「事業の幅を広げたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■インスタ(Instagram)の特徴は?
■インスタ集客に使える6つの機能
■建築業界でインスタ集客を取り入れる際の手順やポイントは?
■SNS集客はノウハウを知り尽くしたプロに任せるのがおすすめ
■ 画像選定や概要文作成など、集客効果を高めるためのコツや注意点があります。。
■ 私たち“ミライスタイル”が、建築業界専門のWEB運用会社として、専門知識を持ったスタッフがチームで御社をサポートします。
目次
■インスタ(Instagram)の特徴は?
SNSと聞くと、“若者だけのもの”と思われがちですが、最近は利用者の年齢層が拡大しています。
2022年に総務省が行った調査によると、60歳以上の方でも半数以上の方がSNSを利用しているという結果が出ているほどです。
中でも、インスタグラム(Instagram)ユーザーの年齢層は20〜40代が中心で、2023年2月には世界中で20億人を突破しました。
同じく人気の高いSNSとしてフェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)が知られていますが、それぞれ特徴は異なります。
インスタグラム(Instagram)
画像や動画を投稿するのに特化していて、ハッシュタグやジオタグを設定することで、その情報を求めているユーザーに直接情報を伝えることができます。
ビジュアル的要素が強いため、アカウントの世界観が重要です。
ユーザーは気に入った写真を“お気に入り”登録して集められるため、潜在顧客獲得にも有効的とされています。
フェイスブック(Facebook)
当初は若者ユーザーが多かったフェイスブックですが、現在は40代以上の利用者が多く、ターゲットを絞り込むための細かな設定ができる点が特徴です。
また、長文の投稿やURLリンクの貼り付けも可能です。
ツイッター(Twitter)
10〜20代の若年層ユーザーが多いSNSで、基本的には英字で280文字、日本語だと140文字以内の短文テキストで投稿します。
リツイート機能によってユーザーが気になった投稿を拡散できる点が特徴です。
作り込んだ情報というよりも、スピード感のあるこまめな情報が求められます。
インスタグラム最大の特徴は、やはりビジュアルで情報を伝えるという点。
集客においては、画像によりユーザーの購買意欲を掻き立てられるだけではなく、アカウント画面から自社ホームページやECサイトへ誘導できるため、製品やコンセプト、強みを視覚的に表現することができれば、大きな効果が得られます。
また、ユーザー側からも投稿にコメントを残したり、アカウントへ直接問い合わせたりできるため、コミュニケーションツールとしても活用できます。
最近は、若者を中心にGoogleやYahooなどの検索エンジンを使わずに、直接SNSへアクセスし知りたい情報を探す傾向が強く、今後はそれが他の年齢層ユーザーに広がる可能性は否めません。
そのため、自社ホームページのSEO対策と併せて、SNSの積極的な運用は集客をキープするために必要な作業と言えるでしょう。
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■インスタ集客に使える6つの機能
画像・動画投稿に特化し、多くの年代のユーザーへ情報を伝えることのできるインスタグラムですが、実は集客活用する際に便利な機能がいくつかあります。
では、それぞれ詳しく見てみましょう。
「メッセージ」
SNSの多くは、ユーザーからアカウントへ直接メッセージを送ることができます。
インスタグラムも例外ではありません。
ユーザー側から手軽に疑問などを問い合わせられ、アカウント側からもそれに対してダイレクトに回答できるのです。
投稿へのコメント機能も同じ使い方ができますが、そちらは他のユーザーからも見える状態になるため、より個人的な問い合わせをしたい場合はメッセージ機能が活用される場合がほとんどです。
「ハッシュタグ(#)」
ハッシュタグとは、キーワードの前に「#」を付け、投稿にタグ付けする機能です。
アカウントの垣根を超えて、投稿を種類別に分けられます。
ユーザーは同じキーワードでの投稿を検索し、アカウントを限定せずに知りたい情報を一覧で確認できるようになるのです。
例えば、「#マンションリノベーション」と投稿につけると、マンションリノベーションを検討してるユーザーに見られる可能性が高まります。
「ストーリー」
インスタグラムのストーリー機能とは、24時間限定で公開される短尺の投稿で、動画や画像、音楽にURLやハッシュタグなどを貼り付けられるだけではなく、アンケートフォームも添付できます。
ユーザーが気軽に流し見できるため、投稿とは別で投稿すれば、よりアカウントの閲覧数を伸ばせる可能性が高まるでしょう。
「リール」
リール機能とは、15秒から30秒の短尺な動画を投稿できる機能で、音楽やテキストをプラスして編集することも可能です。
ストーリー投稿との違いは、24時間で自動削除されず、ずっと残るという点。
動きのあるムービーで情報を提供できるため、モデルルームや施工事例の紹介や、スタッフ紹介、施工風景の様子をシェアするのに適しています。
文章では長くなってしまいそうな場合に、ぜひ活用してみてください。
「ジオタグ」
インスタグラムでは、ユーザーがハッシュタグ検索だけではなく位置検索をすることができます。
そのため、位置検索時に表示されるためには、投稿にジオタグ、いわゆる位置情報を付けなくてはいけません。
オフィスやモデルルーム、現場の所在地などを選べば、そのエリアで情報を探しているユーザーへ、自社を知ってもらえるきっかけになります。
「インスタライブ・IGTV」
インスタライブとは、アプリ内でライブ配信ができる機能で、ビデオカメラなど特別な機材は必要なく、スマホで行えます。
リアルタイムでユーザーとコミュニケーションを取れる点が魅力です。
現場見学会の様子などを配信すれば、現地へ行くことのできなかったユーザーへも様子を伝えられます。
ライブ配信の動画をアーカイブに残したい場合に便利なのが、IGTVです。
15分までの比較的長い動画を投稿できるため、ライブで見られなかったユーザーにもシェアできます。
専用アプリとの併用が必要ですが、フォロワー以外にもリーチできるため、ぜひ活用してみましょう。
■建築業界でインスタ集客を取り入れる際の手順やポイントは?
インスタグラムの活用は、もはやWEB集客において欠かせません。
自社ホームページの運用と併せて、ぜひ取り入れてみてください。
ただし、これから始める場合にはいくつかのコツを押さえる必要があります。
ぜひ、これから紹介するポイントや注意点を踏まえ、できるだけ大きな効果が得られるように取り組んでみてください。
その①“ビジネスアカウント”を開設する
インスタグラムのアカウントには、個人用・ビジネス用・クリエーター用と3種類あります。
その中でも、企業用に作られたのが「ビジネスアカウント」。
プロフィール欄に、「電話・メール・オフィスの位置(Google mapと連携)・予約」のボタンを配置できます。
まずは個人アカウントを作成し、設定からビジネスアカウントへ切り替えてみてください。
無料でアクセス分析ができたり、インスタグラムに広告を出稿することもできたりするため、より効果的な運用が可能となります。
ただし、ビジネスアカウントにするとユーザーを選択することはできず、いわゆる「非公開アカウント」の設定もできません。
そのため、フォロワーを選べない点はデメリットになる場合もあるでしょう。
その②“アカウントプロフィール”を作成する
インスタグラムのアカウント画面に、概要文を載せられます。
会社概要や事業内容などを盛り込んでプロフィールを作成することで、ユーザーがフォローするかどうかの判断材料にできます。
150以内と文字制限があるため、長々と書くのではなく、端的に分かりやすくすることがポイントです。
絵文字を使うこともできるため、社風に合わせてカラフルに仕上げても良いでしょう。
その③写真や画像を用意する・キャプションを考える
インスタグラムにおいては、写真・画像が会社の印象を大きく左右します。
そのため、統一感・世界観のあるものを用意しましょう。
ぜひ、画像の画素数やアングルなどにもこだわってみてください。
インスタグラムの場合は、画像のクオリティ次第でフォローされるかどうかや、保存されるかどうかが左右される傾向強いからです。
ユーザーに「フォローしたい」「画像保存して後で見返したい」と思わせることこそ“集客の第一歩”です。
フォロワーや保存ユーザーが増えると、アルゴリズムで非フォロワーの“おすすめ”に表示されやすくなります。
キャプション(説明文)も重要です。
インスタグラムの良さは、画像で簡潔に情報を得られる点なので、長々と文章を添えてしまうと、ユーザーの気持ちを削いでしまうかもしれません。
どうしても長文を載せたい場合には、文字を詰めすぎず行間を開けるなど工夫してください。
ただし、あくまでも表示されるのは文章の最初のみ。
伝えたいことを最初に書くことも重要です。
その④ハッシュタグ・ジオタグをつける
投稿を拡散させるために欠かせないのが、ハッシュタグ。
1投稿に30個まで付けられるので、ぜひ活用してみてください。
オリジナルで作ることもできますし、既存のハッシュタグを選ぶこともできます。
ポイントは、関連性の高いものから選ぶこと。
あまり関係のないものを付けても、効果が出ないだけではなく、ユーザーからの不信感に繋がります。
毎回の投稿で共通するハッシュタグは、固定で添付するのもポイントです。
大切なのは、適切なハッシュダグを定期的に使うこと。
ジオタグをもれなく設定すれば、地域属性で検索したユーザーにも情報を伝えられます。
そうすることで、フォロワーを増やすことができるだけではなく、ターゲットユーザーに会社の存在を知ってもらうきっかけになるため、将来の顧客を増やすことにつながります。
その⑤自社サイトや他のSNSへ誘導する
インスタグラムは、あくまでも会社やサービスの認知度を高めるためのツールなので、自社ホームページなどにフォロワーを誘導することが重要です。
他のSNSと連携させれば、投稿の露出がより増える可能性も高まります。
インスタライブをTikTokやYouTubeへアップするのも効果的です。
閲覧ユーザーを問い合わせや購買行動などへ違和感なく導くことがポイント。
ただし、投稿のキャプションにURLを記入しても、ワンクリックで飛ぶことはできません。
プロフィールへ自社ホームページや他SNSのリンクを貼り付けることを忘れないようにしてください。
ストーリーにはリンクボタンを設置することができますので、そちらを頻繁に投稿するのもおすすめです。
ストーリー配信と投稿の期間が空いてしまうと、インプレッションが下がり、フォロワー離脱につながってしまいます。
そのため、出来るだけ毎日投稿することを心がけてください。
その⑥フォロワーとのコミュニケーションを取る
インスタグラムを運用する際に、ついフォロワー数を気にしてしまいますが、大切なのは“コアファン”を作ることです。
数ではなく質を求めましょう。
そこでポイントとなるのが、フォロワーとのコミュニケーションです。
書き込まれたコメントには必ずお礼と返信をしてください。
また、メッセージが送られてきた場合も、速やかに返事をすることが重要です。
そのためには、毎日必ず通知をチェックしなくてはいけません。
その⑨インサイト分析を踏まえた対策をとる
インスタグラムのビジネスアカウントでは、各投稿に対して、下記の情報が確認できます。
- ・インプレッション数(表示回数)
- ・リーチ数(アカウントを見た人の数)
- ・フォロワーー数
- ・コメント数
- ・いいね!の数
- ・投稿が保存された数
- ・アカウント全体の投稿リーチ数(閲覧数)
- ・アカウント全体の投稿インプレッション数(表示回数)
- ・プロフィールへのアクセス数
- ・ウェブサイトクリック数
- ・フォロワーの増加数・年齢層・性別
- ・フォロワーの多い地域
- ・フォロワーの「Instagram平均滞在時間」・「アクティブな曜日」
これらは、効果的な集客を行うためにとても貴重な情報です。
自社のターゲットとずれている場合は、方針を変えなくてはいけないかもしれません。
せっかく運用するのですから、これらの情報を確認し、対策をとりましょう。
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■SNS集客はノウハウを知り尽くしたプロに任せるのがおすすめ
インスタグラムを初めとしたSNS運用は、集客においてもはや欠かせない要素です。
そのため、片手間ではなく取り組む必要があります。
しかし、通常業務に日々追われて、そこまで手が回らないという方も多いでしょう。
また、せっかくやるからには効果のある方法を取りたいと願う方も少なくないはずです。
そのような方は、思い切ってプロにSNS運用を任せてみませんか?
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